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タイムトLOVEル(修正版)  作者: No,318
Now
5/37

05

無事に家に着き、風呂を済ませ部屋に戻った。


「早速入れよ〜〜」


小箱の蓋を開け、仕切られたマスの中にネックレスやピアスをしまいながら、やっぱり堀内のことを考えていた。


はー………


やっぱりもう、今更だよねぇ…


今どうしてるのかもしらないし、このまま良き思い出として諦めるべきなのかなぁ…


でも、


この気持ち、


このままなかったことにするってのも、ちょっとスッキリしないなぁ…


小箱の蓋を閉め、ベッドに横になった。


こんなに好きだったのに、何で伝えなかったんだろう…


今になって後悔するなんて、私馬鹿だよ。


自己嫌悪に陥っていると、そんな想いとは裏腹に生理現象が起りそうだった。


私は構わず起こした。





ぷぷ〜ぅ。





なんとも気の抜ける音が部屋に響いた。


こんな時に…


一瞬笑いがこみ上げたが、気持ちはまた下がっていった。


どうしようもない事にだんだん腹が立ってくる。


あの頃の私には勇気がなかったんだろうか。


きっと振られることが怖くて逃げ出したんだ。


片思いでいる事が幸せだと思ってたに違いない。


でも結局終わるんならちゃんと振られていたほうが良い。


気持ちの切り替えが出来ないままではどうにも気分が悪い。


寝返りを打って、思わず声に発した。


「はー………戻れたらな〜〜〜〜」


ため息と一緒に思わずそんなことを言葉にしていた。





その時。

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