仲間
俺は息を呑んだ。
俺は警戒した。
仲間の方をじっと見る。
すると、「パッカパーン....!」
パッカパーン?この台詞は盗賊の...。
「ありぇ、パッカパーン?!」
俺は唖然としていた。アメリの方を見てみる。
頭を抱えていた。
「あれー。パドぉ?僕だよー。僕。ルルだよー?」
ルル。ルル!思い出した。盗賊のルルだ。
なってことだ。まさか仲間の名前を忘れるなんて。
「よせよルル。パドが困っているじゃないか。起きたてホヤホヤなんだから、ちょっとは落ち着いてくれよ。」
剣士の声がした。その方を見てみたら、なんか...モゾモゾと気持ち悪い物体が動いていた。
「ア...アメリ?あれって俺の幼馴染のアッシュだよな??」
「あー。ちょっと待ってくださいね。
<身体よ。身体よ。元の姿へ戻れ。戻りなさい。>」
アッシュらしきものの変な物体が光りだす。
眩しい。
光が収まるとそこには懐かしき姿をしたアッシュがいた。
「おう。俺はアッシュだぜ。久しぶりだなパド!」
笑顔で親指を立てて笑ってた。
「<皆。皆。元の姿へ戻れ。回復せよ。>」
これはアメリが得意とする魔法で、身体の損傷や、魔力などを全回復してくれる。
ただ、光が強く眩しくなるのが、欠点だが。
俺は安心した。
心の奥底から安心した。




