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井上リカは憂鬱です  作者: ジャポニカダージリン
一章です。
5/78

高校生活、充実してます!

昼間の見学でリカはバドミントン部に入部する事に決める。

やる事も決まり、リカの高校生活はますます期待に胸が膨らんでくる。

ーー部活何するか決めた?


リコと一緒にバドミントン部に入ると思うーー


ーーマジで?!


ーーバドミントンってめちゃくちゃ激しいんじゃないの??


うん、先輩達凄かったーー


死んじゃうかも。笑ーー


ーー死ぬな!。笑


ありがとう、頑張るーー


加藤君、サッカー部のマネージャーせっかく誘ってくれたのにごめんねーー


ーーいいよ、リカがやりたい事するのが


ーー1番大事

(ふふ、加藤君優しいな)


ありがとうーー



見学の後、リカはバドミントン部に入ることに決めた。リコの誘いや先輩達が優しそうだったからという理由もあるが、何より、簡単なドライブでも向かってくるシャトルをラケットで撃ち返すのが面白かった。


「ーーリカ絶対センスあるよ!一緒にやろ!!ーー」


「そうかな、全然リコみたいに打てないし」


「私は経験者だから当然!リカならすぐに私みたいに打てるようになるって!!ね、やろ?!」


「うん……やってみようかな」


「よっしゃあ!!じゃキャプテンに報告しに行こ!!」


リカは初めての見学でリコに引っ張られるようにバドミントン部に入部する事に決めた。

(科学技術部も気になるけど、リコと一緒にバドミントンやれるなら凄く楽しそう。センスあるって言ってくれたし、楽しみだな、あ、リコからLINE)


ーーリカ、明日も見学行こうね!


うん、わかった!ーー


ーー今度リコのマイラケットも買いに行こ!!リカ日曜暇?

(そっか、入部するんだからラケット買わないと)


特に予定ないけどーー


ーーじゃあ日曜買いに行こ!!今週の日曜は一年は部活休みってキャプテン言ってたし!


うん、お願い。どんなの買えばいいか教えてくれる?ーー


ーー任せなさい!!


ーーじゃまた明日!


ありがと。お休みーー


勉強だって好きというわけでもなく、自分に特にたいした取り柄がないと思っていたリカは、リコに自分のバドミントンを褒められたことが嬉しかった。

(お母さんは絶対いい顔しないだろうな。勉強もがんばらなくちゃ、あ、加藤君からLINE入ってる)


ーーそういやリカ日曜空いてる?

(あれ、なんだろ?日曜日はさっきリコと約束しちゃったけど……)


ーー安堂達と遊ぼって話ししてるんだけど、リカも遊ばない?

(あ、遊びいいな、みんなと仲良くなれそう。けど)


ごめん、日曜はリカとバドミントンのラケット買いに行く予定でーー


ーーえっそうなの?じゃあ買い物の後合流出来ない?


それなら大丈夫かも!リコに聞いてみるね!ーー


ーーほーい、じゃおやすみ。


うん、おやすみーー

(やった。中学生の頃は男子と遊ぶ事なんてなかったから凄く楽しみ!加藤君達と遊の楽しそう。リコには明日話せばいっか)


話が終わった後、リカは再びシャープペンシルを握り、やりかけの予習を再開する。

(部活にも入るし、頑張らなくちゃ)


時計を見れば11時半を回っていた。


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