プロローグ
「はあ、、、やっぱ学校無理だな」
俺は中学校の帰り道、今日もクラスの輪に上手くはいれずにいた俺は、ため息を吐きながら歩いていた。
「中学校では友達沢山作りたかったのにもう無理そうだな」
小学校では一応友達が一人いたが、そいつは学校に来なくなって結局俺はボッチで学校を暮らしていた。
俺は図書館の近くに来た時に、足を止めた。図書館で勉強でもするか。
ああ、でもめんどくさいな。本読むか。
図書館に入り一冊の本を手に取った。モンスターや亜人が居る世界の話だ。
俺はその本を読み進めていく。
ひどい話だ、モンスターと人間が争って、みんなが血を流して死んでいる者もいる。
俺は本を読んでいると、眠くなっていた。
なんか眠いな、このまま三十分ぐらい寝よう。
意識が遠のいていく。
思いもしなかった、この後目が覚めたら異世界にいるなんて。
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ん?ここはどこだ。
目を覚ましたら、図書館に居たはずなのに、霧がかっかている草原のような場所にいだ。
「どうして俺はこんな所に居るんだ。さっきまで図書館の近くに居たはずじゃ」
そんなことを思いながら周りを歩いてここに何かないか探してみる。そうしているとドラゴンを発見した。
なぜここにドラゴンがいるんだ、ここは現実じゃないのか。
その時俺は、あの本が頭に浮かんだ。ここはあの本に出てくる場所のような所だ。
ドラゴンが俺の方に近づいてきている。
夢なら覚めてくれ、死んでしまう。もうそこまでドラゴンが来ている。
足が動かない。
俺は恐怖で足が動かなかった。
え、このまま死ぬの、まだ12年しか生きてないのに。まだ終わってないゲームあるのに。
もう駄目だ。ドラゴンが動かない俺を大きな口開いて食べようとしている。
「うあああああああああああ」
「シュパン!!」
俺が助けを求めて叫んだとき、何かがドラゴンの首が落とし、俺に大量の血がかかって、俺は尻もちをついた。
目を拭いて前を見たら、一人の女の人が立っていた。
軽い防具を着けていて、血がついた剣を持っている、薄い水色の髪のひとだ。
「大丈夫?」
「は、はい、あの…あなたは、ここはどこですか」
「私は騎士、ここは東の大草原、ここでドラゴンが出たって聞いてないの?」
「はあ」
助かった、どうやら、ここでドラゴンが出たといわれてたらしい。
だとすると、この人はドラゴンを倒すことができる、ドラゴンスレイヤーか。
じゃあここは異世界か?
「少年、家は?連れて行ってあげる」
困ったな、ここ多分異世界だし帰る家がない。
「どうしたの」
「ああ、いや…家無いんです。ついでに名前も」
名前はあるけど、新しい世界で生活するということで名前はないことにしておいた。
「そうなんだ。じゃあとりあえず私の家に来て」
そうして俺はドラゴンスレイヤーに拾われた。
初めまして、この作品を読んで頂きありがとうございます。初めて書くので文が下手ですが、よろしくお願いします。