表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイムトLOVEル(修正版)  作者: No,318
past
26/37

26

そのとき。




「待って!!」




声が出た!


堀内が振り返る。


私を見る。


私はビックリした。


私が声を掛けれた?


違う。


声を掛けたのは、


私を抱きしめるナミだ。


堀内は足を止め正面を向いた。


「ん?」


堀内が笑顔で答える。


二人と一匹の間に沈黙が走った。


「あの…」


また自信無さそうにうつむく。


大丈夫!!!


振られたってアンタは大丈夫!!!


逃げちゃ駄目!!!!


そう思ったとき、ナミは大きく息を吸って口を開いた。









「し、試合……頑張ってね!!」










私は……




固まった。








堀内は笑顔を見せ、「おう!サンキュ!」と言い去っていった。


ちょ……


ちょっと!!!!


違うぢゃない!!!!!


何やってんのよ!!!!


早く言いなおしなさいよ!!!!


「好き」だって言いたかったんでしょ!!!???


アンタどこまでヘタレなのよ!!!!


いい加減にしてよ!!!!


怒りとショックで一杯の私。


ナミはへたり込んだ。


私をぎゅっと抱きしめる。


後悔してるの?


当然だよね。


アンタホントに馬鹿だよ。







ガッカリする私とは裏腹に、ナミからは思ってもいない言葉を聞いた。





「言えた…」





え……?


「言えたの!!アヒルちゃん!!!私言えたよ!!!!」


嬉し涙を流しながら私を抱きしめるナミ。





何言ってんの?




アンタ、何言ってんの……??

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ