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昨日は生理痛で死んでました。


紫耀とニグルはイレブンスの街まで戻ってきていた。

イベントでお世話になったNPC達とも別れて、二人はエルフ地区を歩いている。


「…本当に大丈夫?」

『大丈夫ですよ?』


イベントが終わってから何回目か数えるのを止めたくらいの回数でニグルは紫耀の容態を確認していた。

紫耀は『友達があんな事になったら心配するよね。』としか思っていないが、他の人が見れば心配しすぎだと思うレベルでニグルは紫耀を気にかけていた。紫耀は家族や使用人に過保護にされて育ったためニグルが過剰に心配している事に気がつかない。

紫耀のペットになった紫黒炎鳥しこくえんちょうホムラは紫耀の肩で呑気に餌を食べている。


「…やっぱり医者に…」

『もう診てもらったじゃないですか。』


ニグルが心配しているのは紫耀が闇属性の魔力を焔に与えているからである。

紫耀が洗脳されていた時の名残で「闇属性魔法」を使えるようになったとニグルに話すと、彼女は血相を変えて紫耀を医者の所へ連れ込んだ。診断結果は異常なしだったが、ニグルは納得していない様だった。


紫耀が〝呪怨の眼帯〝を付けた時と焔を見せた時もニグルは心配そうだった。眼帯を何処で手に入れたのか、焔をいつ拾ったのかと聞かれ、紫耀は咄嗟に『枕元にあったんです。』と苦しい言い訳をした。

〝呪怨の眼帯〝に関してはニグルが装備効果を確認し、悪い物ではないと判断されたが、焔の事はまだ信用していないらしく、紫耀が焔の世話をしていると監視するような眼差しで見つめてくる。


焔はニグルが眼中にないかの様に紫耀に懐いていた。カタログではプライドが高く懐かせにくいとあったのだが、あっさり懐いた。

紫耀の撫でテクが凄かったのと、『綺麗』『カッコいい』『素敵』と褒めちぎられたからだ。焔はナルシストな個体だった。


さて、そんな二人と一羽は当然目立つ。二人の容姿は整っているし、焔はかなり希少な鳥であるため見た事がある者はNPCでもかなり少ない。

何が言いたいかというと、ニグルのエリアサーチに引っ掛かっている奴らがいるのだ。ニグルはさっさと〝掃除〝に行きたいのだが、紫耀と焔から(主に焔)目を離して良いのかと葛藤している。


「(……あら?)」


唐突にエリアサーチから反応が消えた。ニグルが思わず紫耀の方を見ると、焔がニグルを見つめていた。

ニグルと焔はしばし見つめ合うと、同時にグッと親指を(焔は器用に翼で)立てた。

ニグルは焔を信用してみる事にした。


そのうち焔視点の回とか書いてみる予定です。

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― 新着の感想 ―
[一言] これは二グルさんはやっぱり普通にNPC....? 焔が親指立ててるの想像するとシュールですねぇ
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