141話 バカ女2名、そして黒幕
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
……あかり、そして俺をストーキングしていたのは、元妻のみさえ、そして編集長の十二兼だった。
一花の弟、三郎が二人を捕まえてくれたのだ。
「なんで……こんな馬鹿なことを……?」
そもそもストーキングなんてして、何がしたかったんだろうか……?
「ち、ちがうのぉ! あなたぁ! 誤解なのぉ! 私はただぁ、あなたとやり直したいだけなのぉ!」
……ミサエが叫ぶ。
やりなおすって……こいつとは完全に縁を切ったはずだ。し、それをつたえたはずだ。
「でもぉ、話しかけるタイミングがみつからなくてぇ、だからぁ!」
「はい、だうとー」
三郎がミサエから没収したスマホを、俺たちに見せる。
……そこには、ばっちりと、俺とあかり、そして他の女子と歩いてる姿が、写真・動画で映っていた。
「好きな人に声をかけられなくて、ってのはまあわからんでもねーけどさ。写真と動画を撮る意味を教えてちょんまげ」
「うぎ……そ、それはぁ~……」
「どーみても、脅迫材料っすよね?」
……そうか。
そういうことか……。
「おまえ……ミサエ……この動画と写真を使って、俺を……揺するつもりだったんだな……?」
俺は現在、複数の女と付き合っている。 複数の女と付き合うなんて、世間から見れば、あまり好ましく思われないだろう。
そのネタを使って、俺を脅すつもりだったのだ。
「ちがうわよぉ! 誤解よぉ! ただぁ……その写真と動画をばらまかれたくなかったらぁ! やりなおしましょう! っていいたかったのぉ!」
「あっきれた。それ脅迫じゃん。わっかんないの? バカなの? 死ぬの? ん?」
……三郎の言うとおりだ。
完全に脅迫だ。
「違う違う違う! 私はほんとにただぁ! あなたとやりなおしたくってぇ! だからぁ……!【あの人】に従っただけなのおぉ!」
……ん?
あの人……?
「そ、そうよ岡谷君! あたしもただ! あの人に言われて仕方なくこんなことやったの!」
「十二兼……誰だよ、あの人って……?」
つまりこいつら二人に、ストーキングを命令した真犯人がいるってことだ。
「木曽川君よぉ!」
……木曽川。
そうか……あいつが……。
「全部、木曽川のせいなのよぉ!」
「だから許してぇ!」
……はあ。
「……高原さん」
「む? なんじゃあ光彦君?」
にっこにこしてる、開田高原さん。
多分人から……俺から頼られることを、喜んでいるのだろう。
「木曽川の居場所を特定するのに、お力を借りても?」
「無論じゃ。直ぐに人を手配しよう」
「ありがとうございます。それと……」
このバカ2名を見て言う。
「こいつらの、【後始末】、よろしくお願いします」
【★大切なお知らせ】
新連載、スタートしました!
『【連載版】カバンの勇者の異世界のんびり旅~ハズレ勇者と王城から追放され奈落に落とされた。でも実はカバンは何でも吸収できるし、日本から何でも取り寄せられるチート武器だった。今更土下座されても戻る気はない』
広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!
リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。
https://ncode.syosetu.com/n1872iu/