第11話 波濤
皆さんお久です。久々なので至らない点もありますがご容赦です。
今日の部活はパート練で昨日とは違い、平和?というかんじであった。黒川先輩は……ま、いっか。
何やかんやで終礼となり、顧問の上総先生と副顧問の小野先生も同席している。まあ、珍しい。
「はい。みんな集まったかな。みんなにも昨日話した通り、自由曲を決めます。しかし上総先生との協議の下、候補曲を10曲挙げて多数決を取ります。どうかな?おもろいでしょ」
不敵な笑みを浮かべる小野先生が衝撃的な発言をする。なかなか思い切ったやつやな。
「上総先生からも一言どうぞ」
「課題曲は2番のマーチを選ぶ。自由曲は以下の通りだ。オーディションは来月の頭に行う。オーディションに落ちた者はフリーの部に出てもらう。以上」
マジかよ。恐ろしいな。自由曲は廊下に掲示されていたが正直目を疑った。高難易度すぎやろうが?は?
~全日本吹奏楽コンクール自由曲候補~
○組曲「惑星」より
Ⅰ,火星~戦争をもたらす者
作曲:G.ホルスト
編曲:建部知弘
○「スペイン狂詩曲」より
Ⅰ,夜への前奏曲 Ⅳ,祭り
作曲:M. ラヴェル
編曲:仲田守
○歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
作曲:P.マスカーニ
編曲:宍倉晃
○レオナルド
作曲:O.M.シュワルツ
○「交響曲第3番」より
Ⅱ,スケルツォ Ⅲ,メスト Ⅳ,フィナーレ
作曲:J.バーンズ
○楓葉の舞
作曲:長生淳
○ウィンドオーケストラのためのナイトフォニー
作曲:高昌帥
○シンフォニエッタ第4番「憶いの刻」
作曲:福島弘和
○残酷メアリー
作曲:田村文生
○吹奏楽のための交響詩「夜明けを駆ける幻影」
作曲:内藤友樹
「知らない曲ばっかりだね。凌は知ってるの?」
「まあ、大体は」
大体は知っているが……癖強すぎだろ!やべーのと捨て案だらけの混ぜるな危険ってやつやないか(自分でも何言ってるかわからん)。めっちゃ波乱の予感がしたのは言うまでもないであろう。
家に帰って参考音源を聞き漁りまくったが俺としてのヒットはメアリーと火星かな。めっちゃ物騒なタイトルで笑うけど。前から手掛けている吹奏楽編曲ももしかしたら来年の自由曲候補として挙げられたらいいなー。里香に良いところを見せられるかもと思うと口元がにやついて止まらなかった。
自由曲候補は全部思い入れのある曲たちです。スペインとバーンズはやったことありますがなかなか難しく頭を抱えながらやった記憶があります。
やっぱ吹奏楽は青春の一部でしたね(笑)。




