青春「仲良し」
高校に通う目的とは??
夢を追う2人の夢とは??
こんにちは、はじめまして。
俺は、16歳の男子高校生で、垣鍔良介と
言います。
一応、主人公ですので、よろしくお願いします。
良介だが、大人しくて、コミュニケーションが上手く行かなくて、
か弱い男子高生です。
これは一部を記録した物語である。
良介は、2005年4月6日に、※紫龍高校を入学することに
なりました。《※実際にはそんな高校は存在しないです》
紫龍高校は誰でも入れるところだと聞かされて、良介は面接を通して、
憧れの紫龍高校に入学することが出来ました。
入学したって言ったって、紫龍高校は私立の高校なのです。
紫龍中学からそのまま良介は上がってきたそうですよ。
中等部を卒業して、やっと高等部まで上昇ができた良介だが…。
古びた校舎に、開かずの窓ガラスを見ると、相当ヤバイ感じがする。
この殺風景とした空気が、良介の未来を大きく変えていくのであった。
はじめての高校生活に良介は戸惑いを隠せなかった。
知らない中学校から入学した人たちばかりで、どうしようもない
良介の姿があった。
入学して約1ヶ月が経ち、良介は、この紫龍高校にずっと通い続けて
いた。
ある不思議な出来事に出遭ってしまう。
5月15日、各学級で一斉にテストが行われた。
良介は試験最中だってのに、下を向いたり、あちこち気にしながら、
テストを取り組むのである。
隣の席に座っていた、少年、各務竜也である。
竜也は沈黙していたが、良介は竜也の行動が気になって仕方がない。
竜也は制服着ていたのに、ズボンが少し半履きの状態です。
良介は違和感を感じていたらしい。
良介はキョトンとした顔で、答案用紙には空白でテストの時間を
終えたのでした。
テスト時間が終わると、竜也が休み時間に良介を呼びました。
良介は必死に謝りました。
何が何だか訳が分からなくなりました。
竜也が、「良介君、何で謝ってるんだい?」と優しい言葉で
接してくれました。
てっきりいじめられるんじゃないかと思ってました。
良介はこの時気付いたのか、優しい竜也の言葉が印象的に
光りました。
‥その時はよっぽど悔しかったんだろうな‥
竜也のせいで良介はテストがだめになったとは言えなかっただろう。
そして二人は友達同士になりました。
それから毎日のように、竜也からの電話が鳴りました。
「こんにちはー、良介君いますか?」って親が出ると、
親も嬉しそうに良介を見つめるのでした。
良介が竜也と親友と言う関係になり、一緒に紫龍高校へ
通い始めました。
お出かけする日も、外出する日も、竜也と一緒で会話が弾みました。
同じ共通点があったのです。
それはサッカーすることでした。
良介は高校からサッカー部に所属し、1ヶ月が経ち、
竜也も一緒にサッカー部に入門してくれました。
サッカーが好きな良介は、竜也にとことん基礎や応用を
教えてあげました。
オフサイドのルールが知らない竜也にとっては、
良介のことを非常に信頼していました。
2人は仲良い関係のまま、高校生活2年目を迎えることに
なりました。
しかし、2005年9月に、竜也が事故を起こしていました。
秋空が入った季節に、強風がやってきました。
良介は乾かない涙を拭うと、またポロポロと涙が止まらない
みたいです。
良介は思い悩みました。
誰も相談できないと感じた良介は、竜也の分まで頑張ろうとする
決意を抱きます。
部活動や、学級の想いを綴りました。
‥ 人生は、 波 あり 。 谷 あり 。 ‥
2005年3月、竜也が退院した後は、二人で一緒に卒業することを
誓約し、それまで良介は竜也の分の補習を手伝ってあげていた。
‥ 2005年9月~2007年3月までの記録のこと。 ‥
良介が竜也にはじめて病院を訪問した時、良介の涙がひとまず
止まり、竜也の涙が逆に溢れ出るのです。
竜也が入院中は、いつも同じ屋上で、いつも同じ病棟で
出逢っていたから。
それは良介が毎日の如く、見舞いに行っていたからなのです。
それがあってからか、竜也と良介の親密関係は、永遠に続いて
いくものでした。
2006年3月まで、病院で勉強や補習、テストなどをしていたらしい。
それで何とか2005年度の卒業はできた。
部活動は全然やることさえできなかった悔しさがあり、
竜也は良介が、「地区大会優勝したよ」と言う報告の嬉しさで
体で感じながら、竜也の心を時めかせるのである。
‥ そして、2007年3月。 ‥
無事、二人は紫龍高校卒業した。
竜也と良介は同じ進路を歩み始めるのです。
就職する道までもが同じだった。
‥ 職業、職種は、 介護士 さん。 ‥
俺たちは、「人の 助けを していきたい」
面接で誓った。
そして、二人とも共に、その場で採用された。
事故に遭った竜也が、竜也を考える良介、
二人のお互いの気持ちは一致した。
‥ あれから、2年が経過 ‥
二人は20歳を迎えた。
竜也は、西地区の出身で、良介は、北地区の出身です。
だから成人式はそれぞれ自分の出身地で行った。
竜也が西地区代表として、こう言いました。
「僕は、この町が大好きです。
おじいちゃん、おばあちゃんたち、僕たちを
応援よろしくお願いします。」
一方、良介の北地区代表として、こう言いました。
「僕は、大人しい性格でした。
でも、ある人と友達になれたことで、
介護の職業に就くことができました。
ありがとうございました。」
それぞれ祝辞の挨拶をしたみたいだ。
‥ 2009年6月の介護研修生として ‥
龍医老人ホームで働く竜也と良介は、
母校を訪れました。
紫龍高校の教室だ。
「懐かしい~」
悦ぶ二人であった。
私立校への誇りを誓った。
良介「俺は、この高校で竜也と知り合ったんだよな。
だって俺なんてこの高校で、竜也とはいい思い出になった。
竜也のおかげで俺は変われたんだよな」
竜也が大袈裟に笑った。
ずっと思ってたのだが、人は見た目で判断しちゃいけないって
ことなんだ。
竜也が半履きのズボンだろうが、不良だとは限らない。
竜也はそういうファッションセンスの好きな子で、
俺はまだ人を観察する能力が乏しいだけなのだろうか…
きっと、二人に未来、転機が訪れるはず…
誰かの元へ届いてるはず…
1982年5月、岐阜の生まれ。上原碧桜。
短編小説、詩などをWordなどで作成し、小説のファイルとして作成し続けている。
パソコンと、私生活を合わせたものが、短編小説として登場します。
「快速名古屋行きは永遠に」、「オリンピックの卵?猛烈な姉妹」、「明日のユリナ」を
代表作として書き込んでいる。