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タイムトLOVEル(修正版)  作者: No,318
past
10/37

10

地味すぎだろーーーー!!!!!!


アリエネーー!!


スカート長すぎっ!!!


おまけにカッペの象徴靴下3つ折りかよっ!!!!!!





あまりの地味さに突っ込みどころ満載…


それが4年前の私の姿だった。


「ねー、このアヒル、ナミに似てない??」


チヤコが、ぷっ!と吹いて言った。


「ホントだー!二人で堀内のこと見てたし〜、ライバル出現!!?」


ノゾミがからかった。


「やめてよ〜〜〜!!」


照れくさそうな中学生の私。


4人はキャイキャイ楽しそうだった。


その時、騒ぎを聞きつけた一人の教師がやってきた。


「おぅ〜い!何かあったか〜〜??」


「あ、先生〜!アヒルが迷い込んでます!」


「あれ。ホントだな〜」


そう言って現れたのは、3年時の担任の松崎先生だった。


わぁああぁ!!!せんせ〜〜!!!!お久しぶりですぅう〜〜〜!!!!!!


私は感動で一杯になったが、伝わるはずもなく…


「よーし、お前らは教室入れ〜〜!コイツは先生が川に連れてっとくからな〜〜」


そう言うと、私は先生にひょいっと抱き上げられた。


ん??


「お、大人しいなぁ。どっかで飼われてるペットか〜?」


私は、はっ!とし暴れた。


「グワッワ〜〜〜!!!!!!」


ちょ、降ろしてよ〜〜〜!!!!


「大丈夫大丈夫〜、今川に連れてってやるからな〜〜」


い〜〜〜や〜〜〜〜!!!!!!!


私がそう叫んでるとも知らないで、中学3年生の私とアヒルの私は無情にも引き離されてしまった。

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