第34話 秘密の花園・4
少し間があいてしまって申し訳ないです・・・!学習能力欠如しているとしか思えん・・・(笑えない)!ではでは、続きへどうぞ・・・!!
俺は、ソウのことが嫌いだ。
男だから?
それもあるかもしれない。
だって、ありえないだろ?
そんなことが、他人じゃなくて、自分の身に起こるなんて。
なぜ?ここではそれが自然の摂理なのに?
自分の常識や観念にあわないから?
それじゃあ、あの子の気持ちはどうなるんだい?
お前は。
なぜここに残ったんだい?
・・・・。
もう、戻れなかったから・・・。
・・・お前は、ここにいる資格はないようだね。
お帰り。
私たちの可愛い子供を。
アンタにはやれないよ。
戻りたいのなら、私が戻してやるよ。
「・・・は?」
ばっと、目を開く。
花粉で麻痺していた五感が、働きを取り戻す。
そして。
「祐馬〜!」
ここは。
「・・・は、はは?」
「遅刻するわよ!さっさと起きなさい!」
聞き覚えのある、声。
見覚えのある、風景。
そこは。
自分が育ってきた。
「・・・マジで・・・?」
家だった。
久しぶりに学校へ行った。
みんな変わらなかった。
普通に、時が過ぎる。
変わらない、時が過ぎる。
あれは、夢?
ここにある感触は本物で。
あぁ。やっと。
常識が、戻ってきた。
ただ一つ違うことは。
あの悪友の姿が。
ここにはないことだった。
俺はどうやら本当に。
この世界に戻ってきたらしい。
〜続〜
今回、短めです。ちょっとキリのいいとこで。つーか、帰ってきました祐馬くん。つーか、追い出された?