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昼休みも終わり、5時間目は松崎先生の授業だったため、授業を変更して小屋の掃除をクラス皆で行う事になった。
さすがに何年も使われていないため、汚かった。
「あ、やっぱりココだ…」
ナミが呟いた時、私も思った。
あれ?この場所……何か懐かしい気がする。
「おっしゃーーー!!!やるぞーーーー!!!」
男子たちは張り切って掃除を始めた。
小屋の中を掃除する者、材料を調達に行く者、餌になる給食の余りを貰いにいく者、張り紙を作る者で、クラスは分担された。
ナミと堀内は材料を調達に行く班になった。
同じ班になれた嬉しさと、近づけない恥ずかしさで一杯な様子。
他の子と一緒に話しながら向かうが、実は話なんか上の空でナミはしっかり堀内の後姿を見ていた。
アヒルの寝床になりそうな藁がある場所に着き、皆で集め始めた。
その時ふと堀内が、一緒にいた男子生徒に語りかけた。
「今日の日の事ってさ、将来同窓会とかで話すんだろうな〜」
男子生徒と笑いながら楽しそうに話している。
その時、丁度近くにいたナミにも声がかかった。
「な!」
「え!?う、うん。そうだね!」
突然の事でビックリした。
堀内がナミにも、同意を求めてきたのだ。
「俺こういうのすっげ楽しい」
堀内がホントに楽しそうに言った。
何気ない堀内の独り言かもしれないけど、ナミの一言から始まったことだったので、堀内にそうやって思ってもらえた事が物凄く幸せにまで思えた。
もしかしたら、
「何でこんなことになってんだよ、たりぃ…」
とか言われてた可能性だってあったわけだし、自分のした事で好きな人が楽しんでくれた、ただ素直にそれが嬉しくて。
ナミの中にも、堀内との小さな思い出がまた一つ増えた瞬間だった。
私は大人しくしながら、堀内とナミとのチャンスを作る機会を探し始めていた。
とにかく、二人になれる時間が必要だ。
何とか良いタイミングはないもんだろうか……
その時、材料を抱えて戻ってきた堀内とナミ。
ちょっと!!!
いきなりチャンスっぽい!!!!
戻ってきたのはその二人だけで、何気に2ショットになっちゃってるぢゃんか!!!!!!
ちょっとちょっと!!!!!
二人で戻ってきたって事は、ちょっとの距離でも二人だったんでしょ!!!!???
言えたぢゃん!!!言えるぢゃん!!!!
あぁ〜〜!!もうヘタレっ!!!!!
その時ひらめいた。
あの二人の間を通るようにして逃げれば、当然捕まえに来るよね。
まんまと二人になるまでおびき寄せて、その後大人しく捕まれば……うっひっひ。
私はにや〜〜りと笑みを浮かべた。
そうと決まれば決行あるのみっ!!!!
私は勢いつけに足を地面に2、3回擦り、ダッシュの体制に入った。
いざっ!!出陣!!!!!!!




