103話 くる、きっとくる
【★☆★読者の皆様へのお知らせ★☆★】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
双子JK姉の菜々子が、北大の入試を考えてる。
下見を兼ねて、俺たちは北海道へとやってきていた。
「ラーメン食べたが、次はどうする?」
「……えと」
自分のおなかをさすってる菜々子。
そういえば結構な量食べていたな、この子。
「少し歩くか」
「はいっ」
どうせなら目的があった方がいいと思って、俺は札幌の時計台へと向かう。
ぴろんっ♪
「……あれ?」
「どうした?」
「……あかりちゃんからです。今どこって」
「時計台見に行くとこだが」
菜々子がぺぺっとスマホでラインを送る。
さっきラーメンの画像送ったのに、なんだろうか、今の質問。
まるで俺たちの場所を聞いてるような……。
「まさか北海道に来るとか?」
「……まさか、だってあかりちゃん、そんなこと言ってなかったです」
「だな」
「はい」
「「…………」」
あかりのものすごい行動力を、俺も菜々子も知ってる。
もしやここに来るのかもしれない。
「いちおう、ホテルの場所送っといてくれ。いちおうな」
「……は、はい」
しかし家で留守番してるといっていたのに、どういう心境の変化だろうか。
やはり仲間はずれはいやだったのだろうか。
そうなると、申し訳ないな。ちゃんとあの子のことわかってやれてなくて。
「……多分、羨ましくなっちゃったんじゃないかと」
「菜々子もそう思うか?」
「……はい。あかりちゃん、せんせーのこと以外だと、結構移り気が激しい子ですし」
菜々子が微笑みながら言う。
「……せんせーは、ついてくかって聞いて、あかりちゃんはいかないって自分で一度断ってるんです。だから、せんせーが気に病むことはないですよ」
どうやら顔に、悩みが出てしまっていたようだ。
まったく、子供に心配されるなんて、俺もまだまだだな。
「ありがとう、菜々子」
「えへへっ♡」
あかり共々、気を使える賢い子たちだ。優しい子だ。俺は菜々子の、優しいところが好きだな。
【★とても大切なお知らせ】
新作投稿しました!
タイトルは、
『天才錬金術師の私は気ままに旅する~世界最高の宮廷錬金術師、ポーション技術の衰退した未来の世界に転生し、無自覚に人助けをしていたら、いつの間にか聖女扱いされていた件』
ページ下部にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!
リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。
https://ncode.syosetu.com/n7910hu/