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三國のダマスカス  作者: 羽有ル蛇
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序章 ―北軍の進軍 8―

 戦闘が終わった頃、負傷した飯島が苦悶の表情のまま静かに息を取った…



 腎臓をやられたのか思いの外、出血が酷かった…橋本は飯島の見開かれたままの目を手で優しく閉じてやる。首に掛かったままの飯島のドグタグを引き千切り、飯島の弾薬を回収して携帯エンピで無言のまま、穴を掘り始めた。


班員達がそれに続く…




飯島をこの先連れてはいけない…




 かと言って放置する理由には出来ない…放置すれば動物や虫に食われてしまうだろう…今、自分達に出来る限りの精一杯…




橋本は念仏の様に「すまない」と言い続けた…



一掘り一掘りが辛い…



 手頃な木っ破を墓に建て、ドグタグを掛けた…

必ず迎えに戻ると誓い、三班は後にした…

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