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バッチャーーーーン!!!
「ほ〜〜ら、ココならお前の仲間もいて寂しくないぞ〜〜〜。じゃぁな〜〜」
ちょっとーーー!!!先生酷いよーーーー!!!!!
私は学校近くの川へと連れられてしまった。
橋の上から投げ落とされて体は跳ね返り水でびったんこ。
体を振るって水を払った。
どうしよう…このままぢゃ目的果たせないぢゃない!!!
あのジジィ〜!何が「ワシに叶えられん願いなどない」よ!!
こんな姿なんかでどうしろって言うのよ〜〜!!!
その時悩み抱える私に、声をかけてきた人がいた。
「やぁ、彼女可愛いね〜名前なんて〜の??」
ぎゃああぁああぁ!!!!
雄のアヒルに話かけられたーーー!!!!人ぢゃねぇ!!
ってか、アヒル語が分っちゃうよ〜〜〜〜!!!!!
ってか、アヒルがナンパァ!!!?
ビックリしてその場からダッシュで逃げた。
おかげでさっきよりも体はびったんこ…
こんなことしてる暇はないんだ!!!!
チャンスは今しかないんだ!!!!
そう思い、私はもう一度学校に向かう決心をした。
川を上がろうとするが、急斜面の草むらは足がすべりなかなか登れない…
「グワアアアァアアァ!!!」
ひいいぃいいぃ!!!なんでこんな目にぃ!!!!
半ベソかきながら必死で駆け上がった。
何度か転げ落ち、一休憩してまた駆け上がる。
ゼーハーゼーハー……
やっとのことで上がれたのは数時間後の事だった。
あああああああ、無駄な時間をぉおぉお!!!!!!
でも、今度こそ!!!
私は再び学校へと走った。