シスコン兄貴と幼女な義妹～かわいいって言いすぎか！？俺～

「お前ってさ、シス———」

「シスコンで何が悪い。かわいいものをめでることに間違いはない」

そう、俺には義妹がいる。実を言うと一人っ子だったのだが、両親の死後母親に隠し子がいたことが発覚し、一緒に住むようになった。まぁ、ここまではありきたりといえばありきたりだな。
一緒に住むようになっていきなり打ち解けるなんて無理無理。お互いぎこちなくて、しかも親の死後ということで空気も重かった。
そんなある日、俺は、シスコンになった。
何を言っているかわからないと思うが、俺も分からない。ただわかることは、俺の忘れ物を持ってきてくれた義妹を見て萌えた。
それからだね。俺のシスコンは。直せって？そんなん無理無理。君たちも有栖のような天使を義妹にすればわかるさ。万に一つの確率にすがることだね。ふははは。
こほん。てなわけだ。ご理解いただけたかな？