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隣人さんは

お久しぶりです


最後まで読んで頂ければ幸いです。

それではお楽しみ下さい。

「じゃー六道の席は九重のとなりなー」


「はい、わかりました」


六道さんはそのまま僕の隣の席までやってきて、



「よろしくね、九重君。」



そう言って、頭を下げた。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「それじゃ、改めて。

はじめまして、九重 静です。」


「こちらこそはじめまして、六道

忍です。

…あ、九重君、貴方が九重君なのね」


「そうだけど、どうかしたの?」

もしかすると、僕のこのモヤモヤが解決するのだろうか?


「昨日、お姉ちゃんと会わなかった?

六道ひかる。私のお姉ちゃんなの」


…なんと。

そういうことか、それならあの場所で会ったのも納得だ。家が近いのだろうか。

確かに良く見ると目の辺りがそっくりだ。

「会ったよ。僕が図書館に行く時に後ろに歩いていたんだ。

お姉さんだったのか…可愛らしい人だね」


「あら、九重君、お姉ちゃんに伝えておく」


「え、ちょっ、そんな変なこと言ったかな…?」


「ううん、喜ぶと思う。お姉ちゃん、なんだか昨日は上機嫌だったから。」


「え?」


「親切な人にね、助けてもらっちゃったって」


「いや、僕が通ったのは偶然だったから。

失礼だけど、お姉さん、目が悪いの?」


「……

うん、悪いんだ。

だから助けてくれてありがとうね。」


「うん、どういたしまして。」

しかし…


なんだったのだろう、今の「間」は。


しかし、この時の僕はその不自然な間に気付かなかった。

まぁ、この時に目敏くそこを追求していたら、謎はすぐに解けていたであろうが、これ以上の進展は無かったのだ。


すると、先生が


「六道〜

ん?九重と知り合いだったのかー?」


「姉が顔見知りだったんです」


「そうなのかーなら丁度いいなー

九重に学校を案内してもらったらどうだー?」


「そうですね、わかりました。」


…おい。


「えっ、僕ですか?」


「まぁいいじゃないかー、特別困るというわけでもないのだろー?」


「まぁ、そうですが…」


「ならよし、頼んだぞー」



にしても、案内ね。

そんな迷うような構造でもないと思うけど。


「まぁ、そう言う事だからさ、もうすぐ授業始まっちゃうから、放課後、部活の紹介とかも含めて案内するよ。」


「ありがとう、九重君。

楽しみにしてるね?」


「…そんな楽しむような事あるかな」


「九重君と一緒にいられるでしょう?お姉ちゃんからの九重君の評価と私自身の評価じゃ違うことも見つかるだろうし」



なんだろう、この、例えるなら面接を受けているような気分は。



「さ、今日の1限は数学だから、教科書とか用意しなくちゃ」


「先生に借りてくるね」


「うん、手伝おうか?」


「…ほんとに優しい人なのね。

それじゃあ頼んでもいい?」


「うん、よし、なら急がなくちゃ」



僕がそう言うと、六道さんは僕の後ろをついてきた。



不思議と、その瞬間が心地よいと感じる自分がいた。

様々なご感想お待ちしております。

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