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「起きなさい!!」
私は目を覚ました。
「ふぇ……?」
そこは自分の部屋のベッドの上だった。
お母さんがカーテンを一気に開け強い日差しが差し込んでいた。
「まったく!休みだからっていつまで寝てるの!?もうお昼よ?」
「あへぇ……ジジィは??」
「何寝ぼけてんの!!」
あれ………夢だったのか。
頭をボリボリとかき、大きくあくびをした。
どこからが夢だったんだろう。
きっとジジィが出てくる前、ベッドに横になったときからだろう。
実際に考えて小箱から精が出てくるなんてありえないし、願いを叶えてくれることもない。
昨日堀内のことを話して、頭の中が一杯になって眠りについたからあんな夢を見たのかなぁ。
それにしても凄くリアルな夢だったなぁ……
そんなことを思っていると、お母さんが思い出したように言った。
「あ、そうそう、アンタにこんなハガキが届いてたわよ!」
そういってエプロンのポケットから一通のハガキを手渡された。
寝ぼけてて字がかすんでいる。
しばらく見ているとようやく頭が理解した。
それは、中学3年生の時のクラス会のお知らせだった。
私はハッとし、机の上に置いたあるものを確認した。
そこにはちゃんと、あの小箱があった。
そして夢から覚める直前のジジィの言葉を思い出した。
『思い出したその気持ちが、お主のこれからの未来を作るのじゃよ』
あれは予知夢だったのだろうか。
あの夢を見ていなかったら、私はこの自分の気持ちにも気がつけなかったし、
このタイミングで見たことはただの偶然とは思えない。
気持ちは複雑ではあるけれど、胸の奥に封印してきた気持ちは今最前線にある。
このクラス会で私は自分を変えることが出来るのだろうか。
少なくとも何かきっかけがあるのかもしれない。
直感し私はクラス会に参加を決めた。
堀内が来る保証はないけど、きっとこれは私の未来への一歩に繋がるんだと思えたから。




