132話 同僚の彼氏発覚
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
上松さんから冬のボーナスをもらった。
こんなにたくさんもらって嬉しい。
額面の多さから、俺のことをちゃんと評価してくれてるってことが伝わってきて、そっちのほうがむしろ嬉しく感じた。
「岡谷君おっつー」
「佐久平」
家に帰ろうと、編集部を出たところ、ちょうど同僚の佐久平と鉢合わせた。
一緒にエレベーターに乗る。
「ボーナスもらった?」
「もらった。驚いたよ……こんなにもらえるなんてな」
「ねー! もうちょーびっくりだよね! 上松さんほんと太っ腹~」
どうやら佐久平は俺と同額くらいもらったらしい。
まあカミマツ先生の担当だしな、佐久平。
それに俺と同じ副編集長の立場だし、額面は同じになるだろう。
「ありゃ、でも岡谷君のほうがもらってるわ。やー、最近がんばってるからねえ」
同僚もまた俺の仕事っぷりを認めてくれる。
ほんと……ここの職場は良いひとばっかりだ。
「佐久平も頑張ってるだろ。そんな根詰めなくてもいいんじゃないか?」
12月に入ってから、猛烈な勢いで、佐久平は仕事をこなしている。
まるで何かに追われてるかのようだった。
「わかってないわね岡谷君。今頑張らないと、クリスマスに自由はゲットできないのよ!」
「クリスマス……もしかして、デートでもするのか?」
確か佐久平は、俺と同じでフリーだったような。
「ふっふーん、そのとおり!」
「そうか。おめでとう」
……佐久平にもカレシができたのか。
なんだか……先を越された感じがするのはどうしてだろう。
俺にも一応カノジョはいるのだが……やはり、暫定カノジョだからだろうか……?
「相手は……?」
「………………」
「佐久平?」
「あー……えーっと……秘密で」
まあ相手が誰であろうと俺には関係ないし、聞いて欲しくないならそれ以上言及するつもりはないが……。
佐久平は明らかに気まずそうにしていた。
俺に知られたくない……ってことは、俺の知ってる人が相手とか?
「まさか……おまえ、上松……」
「ちっげーよ!!!!!!!!!」
「……編集長じゃ、ないよな?」
「あ、そっち……」
そっち……?
「あ、エレベーターついた! ではな! 岡谷君! おたっしゃで!」
佐久平は足早にその場を去って行った。
結局カレシの情報は何一つわからないのだった。
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