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楽々脱走便

マイディーは走っていた

サーチライトが走る建物の中で

健全的な蛍光灯が当たりを照らしていた


(ウチ)には「ハッキングから世界征服まで」と名乗る無駄に高ハイスペックな女がいる

まさにミラクルな人である


そのおかげで、今檻の外を悠々と歩いていた


この刑務所に輸送されたのは偶然ではない

この刑務所は重度のけがや病気をしたものが入れられている

しかし選んだのは無駄に機械が導入されていて

檻の鍵までも機械で動くようになっている事がここを選んだ理由だ


そしてもう一つ

冤罪の疑いがかかっている刑事が入っていた

そいつは女を刃物で一刺しで殺害

ふてぶてしいことに死体の前でナイフを握って寝ていたという

そして重要なのはこいつは自分は無罪だと言い張っていることにある

結局アルコール反応があり無意識のうちにカッとなって、ということになっているらしいが、、、


たぶん犯人ではないであろう

なんといっても承認がいる

ミラクルその人である

彼女は最近寝ていることが多いと思っていたが逆だった

寝ている時間もあることをしていた

「のぞき」、、、それも宇宙からの、のぞきである

そのあいてが偶然にもサニーレイチェルだったのであった


「さてここを曲がってと」僕は頭に思い描いた地図を思い出しながら道を歩く

刑務所のせいで道が無駄に入り組んでいる

しかしよく道の知った囚人なら逆に脱走でもしたときに

応援に来たものが迷いそうで逆効果にも思うが


そう思いながらかなり奥まで来ていた

目つきの悪いやつがこちらを睨んでくる


僕の頭に血が上り始めたが

ミラクルから渡された小型の通信機から

キングのなだめる声が聞こえ頭を冷やす


正直なところミラクルを信用しないわけではないが

その男が信用に足りるか不明だと思っている


僕は一つの牢屋で足を止めた

そこにはふてぶてしく足を組みこちらを寝ながら睨む男がいた


「や―」軽く声を掛ける

相手はこちらをギロリと睨むとつまらなそうに眼を閉じて

「なんだ」と言った


その瞬間なんだかこの男が信用にたるる素質があるように思われた

声のせいだろうか

確か僕と同い年で二十六だったはずだが

その体はカクカクと筋肉質で顔も四十なんじゃないかと言う老け顔

しかしその厳しいような優しさをたたえた声は

どこかカサカサと乾き僕には心地よく聞こえた

こいつは人のために何かできる人間だ

そう保身ばかりはかるもの者ばかり見てきたマイディーは思う


ギーーイ

いやにハイテクとはかけ離れた音と共に

鍵が開く

男はそれを見て初めて驚いた顔をした

ちなみに今のマイディーの格好は黒いスーツ姿である

あらかじめ用意していたものを仲間がうまいこと通してくれたものを着ている


しかしサニーは動かなかった

頑固として


「どうしたんです」

ニコニコしながらで聞いてみる


怒っている奴には明らかに怒らせると分かっていてもニコニコしてしまう

それがマイディーだ


男の無骨な口が開く

「なんで俺は出れるんだ」

マイディーは改めて自分の感が正しかったのとミラクルを信用し無かった事を恥じた


「だってあなた誰も刺してないでしょ」

「ああ」間を入れず頷く


「なら出てもいいのでは」


普通に考えたら出ないものかもしれない

外に出ても奴は警官の権利を破棄されている

だいいちよく分からない物にホイホイついていくにしても


出た後それは犯罪に値するではないかと思ったのかもしれない

だからこそこの男は出ないのであろうか


「そうだななら出てもいいか」

あっけなく立ち上がると男は数少ない私物だろうか

薄汚れたコップやなんかをシーツに包むと扉に向かった




こんな簡単な脱獄は世の中に類を見ないだろう

まるで遊園地のアトラクションのごとく見ているだけ歩くだけなのだ

ミラクル様 様なのであった


そう、ソコまでは







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