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第10話 行進曲「遥か彼方へ」

今回は頑張りました(何にだよとツッコミを入れられてしまいそう……)。

 ついに週末となり、今日が高校生としては初めてとなる合奏だ。部室に入ると打楽器パートには2年の黒木先輩しかいないな。


「凌くんやっほー!おはよう」

 朝から陽キャ感丸出しの先輩だが意外と嫌いではない。陽キャの園で慣れたからか?


「おはようございます、黒木先輩。何かご機嫌ですなー笑」


「え?凌くんも思う?」


「はい。どこか……楽しそうなかんじですね」


「凌くん……?」


「はい?」


「誰にも言わない?」


「はい?言わない……と思いますよ?」


 何なんだよこの茶番。黒木先輩は俺の耳元で囁く。めっちゃええ香りやん(セクハラです)。


「凌くん……」


「はい?」


「私ね……」


「はい?」


「私ね……ができたの……」


「へ?」


「だから……しができたの……」


 全く聞き取れないな。顔もめっちゃ赤い。言わんとしてるかことは理解したのでおちょくるか。先輩可愛ええし笑(何だこいつ……)。


「くーろかわせーんぱい?なーにができーたんですか?」


 何だこの聞き方。我ながらキモいの一言に尽きる。ついに決心したのか大声でそれを言うが運悪く佐倉先輩が来た。


「私ね……」


「おはー。佐倉パートリーダー様だよ!ひれ伏したまえ諸君!」


「初めて彼氏ができたの‼️」

「は?」


「「あ……あ……」」


「あーれ?はるのん(黒木晴乃先輩)?」


「いっつのまえにできとったんやか!?」


 速報:佐倉先輩壊れる。


「おはようございます!……へ?えー!おー!」


 速報:里香壊れる。


「先輩泣かないでくださいよ……」


「そりゃ大声出せばね……笑」


「私は凌くんにしか言うつもりなかったのに……」


「凌くんのいじわる……」


「へ?俺が悪いんですか?」


「「いーけないなーいけないなー」」


「ごめんなさい……」


 誠に不本意ながら謝罪した。俺が悪いんですか?……はいはい、すんません。黒木先輩おめでとう❗️


 朝から一山登った気分である。普段からパート練習でも使用されている大会議室で合奏となる。打楽器は2・3年の先輩も今日は合奏らしく、古い楽器や使わない小物を使うこととなった。そういえばフリーの部の練習は大会議室で行うと泣き止んだ黒木先輩は言っていた。


 大会議室で打楽器のセッティングが終わる頃には他の楽器の1年も入ってきた。「案外人も多いね」と里香が言うように20人ぐらいは1年だけでもいる。あ、指揮者の先生が来たが見慣れない人だ。


「1年のみんなは初めましてかな?副顧問の小野(おの) 晋一(しんいち)と言います。晋ちゃん先生とでも呼んでおくれな。2年の担任で地歴教科を教えています。フリーの部に出る人は僕が指揮を振るのでよろしく!」

 爽やかな好青年だ。イケメンくんやん。里香も隣で「ああいう人タイプかもー」と言っている。涙が出てくる……。とほほ……。


「はい。それじゃあ自己紹介を終えたとこだし、いつも風 巡り会う空……だったかな。この曲は爽やかにいくよ!1回通します」

 初見合奏だったが、さすが高校生。案外ばらけんし、中学んときの爺さん先生よりも晋ちゃん先生は分かりやすく的確な指揮だ。


 昼休憩では晋ちゃん先生も加わり円になって昼メシを食った。何か青春やな。


 17時に合奏が終わった。部室で全学年集まると人が多いな。今年の自由曲が決まったらしく明日発表となる。








 その後上総先生に呼ばれ手直しした「軽騎兵」を見せると喜ばれた。気に入られたのかな……?


県立伯耆高校の自由曲はこういうのが良い!などのリクエストをお待ちしています!作者はオケ編曲ばかり自由曲をやっていましたが、普段の演奏会では吹奏楽オリジナルもやっていたのでどちらも大好物です!

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