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皆の衆、砂糖の貯蔵は十分か
紫耀とニグルは向かい合って座っていた。
「紫耀…本当なの…?」
ニグルは真顔で問い掛ける。
紫耀は真っ赤になって俯いた。
『…あ、その…』
「はっきり聞きたいわ…貴方の口から。」
ニグルは紫耀の顎をクイッと持ち上げた。ニグルの顎クイが華麗に決まった。紫耀は涙目である。
『ニ、ニグルの…事…』
「うん」
『好き…』
「…うん」
『れ、恋愛…感情だと…思うんです…』
「うん」
ニグルは甘い笑顔を浮かべる。
「私も貴方が好きよ。」
『…ひゅっ』
「愛してる」
『あ……あいっ』
「私と恋人になってくれる?」
『はっはいぃ』
紫耀はいっぱいいっぱいになりながらなんとか返事をした。
ニグルは正面から紫耀を抱き締めた。
カップルが誕生したのだ。
そんな二人を扉の隙間から覗いている翁と焔。彼らはグッと親指を立てた。
実はこのシチュエーション、翁がセッティングしたのだ。
まず昨日、翁が紫耀の恋愛感情を自覚させた。そして、ニグルに紫耀をストレートに口説くように指示する。
そしてこの結果である。
焔はかなり感動していた。焔は二人がくっつく時、ニグルが外堀を埋めて選択肢を消してからくっつく事になるのではないか、と思っていた。
しかし今はどうだ。何処から見ても健全な番に見える。
まぁ、ニグルの性格が変わった訳ではないので、健全に見えるのは今だけかもしれないが。
焔はこの喜ばしい事をカルアと共有するために飛んでいった。
外からかなりテンションの高い馬の鳴き声が上がった。
翁はほけほけと笑いながら室内に視線を戻して…固まった。
ニグルが興奮した様子で紫耀をベットに投げ飛ばしていたのだ。紫耀はきょとんとしている。
ベットに転がった紫耀にニグルが飛び掛かろうとした所で、翁は杖をぶん投げた。
「そういう事は禁止じゃ!!!!!!!!」
杖はニグルの頭に命中し、ニグルの意識を刈り取った。
紫耀はポカーンとしている。
翁はベットの上での〝アレ〝を阻止せねばならなかった。
〝運営側の人間として〝。
そう、翁には運営の人が入っている。正確には運営の人間の身内で職員ではないが、運営に協力しているので運営側の人間という呼称でいいだろう。
翁はNPCが禁止事項を犯しそうになった場合、どうすれば良いのかを運営職員である甥っ子に聞く事にした。
最後まで甘い雰囲気で終わると思いました?
残念、ニグルが乱心しました。どうしてこうなった。
とりあえず紫耀とニグルはカップルになりました。はい
しかし「和洋折衷オンライン~とある陰陽師の無双録~」はまだ続くのでよろしくお願いします( ^ω^ )




