前夜
「ああ、加藤一と鈴木拓郎の修理完了。全く、ホワイトのやつ全部俺に押し付けやがって。おかげで俺は徹夜だぜ。せめて夜食用に握り飯かカップ麺でも差し入れてくれればいいのに。気が利かねえな。さてと明日の朝までに残り二体。早く終わらせて寝よ」
「コツコツコツ」
「おっと、エネルギー源のコーヒーが無くなっちまった」
「ガサッ!」
「ん、誰だこの忙しい時に。差し入れだったらまだしもまた仕事だったら殴るぞ」
デビルは嫌々した顔で回転椅子ごと後ろに向いた。
「ん、何だお前か。なんか用か? 俺におやすみでもいいに来たのか、だったらついでにコーヒー入れてきてくれ。そしたらお前は早く戻って寝ろ、明日は忙しくなるぞ。ほら」
デビルが髑髏のマークが入ったマグカップを相手に渡したその時、
「グサッ」
という何かが刺さる音がした後にデビルの真っ白なT-シャツが赤く染まった。
「ウワァ! 何…しやがるてめえ…」
デビルが椅子から転げ落ちると共に持っていたマグカップがタイルに落ちた。マグカップは粉々に砕け、その破片に覆いかぶさるようにデビルが倒れた。
「任務、完了しました…」
今回は短いので二話連続で投稿させていただきます。




