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065 リモート協議



【345日目 東京時間10月18日2300時頃 ワシントン時間10月18日1030時頃 ホワイトハウスキャビネットルーム】



 私は宇宙間ゲートに関連するいくつかの所見について発言を続けていく。



 異世界イースでの悪魔や竜の強さ。


 ワシントンのカロラマ地区や韓国ソウルで吸血鬼たちと対峙した時の様子など。


 そしてアメリカや日本に供与した特殊アイテムを本格的に利用するにあたり情報をオープンにする時期について意見交換した。




 私からは来年以降の情報オープンをリクエストしている訳だけど、悪いけど理由は伏せさせてもらっている。

 理由の説明がないと納得は出来ないだろうけど、情報をオープンにできる状況が整ったらお伝えするという私の立場を尊重してくれた。


 すみませんね、「私が神としてのレベルアップするのを待ちたいから」なんて説明したくないから許して欲しい。




 最後に大統領さんが懇談会を締めくくる。




「いずれにしてもロシアが協力してくれれば良いのですが。

ミズ・コーディのおっしゃられることが事実ならば地球人類の存亡の危機である可能性があるわけですから。


ロシア大統領には重大な用件があるのでリモートで協議をしたいと申し入れてあって、すでにセット済みです。

あと30分後に始まりますので一旦休憩としましょう」







 30分間の休憩が終了してアメリカ大統領とロシア大統領のリモート協議が始まる。



 お互いに挨拶を交わした後にアメリカ大統領から本題に入っていく。まずは結論から。




 露朝国境のロシア側に吸血鬼が異世界からやってくるのに使っている宇宙間ゲートがあることがほぼ確実なこと。


 この宇宙間ゲートが存在するならば地球人類の存亡の危機となる可能性が高いこと。


 このため宇宙間ゲートを封印しなくてはならないこと。封印にあたってはアメリカが全面的に協力する。





 ロシア大統領とのリモート協議は長時間に及んだ。


 二回の休憩を挟んで5時間。ロシア大統領の居るモスクワでは既に夜の2200になっている。


 ロシア側としてはアメリカ側からもたらされた情報を消化しきれないので明日の朝1000に再度リモート協議を要請するとのことで今日は終了。解散となった。





 私たちはそのままホワイトハウスで夕食をどうぞということで大統領、副大統領、私たち7人で簡単な夕食を頂いた。


 夕食中は日本での生活ぶりや異世界イースに関すること。特殊アイテムに関することなどなど、大統領の関心事項を次々と話題にされた。






【346日目 東京時間10月19日(火)2300時頃 ワシントン時間10月19日(火)1000時頃 ホワイトハウスキャビネットルーム】



 翌日の朝1000にロシアとのリモート協議が再開される。



 二時間くらい協議を行った結果。



 アメリカ側の説明は理解はしたものの、ロシアとしては俄かには信じることはできない。


 ひとまずアメリカの言う宇宙間ゲートがあるはずの場所を探索して北朝鮮に移動しているという吸血鬼と思しき者たちの存在、そして宇宙間ゲートが本当に存在するのか調査したいので1週間後に再度リモート協議を求めるということになった。




 私たちは1週間もワシントンには居られないので、みんなでフロリダに遊びに行くことにした。前回夏の旅行に来れなかったミラ副園長は大喜びだ。







【353日目 東京時間10月26日(火)2300時頃 ワシントン時間10月26日(火)1000時頃 ホワイトハウスキャビネットルーム】



 1週間のフロリダ旅行を終えてワシントンに帰ってきた。

 私たちはホワイトハウスのキャビネットルームで行われるロシアとの電話協議に参加する。



 アメリカ、ロシア双方からの挨拶が終わった後、ロシア側からは未だに調査中であることから今後は週に一回の定期協議を実務レベルで行うことを提案された。


 なお、アメリカ側がロシア国内に入って共同で探索及び調査することは拒否された。





 ロシアとの電話協議終了後に大統領さんとお話しして教えてもらったんだけど、ロシアは宇宙間ゲート(仮)近辺にロシア連邦軍を展開して大規模な戦力集中を行っている。


 高高度無人偵察機と偵察衛星写真による分析によると、露朝国境にかかっている鉄道橋の北方およそ5kmの地点、山腹の斜面にある洞窟にアクセスするための道路を突貫工事で拡幅整備中であることも確認されているんだって。


 ロシアはすでに宇宙間ゲートを発見しているね。どうするつもりかな。変なことされたらヤバいと思うんだけど。



 しかも、ロシア側の動きに反応して中国側に人民解放軍が集結しつつあるんだって。


 このあたりの中国とロシアの国境って昔から国境線になっている豆満江の中州を争って大規模な武力紛争が頻発していたヤバい地域だから。中州の帰属を決着させてからは問題は起こってなかったらしいけどね。




 アメリカとしてもロシア側に拒否されたからには出来ることがあんまりないから当面は一週間に一回の定例協議をしていくことと偵察衛星を使った監視を続けること。北朝鮮の吸血鬼達から情報が得られないか交渉することになった。





 私たちは日本に戻ることにした。ワシントンで吸血鬼探索を命じていた強化カモメ50羽を回収して日本に連れていくことにした。ワシントンに来たついでだから丁度良かった。


 このカモメたちに使っている「魔法を使えるようになる淡く輝く球体」は私が神力を少なからず費やして制作した貴重な神器だから無駄に遊ばせるわけにはいかない。この子達は宇宙間ゲート関連で便利に使えるかもだからね。


 

読んでいただきありがとうございます。


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次話 066 クレムリン宮殿

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