第五話 Through the Looking Glass
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私の名前は、高木亜由美。
みんなには「Ayu」って呼ばれている。
もちろん、小さい頃は単純に亜由美だから「あゆ」と呼ばれていたが、
今は少し事情が違う。
最近AKBやらNKBやら乃木坂48だとかいろいろなアイドルユニットが出ているが、
その中の一つの神楽坂48というアイドルユニットのAyuと言う子と私が似ていると評判で、みんながそう呼ぶのだ。
悪い気はしない。
元々私は学校のクラスでもスクールカーストの上位。
イケてる女子だったのだ。
大阪の九条南というところで生まれ育って、
大学進学と同時に東京にやってきた。
松島新地のお姉さんたちに笑顔で
「東京で頑張ってきなさいよ!」
と励まされたのが今では懐かしい。
大阪は嫌いじゃなかったが、やっぱり東京への憧れは捨てきれない。
それで、親に地元の国立大学へ進学しろと言われるのを押し切って、
早稲田大学の文学部に入学した。
小さい頃から私は本が大好きで、
どうせ東京の大学に入るならと思って、文学部を選択した。
大阪で生まれ育った女というと、東京ではどうも気が強い女に見られがちだが、
私はそんな態度は臆面にも出さず、
女子大生ライフを満喫していた。
特にクラブが好きで六本木界隈のクラブに週末はよく出入りしている。
突然、スマホが鳴る。
大学の同級生の美香からLINEが来た。
-Ayu、今日の合コン忘れてないよね?夜七時に渋谷のモヤイ像前で待ち合わせだよ。私の友達にスゴイ可愛い子がいるからって先方に触れ込んでいるのに、ちゃんとオシャレしてきてね。まあ、Ayuは何着ても可愛いんだろうけどさw-
そうだ。今日は友達の美香から前から誘われていた合コンがあるんだっけか。
確かに今は彼氏がいるわけじゃないけれど、別に男に困っているわけじゃないし、折角の土曜日の夜に面倒くさいな、と思いつつ、今日何着ていこうかな、と悩む。
普段大学に行くときは、安めのCECIL McBEE辺りを着ているのだけど、
安っぽい女に見られたくはないしな。
偶にはミュウミュウのミニのワンピースでも着ていこうかな。
今日はまだ暑いし、ミニも変じゃないだろう。
髪型はどうしようかな?と姿見を覗きこんだら、
「うわぁ。なにそれ。」
妖精みたいなのが鏡の中にいる。
いや、私が妖精みたいに見えるわけじゃない。
本当に鏡の中に妖精みたいなのがいるんだ。
といっても、私は妖精がどんなものかなんて知りはしないけれど、
なんとなく、絵本や童話、小説の挿絵に出てきそうな、いかにもなルックスなので、多分妖精で間違えないと思う。
「初めまして。高木様。本日も美しいですね。」
なにこれ?鏡よ鏡、みたいな感じ?
「本日は、貴方様にとっておきの贈り物をお渡ししようと思って訪れました。」
贈り物?っていうか、鏡の中から次元を超えて何かモノでも出せるのだろうか。
「それは、相手の心の裡を読む力で御座います。」
「なにそれ?テレパスみたいなもの?あの映画とか出てくるテレパシーっていうやつ?」
「はい。左様でございます。貴方様はこれから貴方様が心の中を読みたいと思った相手の内心を読み取ることができます。そこに嘘偽りはございません。」
「へー。そんな能力本当にあるんだ。っていうか、鏡の中からどうやって私に話しかけているわけ?」
「流石は高木様。これが既にテレパシー能力でございます。」
って、こんな妖精さんみたいなのと会話しちゃってるけど、私少し頭どうかしちゃったのかな、幻覚?幻聴?変な薬なんてしていないけど。
「ご安心ください。ご不安に思われるのも当然です。ただ、この後外に出て、貴方様が覗きたいと思った人間を強く念じてみてくださいませ。すると、相手が今何を考えているか、このように口に出さずとも理解できます。」
「は、はい。」
私が返事をするのと同時に妖精みたいなのは鏡から消えて行った。
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