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第12話 念願のデート!後編! その①

さっそく私がソフィーを連れてやってきたのは初日にお世話になってから何度も通っているゴリトスの腕力チキンだ。

ここは安さの割にガツンとくる強烈なうまさが癖になってきっと濃い味が好きなソフィーなら気に入ってくれるはず。

本当はおしゃれなカフェとかがよかったけど私みたいな陰キャはそんなの知らない!オセロみたいに陽キャに挟まれたら陽キャになれるわけじゃないから!私にはムリムリ!


「で、ここのチキンがすっごくおいしいっていうか!」


「ふーん、ノルンがそこまで勧めるなんて、よっぽどおいしいようね、その腕力チキンとっていうの。名前もいいわね、強そうで」


「うん!大好物なの!」

「そういえば、こうやって話聞く度思うけどソフィーってご飯はいつもどうしてるの?外食は少なくともあんまりしないみたいだけど」


「え、私?いつも作ってるわよ」


ソフィー料理できるんだ!え、いいなそれ。ソフィーがエプロンで料理を作っている姿、良い......!


「そうなんだ!ソフィーが作るならきっとおいしいんだろうなぁ」


「そんなに羨まなくても作ってあげるわよ」


「いいの!?」


「え、ええいいわよ...?まぁ、私が作るんだから、相当おいしいものを覚悟しておきなさい」


ソフィーが自信満々に笑う。その笑顔はきっと世界を救うに違いない。だってこんなにも輝いているんだから!


「やっったー!!いつにする?楽しみ!」


「そうね、せっかく買い物ができる場所に来ていることだし、ご飯食べた後食材を買って今日の夕餉は私の家でやりましょう!」


「うん、それ最高!楽しみにしてるね!」


いやーソフィーのご飯が食べれる人は幸せ者だろうなぁ!あ、私のことだった!いやーこの世界の人たちごめん!私がソフィーのご飯を食べちゃいまーす!

と、そんな会話をしている間にゴリトスさんのところについた。


「ゴリトスさーん!」


「ん、なんだノイちゃんか!あれ、そっちの子は?」


「んーとね!私の大事な人!一番大好きなの!」


「んなっ!?」


ソフィーが顔を真っ赤にする。あれ、ソフィーがいつも言っていることだけど何かダメだったかな?


「へぇー、そうかそうか、あのボッチのノイちゃんに友達か!...よし、今日は友達記念でサービスだ!ほれ、そっちの嬢ちゃんも早く選びな!」


「ボッチは余計だよ!でもいいんですか!?」


「おう、さっさと選びな!」


「やったぁ!ソフィー!サービスしてくれるっ、ソフィー?どうしたの?」


「え、ええ!?ああなんでもなくてよ!?」


「えっ、うん。ならいいけど、早く選ばないと」


なんかさっきからソフィーが変だなぁ、いつもソフィーが言ってくれること言っただけなんだけど。そんなに嬉しかったのかな。だったら、いいなぁ。


「そっそそそそうね!じゃあ、うん、この腕力チキンのローストを一ついただけるかしら......」


「じゃあ私はいつもの!」


「あいよ!ロースト一つといつものね!」


「ソフィー、行こ!席で待ってたら運んでくれるから!」


「え?そ、そうね!行きましょう!」


私はソフィーの手を取って駆け出す。ソフィーはその間「私が...」とか「大事な...」とかつぶやいてたけどそんなに気になったのかなぁ。でもまぁ嫌がってるわけじゃないみたいだし!気にしないでいっか!

席に着いたのでゴリトスさんが運んでくるのを待つ。ここは味もいいけど出来上がるのが早いのもいいとこだよねぇ!


「腕力チキンのローストとヤポーネ風ソース掛け一つ!熱いうちに食べちゃいな!」


「ありがとー!ソフィー、早速食べよ!」


「ええ、そうね、いただきましょうか」


ソフィーも私も夢中でお肉を食べる。夢中で食べているのはお互い変わらないはずなのに、私に比べてソフィーが食べている姿は、なんというか可憐だ。

こういうところに人の育ちの良さとかが出るのかもなぁ。ソフィーはさすがだよ!


「ソフィーも好きみたいでよかった、この店良い味だよねぇ」


「好き!?って、味の話ね。ええそうね、好きな味付けだわ」


喜んでくれたみたいで嬉しい!

私たちは軽く十分ほどでチキンを食べ切り、ウィンドウショッピング!とまではいかないけど、何かよさそうなものはないかと小物商へと向かった!

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