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地下36階

マイディーメッケルは考えていた

はたしてどうするべきであろう


マイディ―の働いている部署はほかの警察業務と

いささか異なっていた


その建物がある所はロサンゼルスの騒がしい一角に建ち並んでいて

その建物には学生が騒々しく行きしていた


しかしマイディーの仕事は教師ではない


その建物のトイレに入り

ある一定の音波を発声すると〈Kansas Carry On Wayward Son〉

自動的にエレベーターのように地下に行くことができる

そこには地下36階にわたり表ざたにできない闇の警察部署が軒並みを連ねていた


その中で花の36階と言われる部署があるのがマイディの仕事場であった


僕は神経をピリピリとさせていた

辺りは閑散とした空気が流れている


早く仕事を決めてここを出よう

胃がキリキリ痛む

初期症状だ


他の部署から何て言われようとここはゴミ駄目である

性格破綻者が周りとなじめず最後の時間を無理やり過ごさされる場所

出世のない 永遠に現状維持


その証拠に、ボスは今デザートを気持ち悪いくらい晴れやかな顔をして

食べている、仕事中だというのにだ


僕は痛い頭を逸らして仕事に集中する

早く新しい仕事を探してここを出よう


そう思いながら、おもむろにおかしな事件の寄せ集めの中から

一枚の紙を抜き出す

それはほかの白い紙とは違いそれだけ黒い紙に白字で書かれていた


僕はそれに目も通さず早くおかしな変人たちのいるこの

特殊任務部から出て行こうと

仕事に行くためにボスのキングズ・ハート

のデスクに向かう ハンコが必要なのだ


しかしそれだけの事でもこの部署ではなかなかの任務である

何と言ってもこの部署の真ん中に、まるで王座のごとく一つの机がある


自称63歳と言う幼女のような女ミミガ-・ロストその女である

まるで保育園児みたいな身体とは裏腹に

老婆とは思えない言動の数々、、そう思うとまるで保育園児みたいだが、、、

その地獄のようなイタズラから僕はこの人のせいで三割増しでここが大っ嫌いだ


しかし今日幸運にもあいつは仕事でこの部屋にはいない

あの憎たらしい冷めた態度に騙されてはいけない

あれがどんなに保育園児のようでも知っている

あいつは人間兵器のように強い

そして、例外なく変人である


僕は気を抜かないまま身を低くしてボスのデスクに向かう

この部屋にはあと一人人がいるが今熟睡中で

自分のデスクの横の壁際に作られた寝床で寝ている

そう考えると自由な職場のように思われるが侮ってはいけない

「それほど過酷なのだ」


僕は残り数メートルまで迫り少し安堵する


あいつが居ないと分かると僕は急いで机から戸の下にストッパーを差し込み

奴がいきなり乱入するのを防ぐ


あいつがいくら凶暴な体力とセンスの持ち主でも

扉を封鎖してしまえば窓さえ無いここでは

入ることはできないであろう(フフフ)と心に笑みが浮かぶ


さてそろそろ僕は立ち上がり全力でボスの前に走る


やりすぎだとは思わない、日頃が酷すぎて

分っていてもやめることができない


「オイ、メッケル ナ・二・シ・テ・ン・ダ」

その幼すぎる声とは裏腹に明らかな威圧した下に見るような態度

どこからか笑う声が聞こえる


僕の中に危険信号が鳴り響く

急いで懐から耳栓を取り出そうとしたが

あっけなく狭い密室された部屋に銃声が鳴り響く

ここは地下36階、防音性はばっちりである




僕はビビリだ

特に銃声はダメだ

それどころか見ただけでも眩暈がする


一度として運動会に出た事は無い

スタートのあれでさえ気絶してしまう


医者に何度も行った

しかし一向に直らない

理由は分かっている

十六年前のあの日のせいだ



「おいメッケル君大丈夫かい」

紳士的な声で怖顔のキングが聞く

彼は黒人だ

そのいかつい顔に、右あたりに入った傷跡がだてではないと思わせる

いかにボスっぽいボスだが

しかし外見のほかにこの人には

面白いぐらいに人の心を読むときがある

そのせいで何故かいまだにここにいる気がする


いわゆる心のケアーがうまい人である


「マイディー君すまないねミミさんには言っておいたけど、、、」

と言う、ミミとはミミガ-・ロストのことだが、意味はないだろう


イスの上でこちらを上から見る、膝を抱いて薄気味悪い笑みを浮かべ

舌をペッと出して前に向き直る

ちなみにこの人と一番折り合いが悪いのは

拳銃のせいである

この人は生粋の拳銃マニアなのだ


「それより、、、」

ようやく立ち上がれた僕にキングはおもむろに懐から黒い紙を出す

それが先ほどの紙だと気ずく


「これはやめておいた方が、、、」

どこか空気が重くなる

まさか隠蔽工作か何かだろうか


僕はそれをひったくってキングのデスクに走る


なにが特殊任務部だ、普通では分からなかった物を解くために作られたというのに


僕は運よく、キングのデスクにあった、ハンコを押して飛び出す

その手には、仕事柄、四六時中持歩るいている旅行鞄がしっかり握られていた


この部署には少ないがルール―がある

その一つに、ボスのハンコを押した依頼書類は押した時点で任務にできる

と言うものこの恐ろしい所は、、、これはキング以外の誰がどんな場合でさえ押してしまえば有効になる

押した後ではボスでさえ無効にはできない


ボスは自分のしかけた扉に激突して気絶したマイディーを見て

顔をゆがめて失笑した。

今この時この部屋にいる気絶しているマイディーを除いた三人が

ぴりついた事をマイディーは知らない

イスの上でマイデーが押した紙をピラピラと片手で揺らしたミミガ-が

「やっちゃいましたね坊や」と誰ともなくキングに言う

「ああ」そう鋭い目のキングが言う

いつの間にか起きているトトリ・ミラクルはジーと何やら考えながら天井を見ていた







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