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52. うつけの外遊②!

「みんなぁ~~,準備出来た??」

「完璧だよ!!」


 まずは,マナが元気な声で返事をしてくれる。


 少々,すれ違っていたが,あの後に一晩中,お互いの想いを言い合って和解した。今回のグリアナ帝国への外遊にも同行してもらう。


「急に,呼び戻されましたが!!準備,出来ています」


 リーナは,少々機嫌が悪そうだ……


 それも,そうか!リーナの父上の領地異動や元の領地経営の引き継ぎのため,実家の業務が忙しい中,王都に呼び戻し,「三日後に外遊に出るから急いで準備して!」っと言われたら怒るか!!


 

でも,リーナの機嫌が良くなる魔法の言葉を知っている!!


「リーナには,グリアナ帝国の帝都の街に出て,情報を収集(あそび)に行って,ほしい!!」

「えっ??マジ!!じゃ,行く!!」


 馬鹿(たんじゅん)な人で,助かった!!


 パシン♪


 ハリセンで,叩かれた。恐らく,叩いた犯人はコノハだ。


「レン様……今回,一番しんどい思いをしたのは,私を含めメイドたちですよ??」

「コノハさん!大変,助かりましたぁ~~!!外遊でも,頼もしい働き期待していますぅ~~!!」

「もう一発いっときますか??」

「いぇいぇ!特別手当を支給しますので,ご勘弁を!!でも,そんなには出せませんが……」

「まぁ,それで手を打ちましょう……」


 相変わらず,コノハを怒らすと怖い……先述の件でも,非常に怒られた。もう,僕は誓った。マナは,絶対に傷つけないと……しっかり,話し合うと……



 僕,マナ,リーナ,コノハが馬車に乗り,リーヴァンが『御者 兼 執事』として,同行して貰う。


 そして,馬車の周りには,馬に乗った王国の兵士が護衛として付いてくる。護衛の代表は,マテオだ。


「マテオもよろしくね!!」

「わっかりました!!」


 うん!物凄い,気合いが入っている。


 今回の外遊は,急に決まったので妻子の居るマテオの同行は,厳しいがマテオいわく


「あんた!裁判の件にしかり,私たちの命を救ってくれたレン様に恩返しするチャンスだ!!これでも,まだ全ての恩を返せてないぞ!!」


 と尻を叩かれたらしい……マテオの妻子とは,裁判の後から付き合いがある。彼の子どもは,まだ五歳みたいで,非常に可愛い。


 今回の外遊に,マテオが同行してくれるのは心強い。


そして,ハットリ家の方々も忍びとして,陰からサポートしてくれる。



馬車で移動中に,コノハからマナとの仲直りについて聞かれる。


「レン様……マナ様と仲直りされたんですね!」

「えっ??二人,夫婦喧嘩(けんか)してたん??」

「そうだよ!大変だったんだから!!特に,リーヴァンなんて,げっそりしていたんだから!!」

「「皆,本当に迷惑かけました……」」


 僕とマナは,皆に謝罪する。周りからは,「夫婦喧嘩(けんか)は二度とするな!今度したら,死人がでる!」と言われてしまった!特に,リーヴァンは馬車を御しているため,外から叫んだことがわかる。


「でもさぁ!レンの隣は,安定してマナなんだね!」

「でも,二人が隣通しの方が,安心するよね!!」

「早速,イチャイチャしているよ……あの夫婦(コンビ)

「「イチャイチャじゃない!!書類見ているだけ!!」」

「「息,ピッタリ……」」



 僕は,マナと書類の確認を行っていた。色々と周りからイジられたが……


「レン様……今回のグリアナ帝国への訪問は,オレジアナ公国の関係者は居ないですよ??」

「う~~ん……ハットリ家の事前調査では,オレジアナ公国の第一王女様が同じタイミングで,訪問するとかしないとか!!」

「それ,大丈夫ですか??戦争とかに,発展は??」

「向こうさんも,第三国のグリアナ帝国で戦争はせんよ!!起こりうるとしたら,第一王子と第一王女の喧嘩じゃないかな??」

「血は,流れない??レンくん??」

「対立しているのは,ラインブルー王国とオレジアナ公国だからね,中立の国のグリアナ帝国で殺し合いしたら……国際舞台で二国は,孤立するよ!まぁ,喧嘩も起こらないと思うよ??」

「なんで??」

「オレジアナ公国の第一王女は,人格者だと聞くし~~僕も人格者!!人格者同士が集うからね!!いい会談になりそうな予感!!」


 パシン♪


 マナが,ハリセンで軽く叩いて来た。何で,外遊にハリセンを持ってきているのだろう??


「余り,調子に乗らないの!レンくん!」

「はぁ~~い!!」


 すると,マテオが馬車内に報告をしてくれる。


「レン様!グリアナ帝国の帝城に,もうすぐ到着します!!」

「ありがとぉ~~!!」


 それから,約三十分経過した頃,グリアナ帝国の帝城に入り門番の兵士に声を掛け,女皇のミナミ=グリアナを呼び出す。



 女皇のミナミさんは,僕の顔を見て慌てた表情でこちらに近寄ってくる。


 今回は,こちらが急な訪問なのでまずは,謝罪と出迎えのお礼を述べる。


「あっ!ミナミ=グリアナ様!私,ラインブルー王国の第一王子のレン=ラインブルーと申します!本日は,急な訪問にも関わらず,ご本人自らのお出迎え感謝いたします!!」

「レン様!!お忙しい中,グリアナ帝国までお越し頂きありがとうございます!!すみません…急な来訪ですので,臨時の客間しかご用意できませんが……」

「それで,いいよ!!アポも無しに,来たのはこっちだし!所で,今から会談出来る??」


 僕は,今から会談を出来ないかと要求した。


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