息子の素朴な疑問に答える父親
こんなノリが良い子供が欲しい
誤字報告本当に感謝です
「ねぇねぇお父さんお父さん、サンタさんって本当に居るの?」
「居るさ、ここに一人な!」
「ヒューッ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、赤ちゃんはどうやったら出来るの?」
「水35L 炭素20kg アンモニア4L 石灰1.5kg リン400g 塩分250g 硝石100g 硫黄80g フッ素1.5g 鉄5g ケイ素3g その他少量の15の元素」
「畜生ぉ、持ってかれた!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、僕ね、将来○○ちゃん(幼馴染みの女の子)と結婚する(笑顔)」
「結婚するだって!……お前に未来の何が分かるんだ!お前みたいな子供に!」
「失っても失っても 生きていくしかないです どんなに打ちのめされようとも」
「ねぇねぇお父さんお父さん、お母さんが今日は外食しようって言ってたよ」
「四十秒で支度しな!遅れるようなら置いてくよ!」
「ラピュタは本当にあったんだ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんでレンジでチンしたらご飯は熱くなるの?」
「エッチな妄想をするとチンは熱く…」
「言わせねーよ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで冷蔵庫は冷たくなるの?」
「お母さんを怒らせると背筋が寒くなるだろ?あの原理を応用しているんだ」
「そんな原理ってあるの!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんでみんな傘ばっかりで、雨ガッパを持ってる人少ないの?」
「雨ガッパだと、アバンストラッシュや鬼滅が出来ないからな」
「ドラゴニックオーラ全開!水の呼吸!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで勉強しなきゃいけないの?」
「俺がお前の学費を払っているからだ」
「世知辛い!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで宿題とかあるの?学校で勉強してるのに、なんで家でもしなきゃならないの?」
「え?お前……学校で、真面目に勉強してたのか?」
「…………学校って楽しいよね、みんなと遊べて!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで太陽は眩しいの?」
「ガイアが俺にもっと輝けと言っているからだ」
「正気に戻ってお父さん、誰もそんなこと言ってないよ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで海はしょっぱいの?」
「46億年前に地球が誕生してから、今まで多くの涙が流れた」
「地球の七割は涙だった!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで空は青いの」
「ド○えもんも元々は黄色だっただろ」
「メッキが剥げたの!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、コンドームって何?」
「……当たり付きの風船」
「なんで僕を見ながら言ったの!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、どうやってお母さんと結婚したの?」
「俺の歌を聞かせれば簡単な事だったさ、二つのハートをクロスさせるなんてな」
「突撃ラブハート!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、お母さんにどんなプロポーズしたの?」
「え?それ聞いちゃう?聞きたいのか?ならお母さんを交えて、交際を始めた所から二十四時間トークショーが始まるけど、絶対に寝るなよ!」
「サーセンした!自分が浅はかだったので、それだけは勘弁して下さい!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんでクーラーは部屋の中にしかないの?外にもあったら涼しいのに」
「バカ野郎!そんな事をしたら薄着の女性が減るだろうが!」
「今の言葉、お母さんに言いつけるね」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんでテレビは夜中にアニメをやってるの?」
「あの時間は、俺とお母さんがイチャイチャチュッチュする時間だからな、間違っても子供が乱入しないようにアニメを流してるんだ」
「聞きとうなかった、そんな事実」
「ねぇねぇお父さんお父さん、ご飯なんか要らないからお菓子をもっと食べたい!」
「お菓子ばっかり食べてると、二十代でキラに殺されるぞ」
「新世界の神になる!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんでピーマンを食べなきゃいけないの?」
「ピーマン体操でアイドルを目指してもらうためだ」
「アンタの推しの子になってやる!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、もしかしてニンジンもアイドルにする為に食べさせてるの?」
「そ、そんな事はないぞ!ランカの歌はマイナーだからな、普通に栄養あるから食べろと言っているだけだ」
「マクロスFに謝れ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで夜にお酒飲むの?」
「あれは俺が飲んでるんじゃない、俺が酒に飲まれてるんだ!」
「自信満々にダメ人間発言は止めて!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、僕もお酒飲んでみたい」
「へい、おまち」
「おっ大将、この鮭は脂が乗ってうまいねー」
「ねぇねぇお父さんお父さん、僕もユーチューバーになりたい」
「ならホットサンドメーカーでつまみを作るから、撮ってみろ」
「肉を焼いてハイボールを極めるだけ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、Vチューバーって、僕にもなれるかな?」
「なれねーよ、なれても再生回数30回の底辺だな」
「淡々と世の無常を突き付けないで!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、UFOって見たことある?」
「ああ、あれか、あの系統は胸焼けするから好きじゃないんだが……ほら、作ってやったから食え」
「お父さん、これはペヤ○グだよ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、宇宙人って本当に居るの?」
「ほら、扇風機」
「ワレワレハ ウチュウジン ダ」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで今日は右と左で違う柄の靴下を履いているの?」
「馬鹿な……俺は今朝、確かに一つに丸められた靴下を履いたはず……ドドドドドドドドドドドド」
「気を付けろ、スタンド攻撃を受けているっ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、僕も剣道を習ったら強くなれるかな?」
「なれるぞ!ルールがあるとはいえ人と戦う経験が積めるんだ、喧嘩をしたことがない一般人より、百倍強くなれる………………ただし、鬼滅の呼吸とかは覚えられないけどな」
「嘘だと言ってよバニィ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、僕もスタンド能力や鬼滅な呼吸が欲しい!」
「そういう中二病能力は、中学生になったら使えるようになるから期待してろ……ぶふっ!今から撮影の準備しておこう、結婚式で上映してやるからな」(爆笑)
「……理由は分からないけど、今すぐ親子の縁を切れって本能が囁いている」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで時計は十二時まであるの?十時の方が分かりやすいのに」
「十時より十二時の方が、二時間長く遊べるだろ」
「もっと伸ばしてよ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんでお刺身にワサビつけて食べるの?あれ美味しくないよー」
「ワサビすら食べられないとは情けない、侯爵家の嫡男として恥ずかしくないのか!」
「僕んち一般市民だよ!返答に困る無茶振りは止めて!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、このお刺身は何の魚か分かる?」
「ふっ、その程度ならお父さんくらいの食通になると食べたら分かるぞ、これは大葉、これは大根、これはワサビ」
「魚を食べてよ!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで赤信号は止まれなの?」
「昔は白だったんだが、信号無視した輩の血で赤く染まってな」
「唐突なホラーは止めて!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なら青信号や黄色信号も、元々は違う色だったの?」
「……それを聞くのか?勇気あるな、お父さんはそれを聞いて夜にトイレ行けなくなったんだぞ」
「ごめんなさい聞きたくない、絶対に聞きたくない!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、なんで自動ドアは勝手に開くの?」
「勝手にって、そんなの死霊が……まさか見えていないのか……なら教えるよりも……自動ドアだったな、あれは科学の力で開いているんだ」
「本当に科学なの!科学の力なんだよね!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、お父さんは夜中に金縛りにあった事ある?」
「ああ、あるぞ…………推しのVチューバーにスパチャ投げてる所をお母さんに見られてな……」
「くそぅ、まさかここで冷蔵庫の原理を体感するとは思わなかった!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、人って死んだらどうなるの?」
「最近は、ゲームの世界や異世界に転生する人が多いな」
「最近ってなに!」
「ねぇねぇお父さんお父さん、明日もいっぱい質問していい?」
「いいぞ、子供をからかうのは面白いからな」
「少しはオブラードに包んでよ!」
刺し身の話は、飲み会の時に友達がやって笑った行動です。咄嗟にこんな事が出来るなんてと、感心しました