表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/69

36.ギルド設立の依頼とは

 ある日、怜央が朝シャンをしに下の階へ降りると、レティシアに引き留められた。


「夏目様、なにか書類が届きましたよ」


 そう言って大きめの封筒が渡された。

その封筒には学園のマークが入っており、おそらくギルド関係だと察した。

 怜央はレティシアにお礼を述べると朝シャンを取り止めて部屋へと戻った。



◆◇◆



 封を切って中身を取り出すと、案の定ギルド設立関係の書類だった。

中には今回の依頼とその詳細、今後の手続きの流れが書いてあった。


「やっと来たか。おい皆、例の依頼が来たぞ」


 朝早くということもあって部屋には皆が揃っていた。


「なにやら今回の依頼は一癖ありそうだ。見てみろこれ」


 コバートは紙を受け取り目を通した。


「なになに……」


――――――


【注文品の受取り】

・依頼類別/運搬

・達成条件/部品の回収、保全

・階級制限/無

・時間制限/50時間以内

・目的地/ケプラコラール(都市)

・文明度/★★★★★★☆☆☆☆

・依頼人/七宝学園学生課

・報酬/ギルド設立権

備考

ケプラコラールの一角に住む、アイザック・ラニング博士から注文していた部品を受け取ること。

合言葉は「生は愉快、死は平穏」


――――――



「はぁ? なんだこれ、簡単すぎじゃね?」

「やっぱそう思うよな? でも受付の人は俺らには難しい依頼だって言ってたからな。恐らく、文面には現れない何かがあるんだろう」


 コバートは隣にいたアリータとテミスに書類を回した。


「確かに、想像してたのとはかけ離れてるわね。仕事増やしたくないから難しいなんて言ってたんじゃないのあの人」

「今回のはつまらそうね。私行かなくてもいい?」

「だめだめ! そうやって選り好みしてたら真に楽しい依頼を逃すぞ? これは多分、俺らの油断を付いたえげつない依頼……かも、しれない。なんにせよ万全の状態で行くのがベストだろう。な、シエロ」


 掃除中だったシエロは不意に振られた話題でも、その見事な耳でしっかりと内容を把握していた。


「さすが夏目様! 私もその通りだと思います!」


 シエロはすっかりイエスマンの様相を呈していた。


「よし、俺、コバートテミスにシエロアリータの5人で行くことにしよう。何か意見は?」

「私今日の4限に出たい講義があるんだけど」


 アリータはちんまりと手を挙げて意見した。


「他には? ――よし、じゃあアリータの授業が終わり次第出発ってことで! 各自時間になったら冒険センターに集合! 以上!」


 各自適当に返事をして、それぞれの講義の準備に取り掛かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ