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オリキャラ一覧

ネタバレを含みます。話を書き始める前に考えていたことを書いたものをまとめた物なので、齟齬やら何やらが多々あると思われます。雑記帳的なものなので……

●の部分が加筆部分です。

・区星(オウセイ)

 零陵に士官している苗族の代表である区景の孫娘。

 服装は原作恋姫でいうところの周泰のような服の上に薄い金属製の胸当てをしたようなもの。街中では理由もなく大きな武装を持って歩くのは治安上好ましくないため両ももにナイフを二振り、拳銃のように装備している。賊の討伐や戦場用の武装はバルディッシュのような長い斧の他、手斧を数丁。兵を指揮して戦場で戦うタイプの武将型の武将。

 真名は李梅でリーメイ。ただ、言語が漢とは違うためどう読まれてもあまり気にしない。どのくらい言語が違うかと言うと日本語とどぎつい鹿児島弁くらい違うため兵の指揮に支障が出るからと黄巾党討伐の出兵に漏れた。

 メタ的な真名の由来は姉と合わせて桜梅桃李の言葉の分解結合。

⇒後漢の区星は長沙を1万の軍で攻めているところを長沙太守に任じられた孫堅に1か月、または50日で鎮圧された。孫堅を相手に野戦で50日粘る、1万人を集めるという実は実力者なのでは?という人物。




・区連(オウレン)

 区星の年子の姉で、区星より先に零陵に士官していた。

 顔立ちなどは区星にそっくりだが、先祖返りのため肌が恋姫での曹操、袁紹のように白く銀髪。また、瞳が紅い。褐色肌が基本の苗族の中で浮いていたため区星に苗族の代表を継承させようと考え、呂強の噂を聞き一人で零陵に士官した。しかし次の年には姉を追いかけて区星が零陵に士官している。祖父としては本人のやりたいようにやらせてやり、苗族の代表は漢との協調路線を継承してくれれば誰でも良いと考えているが、結婚して身を固めれば子育てで地元に戻るんじゃないかと期待している節がある。

 肌の白さを異質と考えていたことと日中は眩しすぎて眼が見えにくいという事で夜にばかり活動していたため日に焼けず、肌の白さがより強調されることになった。視覚以外の聴力や嗅覚が発達している。

 いわゆる白皮症のアルビノではなく炎帝神農の先祖返りである。炎帝神農の伝説のように毒に対して強い耐性を持つ。

 服装は肌を出さない物を好み、日中の外出はツバの広い麦わら帽子を被る。

 眼の事もあり夜間の警備を始めとした要人護衛が主な仕事。

 真名は桜桃でおうとう。区連と区星、二人合わせて連星となるので語呂が良いなという事で姉妹に。

⇒元ネタの区連は南ベトナムにあった西暦192年から1832年まで続いた林邑国、チャンパ王国の建国者。




・呂強(リョキョウ)

 皇帝に仕えていた真っ当な宦官の女性。この世界では徐福が持ってきた不老長寿になる代わりに生殖力を失う桃を食べることで女性も宦官となることができる。その際に髪の色が金から銀になった。

 十常侍を排除するように霊帝に諫言するが聞き入れられなかった。政争に敗れた人が不良役人に財産没収や処刑をされないように地方に配流となるよう手を回していた。清忠奉公と言われる程の清廉さで知られていたため、趙忠の讒言であわや処刑、というところを袁紹と曹操の尽力で死罪は免れた。零陵に派遣されたが太守が黄巾党討伐のために出兵を求められたため代官として零陵を任される。代官だから、と太守の席には座らずに仕事をしている。

 質素な服を好み、長い銀髪を軽く束ねる程度。体格は華奢で区星らより少し背が高い。

 趙忠の同期。

 真名は細梔でさいし。

⇒元ネタの呂強は霊帝に諫言をする人物で、汚職官僚の処刑、党錮の禁|(宦官に批判的な士大夫を官職追放、出仕禁止にした)に大赦、刺史や太守の任用を能力重視にするよう求めている。党錮の禁に赦令が出されたが趙忠らに反乱を起こそうとしていると告発された。取り調べが真っ当に行われないと悲観してか逮捕しようとやってきた官吏の前で自殺した。その後、趙忠がさらに呂強を誣告して呂強の一族を逮捕、財産を没収した。




・士燮(シショウ)

 交趾太守の男性。交趾はインドや東南アジア諸島との交易や中原には無い珍品で高い収入がある土地だが、苗族やベトナム人の他にインドから来た仏教徒まで居るため並の太守ではすぐに反乱が起きる。そんな難しい土地を上手く治めている。

 60代で見た目も白髪や皺が目立つが眼光や身のこなしが年齢を感じさせない。

 洛陽までの納税のついでに零陵で交易をし、それを目当てに来る豪商が落とす利益を零陵に与える代わりに納税の護衛兵を用意させていた。しかし今回はローマからの使者であるルキウスの護衛のために交趾の常備兵500人を連れて上洛する。

 弟の士壱が司徒になった丁宮に呼ばれるが到着する頃には既に退宮していた。後任の黄琬こうえんに仕え礼遇される。

●真名は竜胆。誠実、悲しんでいるあなたを愛する、正義、が花言葉。区景と同じ誠実の花言葉から。



●・区景

 区星、区連の祖父。正史で言うところの山越から茶馬古道、羌の勢力圏まで交易しながら各部族の利害調整をする。

 正史では交州刺史の張津の部下だった。しかし張津が劉表と衝突を繰り返した挙句、鬼道にはまったり紅巾を付けたりどうにもならんとして殺害したとのこと。

 真名は枸杞クコ。誠実、過去は水に流そう、が花言葉。竜胆、クコともに漢方薬になる。



・ルキウス

 ローマからの使者の男性。エジプトからガレー船団を率いて近海沿いに進み交趾へ辿り着く。マレー半島の辺りから嵐が続きほぼ難破船のような状態だったことと「船上で流行った病気」のため船員達は交趾で療養を受けながら交趾の造船技術を学んだり料理を交換したり異文化交流と言う名の技術交換会が行われている。

 ルキウスは元々テルマエ職人だったがガリア人やギリシャ人などの言葉をすぐに覚えること、そして品行方正で知られるローマ市民だったため漢へ派遣された使者の筆頭となった。

 真名はあるがやはりまだ作中出ていないため割愛。




・周朝

 零陵の武官。若い士官候補生と言ったところ。

 一刀と同じくらいの年齢で、長沙で張津の暴政の調査任務を受けている。

 中原から政争に敗れてきた人の一族だが現状を悲観せず楽しもうとする強メンタル。

⇒元ネタは区星の乱での区星の部下。

・郭石

 零陵正門の隊長。

 40代であり、若い頃に匈奴警備のために従軍し黄河の北へ渡ったことがある。

⇒元ネタは周朝と同じ。




・董衣と花相|(トウイ、カショウ)

 3歳馬。

 董衣は牝馬、おんな馬。花相は牡馬、おとこ馬。

 苗族、区星の家で所有される馬。どちらも全栗毛であり夏は益州、冬は荊州や揚州などへ遊牧の形で育つ。江南全体の異民族が大体苗族関係者ということで交易や家畜の交配が行われている。

 山がちな地形を移動するため天然の坂路トレーニングを繰り返しているようなもので、適当な農家で育てられた馬より速くて丈夫。そのため区星の家は各地の太守に軍馬を貸して収入を得たり、その地域の苗族の納税の代わりにしたりしている。そういった顔の広さが苗族の代表に推される一因。

 馬の名づけは最初は幼名で育ち、その馬の特徴的なエピソードや毛並みなどで本格的な名前が付けられる。董衣はスミレの上で砂浴びして菫まみれになったことで、花相は花しか食べない時期があったことからついた。

 董衣と花相は同じ父の産駒であり、どちらの母も強い牝系。董衣は牝馬ながら大きい馬体のため成人男性と小柄な女性の二人乗りにも耐える。

 苗族の乗馬調教はブリティッシュ式。




・苗族、モン族

 本作で江南の異民族全部をひっくるめて苗族としている。炎帝神農、その子の蚩尤などの末裔。苗族自身は自分達をモン、モン族と呼んでいる。

⇒本来のモン文化はとても興味深いものなので是非調べてみてください。日本と近い文化を持つと言われ、長江流域から日本へ稲作が伝わった説などを見ると色々と想像できるものがあると思います。

 容姿のイメージは特に重視していません。やる夫スレで書こうと思っていた時の名残が多少ありますが……

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