第六話 親父狩り
シューティングレンジの帰り道の田中は3人組の若者に絡まれる。
その時現れたのは。
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「おい、そこのおっさん。ここを通るなら、金をおいていけよ。」
いかにもなヤンキー風の背の高い少年が田中に言いがかりをつけてきた。
取り巻きの仲間たちが3人、みな鼻で薄ら笑いしていやがる。
(おいおい、今時親父狩りかよ。ついてねえな、まったく。)田中は内心、独り愚痴る。
いつもなら、体力に自信のない田中は、大人しく財布に入っている漱石の数枚を差し出すところだ。
だけど、今の田中は違う。田中の肩にかけているバックには、MARAUDERが一丁入っている。
「いやー、ここって公道でしょ。なんでお兄さんたちにお金を払わなくちゃいけないのかな?」
「おいおい、強がってんじゃねえよ。キモオタが減らず口叩いてんじゃねえよ。別にさ。お前を痛めつけようってわけじゃねえんだよ。ちょっとカンパしてほしいって、頼んでいるだけなんだからさ。」
取り巻きの仲間たちは声を上げてゲラゲラと笑い始めた。
田中は、ゆっくりショルダーバックを路上に置くと、バックの中に手を入れてSTI2011を掴もうとする。
「お、おっさん。バックの中に大金でも入っていんのかよ。なかなか物わかりの良い奴じゃねえか。」
「そうだな。大事なものが入っているな。ただそれは大金っていうより、これだけどな。」
田中は、MARAUDERを握って構える。
「は!?なにそれ?モデルガン?ちょー受けるんだけど。」
長身の男は腹を抱えて笑い出した。
(このままこいつを撃ち殺してやりたいが、これはモデルガンじゃなくて、実銃だ。しかも、 実弾が入っている。この距離で撃ったら即死だろう。)
「で、この後どうなんだよ、おっさん?サバゲーごっこでもし始めるのか。」
(確かに、素人というか、日本人なら、誰でも同じような反応を示すだろう。まさか日本の、しかも秋葉原みたいな繁華街の路上裏で実銃が出てくるなんて考えている奴はいやしない。)
どうしたものかと田中が思案していると、長身の男は銃口まで迫ってくると同時に、田中の袖口を掴み上げた。
「もうゲーム終了。早く金出せよ、こら。」
セーフティを外そうかと田中が一瞬指先を動かそうとした瞬間。
「キエーイ!」
という大声が轟く。
何事かとその場にいた全員が声の方向に視線を移すと、
四十代半ばぐらいの小柄なおっさんが、長身の男に向かって日本刀を振り下ろしてきた。
ズバッ。
一瞬の出来事だった。
長身の若者は頭からちょうど真っ二つに切られていた。
「ひ、人殺しぃぃ。」
取り巻きの仲間たちは絶叫して、逃げ出そうとする。
しゃがみ込んでいた1人が立ち上がろうとした途端、小柄なおっさんは、二の手を振りかざす。
「胴ぅ!」
日本刀が若者の腹を真っ二つに切り裂いた。血吹雪が逆流した噴水のようにドバドバとあふれ出す。
そして、残る2人へ向かっても、同じように刀を頭上に振り降ろし、撫切りにしてしまった。
(血の海だ)田中は身動き一つ出来ない。体は硬直している。
「大丈夫だったかね、君?」
秋山は田中の方を向きながら、刀に付いた血糊を白い布巾のようなもので拭っている。3人も惨殺しておいて、まるで落とし物でも拾って渡すかのように感じられるほど冷静な態度。その小柄な体躯と相反した異様さに戦慄する。
「だ、大丈夫、というか。。。」
田中は返答に窮する。一歩間違えたら自分もそこに転がっている血達磨の仲間入りになりかねない。
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