『存在』という選択肢
1つの存在があった。
存在はある人間に選択肢を与えた。
右に『俺』がいる。
左に『僕』がいる。
前には『私』がいる。
後ろには『ボク』がいる。
人間は少し悩み、頷いた。
「『俺』はこの道を選ぶ」
この『男』は右の道に進んだ。
存在はもう一人選択肢を与えた。
その人間は戸惑ったように考え始めた。
しばらくして人間は口を開いた。
「『私』はこっちに行くわ」
この『女』は前に進んだ。
存在は二人の人間に同時に選択肢を与えた。
二人は楽しそうに話し合い笑い合った。
その後、話が落ち着いたのかしばらくの間静かになった。
「『僕』はこっちにいくよ」
「『ボク』はこっちにいく」
「また会おうね」
「うん、またね」
少年少女は道を違え、それぞれの道を歩き始めた。
それから存在は自身に選択肢を与えた。
存在は悩みに悩んだが、答えを出すことはできなかった。
ある時存在は考えることを止め、空を見上げた。
空には『わし』がいた。
存在は深く頷き立ち上がった。
「『わし』はわしの道を行こう」
こうして存在は『神』になった。
思い付いたので書きました。
何を書いているかわからないと思いますが、
私もわかりません(汗)
駄文お目汚ししましたm(_ _)m