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ステップ  作者: 鷹橋達也
4/26

Set!




「♪プルルルルルーー♪」


プラットフォームに発車のベルが鳴り響いた。



西村香織は階段を駆け登り、閉まりかけのドアに身体を滑り込ませた。

乗客の冷たい視線が突き刺さる。



「ハァ、ハァ、……。」


乱れた呼吸を整えようと、香織は荒い息を何度もしながら空いているシートに腰をおろした。



「お母さん……。」


搾り出したかすれ声と共に、香織は静かに目を閉じた。


香織はセーラー服の上にパーカーを羽織り、赤いショルダーバッグを肩に下げていた。



そしてその両手で薄茶色の封筒を大事そうに抱えていた。



「お母さん……。」



再びそう呟くと、香織は眠りの中に落ちていった……。




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