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最強魔女さんの混沌とした日常  作者: クリオネ
第三章
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第81話 宿屋篭城戦 その2


 ――宿屋2階、リサーナ、レヴィ、ステラが待つ部屋。






 下の階で戦闘音が鳴り響き始めると、レヴィがソワソワとし始める。

 それに感化されるようにステラも空間収納から一本の槍を取り出しいつでも戦闘可能な状態を保つ。

 リサーナだけは何をしていいのか分からず、飼い主を見失った犬のようにオロオロとしている。


 と、その時、階段を駆け上がってくる音が部屋にまで聞こえる。ここまで音を立てて駆け上がってくるのは敵以外ではいない。

 セラや明日香、宿屋を利用する客達は基本的に静かに階段を昇り降りする。ラ・ビールなんて足音どころか気配すら消して近付くので時々驚かされる者が少々いる。主にセラだが。

 つまり、こうも荒々しく階段を駆け上がってくるのは敵しか居ないわけである。


「っ! 来るかっ!」

「......リサーナ、隠れて」


 レヴィは扉の前で構え、ステラはリサーナを部屋の奥へと隠す、と言ったように迅速に対応する。二人は先ほどパンデミアに言われた「覚悟が無い」と言う言葉に多少の腹立たしさを覚えていたのだ。まるでパンデミアを見返すためだけに動いているような、そんな行動を取ろうとしていた。


 荒々しい足音は階段に近い部屋を順繰りにノックと言う作法を知らないのか、扉を蹴破るような音すら聞こえてくる。

 その者は随分と運が悪いようで、五部屋あるうちの四つの部屋を探し、最後に三人のいる部屋の前で立ち止まった。

 そして、力任せに扉を殴りつけた。


「だぁぁっ、クソっ、結界かよっ! おらレヴィぃぃ!! 居るのは分かってんだよ! 出てこい! 今度こそ仕留めてやるからよぉっ!!!」

「この声......クリルか? なら手加減など要らないなっ! ステラ、先手は譲ってもらうからな!」

「......好きにすれば」


 パンデミアの張った結界の破壊に苦戦する魔族化したクリル。クリル程の実力の持ち主ならば、本来ならば簡単に解けるような結界なのだが、どうにもクリルは力尽くで事を成すことしか考えられないようだ。今も外からレヴィに対する罵声に合わさって結界を叩きつける音は続いている。

 ステラもレヴィも、お互いにパンデミアが結界を張った事は知っているので万全の体制でクリルの侵入を待ち構えていた。


 そして遂に、結界が罅割れる音がし、蹴破られた扉が内側へと倒れる。


「レヴィぃぃぃ!!! ぶっ殺してやらァ!」


 クリルが姿を現し部屋と悠々と侵入してきた瞬間、扉を横に避けたレヴィが小柄な身体から繰り出される素早い動きでクリルの懐へ潜り込み、竜力の付与されたカエルジャンプで下から顎を狙ったアッパーを放つ。

 竜鱗族だった頃のクリルとはまるで違う変わってしまった姿に目を見張るレヴィだったが、一瞬の迷いも無くクリルの顎を撃ち抜いた。

 しかし、完全な不意打ちだったにも関わらず、レヴィの一撃でクリルは僅かに地面から足を離して浮き上がった程度だ。まだ確実に仕留めた訳ではない。

 そこで、レヴィは咄嗟の判断で空中で身体を捻り、さらに竜力を使った回し蹴りを顔面に向かって放った。立体機動のスキルレベルが高いから出来る芸当であって、ステラは呆れた視線を送っていた。


 顔面に強烈な蹴りを食らったクリルは錐揉み回転するように後方へと飛んでいく。

 レヴィは上手く決まって気持ち良かったようで、どやぁ、と言わんばかりに腰に手を当てて胸を張っている。


 ――だが、戦場では一瞬の油断が命取りになる。


 クリルは空中で体勢を整え、木造の廊下に爪を立てて勢いを殺す。その間に腰から自前の剣を抜き、体勢が元通りになったと同時にそれをレヴィ目掛けて投げた。

 顎を赤く腫らし、憎しみと陶酔が入り交じったような瞳でレヴィを見た。その剣が生み出す未来を見るように。


 レヴィは愉悦に浸っていたが故に、クリルが体勢を戻した事に気付くのに遅れてしまった。クリルの放った長剣は既に回避不能の速度、防御不能の距離まで迫ってきていた。レヴィは残った少ない魔力で、狙われている胸部の一部竜化をしようと試みるが、幼いレヴィでは不可能だった。何の変化も起こさないレヴィの身体に自らが焦り、パニックに陥る寸前だった。

 何も出来ないレヴィが最後にした事と言えば、クリルへと視線で訴える事だ。


 それは命乞いか? 否、まだ終わってない、と言う生への執念だった。

 もし言葉が届いたのならば、こう聞こえていただろう。――何も出来ないから終わりじゃない。まだ諦めていないから終わりじゃない。私には、まだ仲間(トモダチ)がいる。と、


 長剣がレヴィを貫こうかと言う寸前で、レヴィの身体が押し倒された。そのお陰で、長剣を既の所で避け、長剣は後方のソファへと突き刺さった。


「油断大敵、この戦闘狂が。確実に仕留めるまで油断はするな。まおーは全員無事じゃないと安心しない」


 レヴィを倒した当人、ステラが、いつにも増して饒舌に注意する。そう語る目には怒りと安心が見え隠れしていた。


「えっへへへ、ステラなら助けてくれるって思ったからな!」

「......技が決まって悦に浸ってただけのクセに」

「うっ......それは、種族の性と言うかなんと言うか......。ご、ごめんなさい」

「......まぁ、無事なら、いい」


 仲間を信じていた、と言えば聞こえは良いが、元はと言えばレヴィの油断が招いた事だ。

 だがステラも、信用されている事は悪く思わないようで、しっかりと謝るレヴィに手を差し伸べ立ち上がらせる。

 そして改めて構え、目の前の敵を見る。


 そこには、元竜鱗族だと言われても誰もが疑わしく思うような「魔族」が居た。

 全体的に肌は黒に変わっていて、両腕は肩口まで、両脚は腰の辺りまで黒光りする不気味な腕に変わっていて、爪は肉をも引き裂くような鋭く凶悪な物へと変わっている。

 耳は僅かに尖っていて、その耳の僅か上、側頭部から左右同じ歪み方をした黒い角、そして額から天に向かって伸びる短めの角が二本生えている。

 目は爛々と「紫」の光を帯びていて、常に血走っている。

 口は頬骨まで裂けて歯は犬歯のように全てが尖っている。恐らく顎の力も尋常ではないのだろう。


 そんな竜鱗族であった欠片など微塵も残さず魔族へと成ったクリルを見て、レヴィは悲しみを隠しきれなかった。


「誇り高き、我が竜鱗族を捨てたか、クリルよ」

「竜鱗族が誇り高い? はんっ、戯れ言よ。より強い者が上に立つ。掲げる誇りも高くなるってもんだ。そして、竜鱗族は弱体化した。戦闘民族と呼ばれていたあの頃の輝きを失った今の竜鱗族に微塵の興味すら無いね。平和ボケした奴らなど、この俺様の力の前には屈する以外の道はねぇ。それはレヴィ、お前もだ」

「おのれクリル、種を捨てただけでなく、我ら竜鱗族を平和ボケと貶すかっ......!」


 あからさまな挑発行動を、レヴィは真っ直ぐと受け取ってしまい挑発に乗ってしまう。

 だがクリルの言ってる事は全て本心からの言葉だろう。今も「紫」の瞳が、今にでも殺してやらんとばかりに光輝いている。


「俺様の生涯の汚点は二つ。お前と、銀髪のクソアマだ。ここに来ればその二つを同時に殺せるって聞いたからな。王女がどうとか、こっち側の事情もお前らの事情も知らねぇ。俺様はただ二人を殺せればそれでいいんだよっ!! まずはお前からだ!」

「......紫、それは魔物と同じ。元々低そうな知能がもっと低くなってるみたい」

「関係ねぇやつは邪魔だっ! 死ね!」


 冷静さを欠いているレヴィが一歩前へ出るのをステラが手で制す。そして冷ややかな視線と共にクリルを小馬鹿にする言葉を放つと、面白いように釣れた。

 力任せの拳を、ただの金属製の短槍で受け流し、すれ違いざまに小突く。


 今のステラではまともに相手する事は自殺行為だ。恐らくはレベル差に加えて素のステータスですら何一つ勝っているものは無いだろう。それくらいの力の差はある。そしてそのステラに、半分程力を使ってしまったレヴィを加えても、良くて相打ち、最悪のケースは......言わずもがなである。

 そのため、ステラに今出来る事は、アスカ、若しくはパンデミア、あるいはラ・ビールの誰かが到着するまでの時間稼ぎ、という訳だ。


「クソがっ! 時間稼ぎってわけかよ......」


 おっと、気付かれてしまったようだ。少々顔に出てしまったかな? と更に挑発するようにわざとらしい態度を取るステラ。


「......せめてラ・ビールさえ加わってくれればもっと安全になるのに」

「腐っても実力だけはあるようだしな。ラ・ビールを待つ方がいいか?」


 下で戦っている筈のラ・ビールへとわずかな希望を望む。下では多分、強者をパンデミアが受け、大量の雑魚をラ・ビールが受け持つだろう、と予測しているため、最も可能性の高いラ・ビールに賭けてみたのだ。

 先程から下の階の戦闘音が止んでいるため、既に戦闘は終わっているはずなのだ。だから後はラ・ビールの回復を待つだけ......の筈なのだが、ステラの危機感知が何かを捉えた。



「あっはははっ! ラ・ビールってのはこれ(・・)の事かい?」



 木造の廊下に、水分を含んだ布を叩きつけるような音と共に赤黒い塊が落ちてきた。

 ステラは相手が目の前に居る事すら忘れてそれに近付き確かめる。

 それは、確かにラ・ビールだった。僅かに息がある事を確認すると、ステラはホッと吐息を漏らす。すぐさま回復魔法を発動させて応急処置を行おうと試みるが、ラ・ビールの傷は表面しか治らない。

 あらぬ方向へ折れ曲がった両手両足。ある場所では骨が肉を貫いて飛び出ている部位すらもあった。こんな状態でも生きていられるのはひとえに、ラ・ビールが人ではないからだろうか。


 咄嗟に動けたステラは生存を確認出来たから良いものの、動けなかったレヴィは呼吸すらも忘れたように止まっていた。

 ステラが無事を伝える前に、レヴィは感情のままに動き出してしまっていた。

 泣き声と雄叫びが混じった咆哮を上げながらラ・ビールをここまでボロボロにした少年のような人物へと突撃を仕掛けるが、それは横からの邪魔によって成し得なかった。そう、クリルが突撃していくレヴィの腹へとその強靭な脚から放たれる蹴りを食らわせたのだった。


「ははっ、手間取らせやがって」


 クリルは脇目も振らずに壁まで弾き飛ばされたステラの元へと歩み寄り、赤い髪の毛を掴み乱暴に持ち上げる。


「ぁ、ぐっ......はだ、せ......!」

「あ゛?」

「か、はっ! おぇっ......」


 レヴィの口調に苛立ちを覚えたのか、クリルはその状態のまま腹部を何度も殴る。レヴィは耐えきれずに、胃の中の物を吐き出してしまう。


 その光景を見たステラも、感情に流されるままに手に槍を握り締めクリルへと向かおうとした瞬間、天地が逆転した。


「なに、がっ......!?」

「あはははは、何処に行こうって言うのさ」


 口元は笑ってはいるが目が笑っていない上下逆さまの少年の顔が目の前に現れる。

 咄嗟に身体を起き上がらせ短槍を構えるが、その少年は何の反応も示さない。


「リサーナ王女は、どこ?」

「......」


 当然来ると思った質問に、ステラは口を閉ざす。答えるものか、と鋭い視線で訴える。


「あー、やっぱ答えない? くっだらない友情ごっこかい? まぁ、別にいいさ。リサーナ王女が出てきたくなるようにすればいいんだからね」


 その少年がそう言うと、ラ・ビールの身体を部屋の方へと投げ入れた。ラ・ビールの身体は遠くから見れば死体のようにしか見えない。注意して見れば、僅かに胸が上下に動いているのだが、本当に僅かだ。仲間の死体にも似た姿を見てそこまで冷静にいられる筈がない。


「その部屋にいるのなら、見えているんだろう? その死体(・・)がまた増えていく前に、出てくれば他の子も助けてあげるよ! それじゃあ、まずは君からだね」


 その少年は音もなく近付き、顔面を殴った。


「っ......!?」

「あー、いいね、いいよ、その顔。僕、大っ好き! 次は横っ腹行くよー!」


「次は背中ァ!」


「次は肝臓〜」


「はい、モツー!」


「腱を切るのもいいかもねぇ」


 ステラは反応も出来ずに殴られる。鼻血がダラダラと流れ、体中に醜い痣が幾つも作られる。下半身の感覚が薄れてきている。


「......反応が遅すぎるのも厄介だねぇ。飽きたよ、君。......ねぇ、クリル君、そんな端っこじゃなくてさ、もっと真ん中の方でやってくれない?」

「ちっ」


 ステラは全身に走る激痛で身動き一つ取れない。そのため、廊下に横たわったままであった。顔を背けようと力を振り絞ってみるものの、少年によって無理やり部屋の方向へと向けさせられる。終いには頭に足を乗せられ固定されてしまう。


 クリルは舌打ちしつつも、レヴィをベッドの上に放り投げ、自らもその上に立つ。


「おぉ? クリル君はもしかして陵辱かな? かなかな? 僕もすれば良かったかなぁ。でもこんな汚いの抱きたくないしなぁ」


 そんな声に、黙ってろクソが、と反論したクリルは徐にレヴィの手を踏み砕く。

 その激痛を歯を食いしばる事で耐え、未だ闘志の消えない瞳でクリルを睨みつける。

 クリルはそれを忌々しげに見下ろすと、続けて肘を砕いた。


「あぁぁぁぁあああっ!?」


 今度は耐えきれずに悲鳴を上げる。このままではステラの心が壊れそうだった。

 しかし、レヴィの目は未だに諦めていなかった。鋭く刺すような目付きでクリルを睨む。


「その目がっ......その目が気に食わねぇんだよっ!!」


 クリルはそう叫んで右手に炎を生み出す。そして、それをジリジリとレヴィの肌へと近付けていく。


「もう、止め、て......」

「止めて欲しければ、リサーナ王女の居場所を吐くんだね。そしたら解放してあげようかな」


 レヴィの肌が燃え始める前に、ステラの震える指が、ある一点を指した。

 その光景を見て、少年は再び悪どい笑みを浮かべた。

 仲間の中で裏切る行為を見るのが、そんなにも楽しいか......っ!


 ステラが指差した方向へと顔を向けると、そこには既にリサーナが立っていた。


「あ、あぁ......ごめん、ごめんなさい、リサーナ......」


 ステラが大粒の涙を流しながら自分達を選んでしまった事を謝罪する。リサーナは、それを笑顔で受け入れてくれた。


「まぁ、今更出てきても変わらないけどね。クリル君、殺していいよ」

「最初っからそのつもりだっ!」


 クリルのもつ炎の勢いが増した次の瞬間、思いもよらぬ場所から声が上がった。


「それ以上レヴィさんやステラさん、ラ・ビールさんに手を出そうものならば、私は今ここで死んでみせます! 貴方達の狙いは私でしょう? 私が死なれて困るのは、どちらでしょう」


 自ら首元に果物ナイフを突き付けたリサーナが、震える声を上げていた。覚悟の決まったしっかりとした眼差しを持って。

 しかし、それでもクリルの憎悪に塗れた執念は止まらない。それに合わせてリサーナの持つ果物ナイフもリサーナの首の薄皮を傷付けていく。

 それに最も反応を示したのは、少年だった。


「終わりだよクリル」

「ぁがっ......。な、何しやがんだよっ!」

「僕達の最優先目標はこの小娘の確保。君の目的は二の次だって、言わなきゃ分かんない?」

「......ちっ」


 クリルは少年には逆らえないのか、渋々と言った様子で引き下がる。

 少年は、半ば強引にリサーナから果物ナイフを奪い取り、その辺に放り投げる。

 カラン、と乾いた音が鳴ったと同時に、骨が折れる音が既にの耳に、その光景が目に飛び込んできた。


 クリルがレヴィの身体を全力で蹴り飛ばしたのだった。レヴィの小さな身体が勢い良くステラの頭上を通り過ぎる。


「レヴィさっ、......ん......」

「ほら、帰るよクリル君」

「ちっ、クソが」


 少年がリサーナの腹部へ重い一撃を食らわせ意識を奪う。この時、少年とクリルはレヴィが床へと落ちる音が聞こえなかったのを気にも留めなかった。

 目的を達成した事と、宿屋を制圧した事で完全に油断していたのだろう。

 最強の魔女が近付いている事に気付くのに遅れてしまったのだった。




「レヴィ、ステラ、よく頑張ったね。リサーナとラ・ビールも労って上げないと。本当に、遅くなってしまったね」




「っ!?」

「俺様は強運の持ち主かもしれねぇなぁ?」


 腕に抱かれたレヴィと、ゆっくりと身体を起こしてもらっているステラの先程までボロボロだった身体は、銀色の魔力光に包まれゆっくりとだが、完全に元通りに回復し始めていた。

 少年は警戒を強め、クリルは愉快に笑い始めていた。だが、当の最強は、レヴィとステラを起こし、壁に寄りかからせていた。


「ぅ......アス、カ......?」

「アスカちゃんですよ?」

「まおー」

「うんうん、よく頑張った。ゆっくり休んでていいからね。

 後は私が――」


 静かにその場を離れ、扉のあった位置に立つ。そして全力の殺気を正面に立つ二人へと放つ。すると、仮面の罅が更に広がる。

 そして強大すぎる殺気を直に浴びてしまった二人は、一歩、二歩、と後退りを始める。身体は震え額には脂汗が滲んでいる。


 魔女は徐に仮面に手を当てると、その場で仮面を破壊した。ローブの深めのフードも外れ、その下から出るのは、光の加減で変色しているような錯覚に陥る程の美しい銀髪。そして、芸術品のように整った顔付き。その中でも特に目を引く紅色の、血の色をした怒りを顕にしたような瞳。




「――片付けるから」




 最強魔女の名に相応しい恐ろしく複雑で多様な魔法陣が、その場に浮かび上がった。



 ――家族を傷付けた代償は、しっかりと払ってもらおうか。


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