200字小説・300字小説 退屈 作者: 柿原 凛 掲載日:2012/06/11 えらく熱い初夏の午後。 ラジオからはジャズ。 バイクのエンジン音が時折耳をかすめる。 レコードの渋い音を聴いていると心地良い。 たまにはこういうのも良い。 ノートの端のパラパラ漫画を書き足したそうか。 半分読んだ小説の残りを読もうか。 あえて出かけてみようか。 やめておこう。 退屈を楽しもう。 果報は寝て待て。 でたらめに何かするよりも、ぼーっとしよう。 しかしどうも喉が渇いた。 確かどこかにあるはずだ。箱買いしたあれが。