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プロローグ
そこは元々はとても賑やかで色んな人が笑顔で光に満ち溢れている街。
その街の中心には鈴の塔があり、決まった時刻に透き通った綺麗な音色を街全体に響かせている。
その鈴の音は聞いた人の心を穏やかに、そして暖かくするのである。
街の人達はこんな幸せがずっと続くと思っていただろう。
、、幸せは、簡単に壊れてしまうものなのだ。
なんの拍子も無く、鈴の音が街に響かなくなった。
それからというもの、街の人達の心は荒れていき自ら命を絶つ者から奪う者、他にも沢山の人が溢れ、次第に笑顔が無くなり暗くなった。
ここから綴られるのは、そんな街の中で光を取り戻す為に立ち上がった者達のストーリーである。