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第39話 洛陽6 士燮の目的

 漢の外から来た一刀達の件の次は、漢の内に住む人からの上奏の番だった。

「苗族から伝えたいことがあると聞いたのだけれど、何かあったのかしら?」

 天子の声に疲れの色は感じられない。他国との国交樹立という、常人であれば精神的な緊張を強いられる事にすら何らの感慨も無いらしい。

「はい。我が祖父から、長沙の地にて太守の張津様が不当に民から税を得ているとの連絡を受けました。これを受けて零陵の代官である呂強様が人を派遣して調査を進めております」

「細梔が? ……もしも長沙で税が不当に徴収されているのだとしたらどうするべきかしら、黄?」

(細梔様の真名を知っている……皇帝だから全ての臣民から真名を預かる権利があるのか、個人的に関わりがあったのか?)

「もしも張津様がそのような事をしている場合は罷免が妥当でしょう。それに従わず、叛意が確認されたら討伐の必要があります。兵を派遣するなら近場の零陵、襄陽の軍がよろしいかと」

「そう。ならそのようにしましょう……区連、細梔は元気にしていたかしら?」

「ご健勝であられますが……」

 ――何故、讒言で誅殺を企んだ趙忠を野放しにしている天子が、細梔様の健康を気遣うのですか?

 喉元まで出掛かった言葉を桜桃は飲み込んだ。

 桜桃が言葉に詰まると、天子から黄と呼ばれていた女性、趙忠が口を挟む。

「呂強殿は働き者でございますね。働き過ぎだと主上よりお休みを言い渡されたのに、まだ働いているのですもの」

「そうね。ここで働きながら南匈奴の右賢王、左賢王の叛意を察知するのだもの。南には名湯が多いと聞くからゆっくり湯治でもして休んだら良いのに」

(左右の賢王……左右の貪濁なる者を誅すべしって細梔様の言葉を趙忠がそう歪めて解釈させたって事か!? 自分への不利な言葉を他人に押し付けるなんて、恐ろしいというか何と言うか……)

 近年、勢いを増して来た北匈奴への備えとしての兵の訓練を反乱の準備とでも言い換えて天子に説明したのだろうか。

 ともかく、居並ぶ百官も声を上げないという事はそう言う事として既に終わった話なのだろう。十常侍に対する恐怖もあるのだろうが、まずは不名誉では無い形で細梔の処遇が為されていたことを喜ぶべきか。

「では朝廷からも勅使を出しておくよう手配致します」

「うん。黄に任せるわ……最後に竜胆、貴方の貢物は少々特殊だとか」

 天子が士燮を真名で呼んだ。

「はっ! 相場次第となりますが10億銭相当の品々に御座います」

 天子と一刀達を除いた全ての人が10億銭の言葉にどよめいた。漢の国家予算は60億銭程度であり、その6分の1を蛮地と蔑まれてもいた田舎が用意したというのだから当然とも言えた。特に、士燮の人となりを知る人はそれが現地住民からの収奪ではない事を理解しており、交州という土地の持つ価値の高さを再認識した。

 禁軍の兵が表に置いてある物のうち、士燮が指示していた物を持って来た。

「この度持って参りました品々は、ほぼ全てが外国の物品で御座います。こちらに並べられた物は先ほどの話にも出ました波斯の絨毯、その隣に貴霜(クシャーン)の王の像、天竺の健康についての本であります」

「絨毯というのは床に敷いて眺めるものなの?」

「その上を歩きます」

「精緻な模様があるのにほつれたりしないのかしら? まあ、波斯にはそういう風習があるのね」

 贅沢品に対して全く関心を示さない天子だったが、美術品のような絨毯を踏んで使うという異国の風習は気になるようだった。

(何物にも無関心っぽい天子様だけど千歯扱きの使い方にも興味を持ってたみたいだし、ただの贅沢品にはもう興味が無いのかな……感情が薄いっぽいけど、感受性は死んではいないのか)

 贅沢品への興味と言えば一刀も持ち合わせていない。というより21世紀の普通の生活が、この時代では手に入らない至高の贅沢だったからだが。

「主上へ上奏したき事が御座います。これらの品々が交州に集まるようになりましたが、外国との交わりが増えれば漢に叛くよう促す者も入ってきます。主上、交州を始めとした僻地の州の自治権を拡大させ、軍備と外交の裁量を増やすようお願い致します」

 場の空気が凍る。

「……士燮様。それは王に成ろうということですか?」

 趙忠が士燮に問う。

「王号になど興味は無い。だが、私の後に赴任する者がどうするか、だ。私が赴任する前は苗族のように大人しくない嶺南諸部族の反乱が頻発していた。それは欲深き者が中央への賄賂のために、現地人から収奪していたのだ。もし後任者の異民族政策が拙く、嶺南諸部族が外患と手を結んでしまってからでは手遅れになる」

「それは……」

「間諜を送り込んできた国に抗議の使者を派遣するにも朝廷の裁可を待ってからでは遅い。軍権が限られていては防衛計画もままならぬ。敵の侵攻準備を確認した際に武力でもって事に当たるか、交渉でもって当たるかの意志も付近の州同士で統一するべきだ。趙忠殿、漢だけが成長して他国は成長しないなどあり得ない。北匈奴は諸部族をまとめる新たな草原王の兆しがあり、貴霜王のガニシュカは北天竺を制し大帝を名乗った。波斯では安息国が一遊牧民族の神官王サーサーンの軍に軍事的敗北を喫した。彼らが大国となって野心をむき出しにした時、如何にして対抗するのか?」

 士燮の語る他国の王の名を知っていた者は百官の中にどれだけ居ただろうか。王の名どころか、どこにどの国があるのかを知る者もほとんどいなかった。

 だが、現実的な脅威の一つとして心に刻みつけられたであろう。

「……そのような国の大事には、それこそ朝廷よりの判断が必要です。他国との交渉を独断で行うなど――」

「だが、既に調略の手は伸びている。使者を名乗る間者の摘発、処罰を迅速にしなければ気付かぬうちに腸(はらわた)を喰いつくされる。地方の軍閥化が問題というのであれば異民族政策と軍権、外交の監視に漢王室ゆかりの御血筋を近傍の州都に配し、国家の大事には州の境を越えた連合軍を編成していただき中央からの援軍を待つ。既に劉虞様のような刺史となられている方に、幽州を始め2~3の州牧を監督していただければ良いのだ」

「権限を制限して郡国制を復活させようというのですか? 士燮様」

 前漢の時代、功臣を諸侯国に封じた郡国制が採用されていた。しかし、高祖は韓信のように異姓の諸侯王を粛清し親族を諸侯王に就けた。後に諸侯王の力が増してくると中央からは地方の力を制限する政策がとられ、諸侯王が起こした反乱の鎮圧後に領地の相続法を長子相続から分割相続に強制したことで郡国制は名目だけになり、実質的には郡県制となっていった。

 その歴史を知っているからこそ郡国制に回帰しようとする士燮の言葉に趙忠をはじめ百官には心理的反発があったが、苛烈な秦の支配に対するアンチテーゼが建国の理由の一つでもある漢として考えれば妥当なようにも思われた。そこに肥大化する他国や北匈奴への備えと言う建前が加わり、自分だけは上手く立ち回れると考える英雄志望者の野心は如何にしてその枠を乗っ取るかを模索した。

「かつて秦の末期に南蛮へ派遣された趙佗が、漢の建国後に高祖より印綬を賜り南越王に封じられ長沙王の監督を受けることとなった。それをまた行い、西と南からの脅威に備える。その何が不思議か」

 自治権の拡大は即断するには難しい内容であるため後日改めて話し合いたいということになり、この日は宮城(きゅうじょう)を辞することになった。どうやら実質的に朝廷を仕切っている十常侍で話を進めるようだ。

 このことに士燮は、

「自分の足元しか見ない者ばかりでは無いことを祈ろう。慢心していてはいずれ蛮族と呼び蔑すむ草原の覇者や密林の王者に滅ぼされる。国境を鍋に例えれば、既に漢という鍋は火に掛けられているのだ。先の事を見据えた者が鍋を厚くするか火加減を調節するよう動いてくれれば良いのだが……」

 と、一刀に語った。

「士燮様が持ってきた物、勝手に蔵に納められ始めてましたけど、あれって……」

「十常侍の独断だろうな。あの場の者達にせめて異文化の発展具合を見て貰えればと思ったのだがな。美術品などに力を割けるほど、国として成熟してきているという事を示したかった……まあ、そのお陰で私の屋敷の門を叩いてまで外国の事を聞きたいという者を知ることが出来るのだ」

「少なくとも曹操様は来られるでしょうね」

「うむ。華北の袁紹殿、涼州の董卓殿辺りであろうか。西涼の馬騰殿は名代の方が来ていれば、か。それと公孫賛殿だが、匈奴対策で国境から動けぬが私と同じようなことを考えているだろう。しかし、黄巾党討伐のために軍がかき集められていたからこそ地方の英傑に外国の事を聞かせられた。洛陽の近くまで黄巾党が来ていたから官軍を集めているが、これが地方でおしとどめられていれば中央の腰は重いであろうよ。さて、今晩は十常侍からの刺客が来るかもしれぬから北郷殿の食客にも警備を願えるかな?」

「はい。俺から頼んでおきます」

 士燮邸の使用人達にも夜間の警戒が促されたその夜、一刀と李梅は士燮に呼び出された。

「今のうちに私と枸杞(くこ)……区景の真名だが、私達の目的について話しておきたいと思う。区連殿には後ほど伝えて欲しい。諸葛殿たちには区星殿で判断してくれ」

「祖父と士燮様で何か企んでいるのは知っていた。一刀から聞いたが、今日の朝廷での事と関係がある、のですか?」

「うむ。私達は江南を初め嶺南や南東諸島の諸民族の自治権を目的にしていたのだ」

「それはまた……大それた事を……」

「不公平な取引や不当な税、大国の狭間にあるというだけで戦があれば蹂躙されるだけの運命を受け入れろなどと、私は言えない」

 士燮は嶺南諸部族の反乱を思い出しているのだろうか。一刀、李梅ともに士燮の言葉を待つ。

「そんな不条理に、私達の若い情熱が義憤となって燃えたのだ。それはいつしか自身の生き方の骨子となり、年老いた今でも燃え続けている……だが、それは反乱による漢からの離脱ではなく、異なる民族同士で納得できる付き合い方を模索することにある。どうやってそれを成そうとしているか、分かるかね? 区星殿」

「……民族それぞれで国を持つが、何かを中心として団結すること……ですか?」

「その方法を、北郷殿は分かるかね?」

「えっと、同じ経済圏に組み込んだ……なんと言うか、通商同盟のようなもの、ですか?」

 現代でのEUやASEANのようなものを想像した一刀。どうやら士燮の考えに近いようだった。

「二人とも正しい。まずは諸部族の中でも近しい者達で集まり、自分達はどういう民族なのかという意識を持たせる。民族意識が統一された意志を産みだし国となる。新たな国同士は漢が価値を保障する貨幣を使い取引を円滑に行う。漢と言う大きな屋根の下で各民族の国を成熟させ、バラバラな諸部族では義勇兵程度でしかなかったものを戦に耐えうる軍とする。多民族連邦国家とでも表現しようか、異民族の連合による安全保障を実現する」

「それは、何かあったら反乱なんて規模ではなくなりますね……」

「いや、一刀。忘れたか? モンは敢えてまとまった大きな国にならなかった理由を」

「……そうか、国としてまとまれば首脳部ができるから、そこが落とされれば「戦争」の継続はできないのか」

「うむ。枸杞もこれまでは国を持たぬ方が良いと思っていたが、外国の脅威を目の当たりにした今では戦に巻き込まれた時の備えを強固なものにしているだろう」

「それでは今日天子様に自治権の拡大を願ったのは……」

「江南に元々住んでいた民を取り立て建国の中核とするためだ。私が道半ばで倒れ、後任が収奪者であっても民に力があれば一方的に奪われるだけと言う事にはなるまい。どの道、半端な反乱で互いに兵力を磨り潰すよりも、一撃で独立する方が双方にとっても利があろう……」

 その後士燮は一刀達に真名を預け、もしも事あらば区景に後を託すと伝言を頼んだ。




 昨晩は不審者の侵入は無かったが、邸宅の周囲で中の様子を伺う気配があったと桜桃から報告があった。

「やっぱり士燮様……竜胆様の郡国制ってのが波紋を起こしたのか」

「地方が力を持つのは群雄を産みだす下地になりますからね。名目だけになった郡国制に少しだけとはいえ実体を与えるのは、かつての戦国の七雄を思い出してしまうのでしょう」

「秦とか楚の時代だっけ? そのくらいまで遡ると中原の人も国ごとに違う民族だったのか?」

「楚は神農氏ではない方の私達の祖先が建国したそうですが、他はどうでしょう? 実際には地域ごとに異なる民族だったとして、今は中原の人は漢人という民族になっていますからね」

「もしかしたら新しい漢人が産まれるわけだ。交州の辺りは俺の時代だとベトナムって国だったな」

「越南、ですか……越も私達の呼び名の一つですが、この国ある事が前提の名のようですし苦労したのでしょうね……誰か来ました」

 話していると士燮邸の侍女が一刀に来客を伝えに来た。

「馬超様が騎乗用の眼鏡を届けに来られたそうですが、お通ししてもよろしいですか?」

「はい、お願いします……いや、むしろ俺が迎えに行きます」

 桜桃を伴い邸宅の門へ向かうと遠目にも分かるポニーテールが見えた。

「お、北郷! と、貴女が区星のお姉さんか。例の眼鏡を持ってきたが、これで良いか?」

 馬超から受け取った物は眼鏡というよりはゴーグルだったが、薄く黒い色が入っており一刀が望んでいたサングラスとしての機能を有していた。

「すごい、本当にサングラスだ……ありがとう馬超。桜桃、早速だけど試してみてくれるか?」

「はい……少しドキドキしますね」

 ゴーグルをセットし恐る恐る右眼を開ける桜桃。最初は瞬きをしながら、徐々にしっかりと眼を開いた。

「眩しさをほとんど感じません! 色も何となく分かりますし、すごいですね、さんぐらす」

「さんぐらすが何かは分からんが、その競技用眼鏡は沢山あるからな。色の加減も職人に言えば調整が効くぞ」

「本当に、どう御礼を言ったらいいか……そうだ、サングラス用のお代に区景さんから翡翠を預かってたんだ。今持ってくる……いや、上がってくれ。もてなしの用意をしてるぞ、って侍女さんが眼で訴えかけてる」

「おう……あー、その眼鏡はありふれたものだから、翡翠なんて高価な物を受け取ったら母様に叱られる。いや、殺されるかもしれないからやめてくれ。代わりと言ったらなんだが、また併せ馬をしないか? 今度はお互い本気で競馬が出来るように稽古をつけてやるよ……それとな、出来れば士燮様に昨日言ってた外国の薩珊(さーさーん)? の事を教えてもらえるように頼んでくれないか?」

「ああ、それならむしろ士燮様が喜んで話してくれるぞ。昨日、異民族の領域に接している地域の人なら話を聞きに来るだろうって話してたんだ……あそこが客間。一服してから士燮様の所に行こう」

 馬超と桜桃とで一服していると、今度は士燮の客がやってきた。

「あら、貴女は確か馬騰殿の娘の……馬超殿だったかしら?」

「その通りです、曹操殿。病気の母に代わり黄巾党討伐軍を率いて来ました」

 砕けた雰囲気だった馬超が急に真面目な様子になった。

「折角の機動戦力を都市防衛で閉じ込めるなんて、十常侍は無能よね。貴女の部曲が一つでも私の軍に付いてくれていたら、波才を取り逃がすことなんて無かったでしょうに」

「皇甫嵩殿と伝令無し、戦場の呼吸だけで連携して10万の軍を破った曹操殿にそう言われると嬉しく思います」

「あの戦は久し振りにやりやすかったわ。ここに居るという事は、昨日の波斯と北匈奴の事を聞きに来たのかしら?」

「あー、それは聞けたら聞くぐらいのつもりでした。先日北郷に持ってくると約束した騎乗用眼鏡を持ってきました」

「眼鏡……今区連殿が着けているもののこと? 一刀、貴方の人脈はどこまで広がるのかしら? 貴方、やっぱりウチに仕官するべきよ。誰も文句を言わないわ」

 一刀が何か言おうとした瞬間、桜桃が袖を引いた。

「一刀様、皆様、何かとてつもない存在が近くまで来ています」

 遅れて馬超、曹操も何かに気付いたようで表情が凍る。

 複数の足音が聞こえた頃には、一刀にも底知れぬプレッシャーが感じられた。緊張からか青白い顔をした侍女に伴われ客間に入ったのは赤い髪、褐色の肌に入れ墨の、

「呂布……奉先殿……」

 馬超が呟いた。

 続いて入室したのはふわりとした長い髪に大きな冠を被った、いかにも高貴な家柄の出身と分かる少女だった。

「あの、私、皇帝の妹の劉協、である。皇統に連なる者として、士燮に西方の脅威について、問いただしたい事があってここへ来た……」

 妹と言われると確かに天子に似ている所があるなと一刀は思った。しかし、振る舞い方を比べると偉ぶる事に慣れていないのか、顔を真っ赤にしながら口上を述べる劉協に親しみを覚えた。

(俺も昨日はめっちゃ緊張したものなあ……でも天子様のあの無機質な感じと比べると皇帝としての教育をまったく受けていないのか? 逆に天子様の方はほとんど自由を与えられずに、臣下から見て理想の皇帝……傀儡になるように雁字搦めに育てられたんだろうな)

「劉協様の御言葉の通りですが、逮捕だとかそういう目的で来た訳ではありません。どうぞ気を楽にして下さい。私は劉協様の護衛の董卓です。先に入りましたのが呂布将軍、私の隣が賈駆、後ろが張遼です」

「賈文和です」

「ウチが張遼や。呂布も賈駆も人見知りやからビクビクしとるだけで全然怖ないで、お嬢さん方」

 桜桃ほどではないが色白、赤眼で儚い印象を受ける董卓と眼鏡の下に警戒心を隠さない賈駆、豪胆な張遼。当代最強の武人の呂布、そして後に献帝と諡(おくりな)される劉協。

 思わぬ大人物たちが集まったことに驚きながら、一刀は士燮の登場を待った。

 政治パートを書くのは時間がかかりました。

 正史では交州は士燮の死後は呉が統治しましたが3尺乳房の趙氏貞の反乱など荒れに荒れ、結局はベトナムの北部になるなど(完全には)維持できませんでした。

 士燮の真名が出ましたが、士燮は士燮って感じなので地の文でも士燮を継続しました。こうして表記の規則が揺れていく……


 真名

・士燮の竜胆

 花言葉が「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」。最初は誠実の意味を持つ花で真名を持ってきていました。そんなわけで他二つの花言葉がキャラ設定に合わさっていたのは偶然です。まあバーナム効果みたいなものでしょう。

 真名に竜を付けるとかどうなん? とも思いましたが花と薬の名前から来ているので多分セーフ。

・区景の枸杞

 クコの花言葉は「過去を水に流す」「誠実」。竜胆とは誠実が被るのと、どちらも漢方薬に用いられることから持ってきました。クコはゴジベリーの名前でも流通してますが、乾燥しているのをふやかせばグミのような感じで結構おいしいです。若さを保つ効果が期待できるとかなんとか。筆者的にはそれよりも害虫がついても育つ丈夫さだとか良く増えるところが縁起良くて好きです。

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