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GAME  作者: AKA H
3/3

第1話 運命の時

俺はエッグダウンにGAMEのデータを読み込ませてダウンエッグを起動した…がなぜかつかない…


「バグか?」


俺はもう一度GAMEを読み込もうよ思いディスクを取り出した…すると何ということでしょう!


そこにあったのは10年前くらいに流行っていたMMORPGのディスクを入れてしまっていた…


「あれ?こんなの入れたっけ?」


俺は間違えて入れたディスクを取り出し、GAMEのディスクを入れ直す。


「ふぅ〜… よし!やるぞ!」


俺はダウンエッグを起動し、キャラ作成画面に移動する。










まずこのGAMEについて少し説明をしておこう。


GAMEとは完全仮想空間の世界に入り最初に誰もが貰える初回特典スキルを基本としてプレイする。


それを使いレベルを上げ、新たなスキルを手に入れ、アルカナの世界の歴史を進めていくゲームだ。


この世界では現実世界の1分がアルカナの世界の1時間となる。(理由は知らんけど。)


GAMEにはクリアという概念が無く、自由にプレイすることができる。


運営が起こす決まったイベントもないためプレイヤーの行動次第で、アルカナの歴史は動いていく。










とまぁ細かいことは後ほど説明するとして、とりあえずキャラ作成をしていく。


『ようこそ!プレイヤーの皆さん!はじめまして!私はこの世界を管理する女神「アルカナ」です!』


(あ、女神の名前がアルカナなんだw)


『それではまず種族を決めて下さい!種族は以下のものとなります』


俺はもう決まっている。魔族一択だ!


「あれ?おかしい…」


そう明らかにおかしいのだ。


そこにあった種族はどう考えてもファンタジーじゃない奴がいた。


人間

エルフ

鬼人

龍神

ロボ


(うん!なんか違う!)


俺が聞いた情報だと人間、エルフ、ドワーフ、獣人、魔族だったはず…


人間とエルフは分かるよ。けどさぁ鬼人、龍神、ロボってなに?


ロボとかもうSFじゃん!なんか神混ざってるし!


「アルカナさん?なんか種族がおかしいんですけど?」


『ボリッボリッバリッ…んあ?』


『どした?』


(こいつポテチ食ってやがる!)


「あのぉ種族にバグが…」


『んあぁ!んだテメー!誰が口答えしていいっつったぁ?』


(アルカナさんキャラ変わってますよ?)


アルカナさんはサブマシンガンを向けて、怒鳴って来た。


(聞いといてそれは理不尽な気がしてムカついたので、(現実にある)隣に置いてあった、リアルサブマシンガン

をアルカナさんに打ってみた!)


どうやってリアルのものを仮想空間に持って来たって?


世の中知らない方がいいことなんて沢山あるのさ。


俺は今重大なミスをおかしている事に気がつく…あれ?女神死んでね?


GAMEには女神は1人しかいない設定になっていたが俺はそれをコロしてしまった。


「まぁいっか!過去は振り返らないタイプだ!」


俺は女神の装備品を剥ぎ取りキャラ作成をしていったのだ…


そんなこんなで完成したのがこちら、


名前 シン

年齢 20(38)

種族 龍神

スキル ソシャゲ

装備品 無し

総合戦闘力 100


こんな感じになった。


さっき貰った(剥ぎ取った)アイテム装備すればいいじゃんって思った人もいると思う。


確かに女神の持ってた装備品は全スキル使用可とか世界操作のリングとかがあった。あったけどさぁ


その後ろに小さな文字で 駄女神限定!!!!!!!!!!!!って書いてあんのよ。


俺つけれんやんと思いそっと女神の死体の上に置いておくのだった…


キャラ作成が思った以上に疲れたので、今日はここでログアウトするか、


俺は今日この日を持って世界を揺るがす大きな事件に巻き込まれていくのであった。



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