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役目を終えた転生聖女様は、余生を推しカプに捧げたい  作者: わたぬきうづき
プロローグ お前が聖女になるんだよ
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ノリと勢いだけで書いてるので世界観等々設定ゆっるゆるです。ゆるくお読みください。

どこにでもいる、ごくごくありふれた孤児だった私が神託を受け聖女に選ばれたのは5歳の誕生日、初霜降る寒い朝だった。


安眠貪る私の枕元に立ったやたら神々しそうなお爺ちゃんに雑に叩き起こされた挙句、「お前今日から聖女な。魔王封印したらあとは好きにしていいから。あーそうそう報酬の前払いで前世の記憶戻しとくわ。んじゃよろしく〜」と言われたのである。


お前は何を言っているんだ?とか、そんな投げやりでいいのか?等々言いたいことは多々あったものの、それを口に乗せる前にあっさりと消えてしまったので言えずじまいに終わった。そして重大なことを思い出してしまったのである。



自分には前世の記憶があることを。



ジャパンとかいう労働者にやたら厳しい国でブラック企業に入社し、セクハラパワハラモラハラフルコンプしたハラスメント三冠王(クソ上司)と愉快な下僕たち(クソ同僚)と一緒にめくるめく過酷な労働に従事し、賃金不払(サービス)残業に手を染めた帰りに運悪く降ってきた隕石が直撃して死んだアラサーオタク女子が前世の私だった。

死因が隕石直撃って何?宝くじが当たるよりも低い確率で死ぬ私って…いやそんな悲しい記憶は忘れよう。上司は股間に隕石が直撃して死ね。

まあそれはそれとして。




どうして、何故こんなに大切なことを忘れてしまっていたのだろうか。



前世でついうっかり沼落ち(ドハマり)し、狂い、幾度となく理解さ(わから)せられた、己の人生(性癖)を。



「私……、わたし……っ!従者がこの世で一番、いや銀河で一番好きだったじゃん!!!!!!!」



中身はアラサー、外見は5歳女児。

渾身の叫び(カミングアウト)が孤児院中に響き渡った瞬間である。



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