あなたへ
やぁ、tomorrow
明日ってどこ?
俺だけ今日のまま。
なんでか置いていかれてんだ
みんな前ならえ
「ウォウウォウ」
なんでだろこんなんじゃきっと
頭がおかしくなる
やぁtomorrow・・・・・・・・・
たまに、
人の汚い部分をみるたびに
あぁはなりたくないなって思った。
それから
私は「あぁ」にはなりません
と誓った
そんな癖がついたのは
中学1年のころ
教室で完全に孤立してしまって
死にそうになっていた時だった
今思えば
ただ思春期の渦になにもかも
のみこまれ流されていただけなのだが
「私」の根も葉もない噂が
校内に流れるだけでたまらなく嫌だった。
くすくすと笑う女子や
いちいち取り囲んでからかう男子
噂の内容は
ただ「不登校のいじめられっ子と私がつきあっている」
というものだった
今だから「ただ」
なんて言えるが
あのころの私にとっては
たまらなく不快だった。
それが原因だったのか、
もともと嫌われていたのか、
私はいつのまにか
教室で一人になっていた
あんなにうざったかった友達が
いなくなると欲しくなった
自分でも自分のわがままには呆れた
授業中いみもなく
後ろから画鋲でつつかれたり
靴がなくなっていたりしたが
いじめといういじめではなかった
無論いま考えればの話
中学1年生のわたしにとっては
そこでうずくまって泣き叫びたくなるほど
苦しくて苦しくて苦しくてたまらなかったのだ
その「いじめもどき」で
私は登校拒否までおいこまれた
そして一人でいると
どうしてもマイナスに思考は行き
とうとう自傷行為をするようになった
腕を爪でつよくつまんだ
最初は白いものがでて
繰り返していると赤い血がながれ
えぐられたように穴があく
その一点に集中しているとなにもかも
忘れてしまうのだ
終ったあとの現実に戻ってきた感が
いやでいやで一日に何回もやった。
このころの私は
内側からどんどん
死んでいってた
全部が灰色にみえていたし
動物の死骸をみるとなぜか少しすっきりしていた
ただ食って寝て体だけが生きようと
必死だったのだ
自分でも
本当に弱いと思う
だけど、この弱さがあったから
音楽に出会えたのだろう
死にかけていた私を救ったのは
彼の曲だった。
「これ、私の知り合いが歌っているの
よかったらこれ聞いて。作詞作曲もそのひとなんだ」
と、知り合いにわたされた曲