表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら魔王?! ~魔王の政治~  作者: ホワイト
第一章 ~魔王城登場編~
3/12

第三話 ~悪魔軍隊の編成~

 とりあえず魔石にマップを付けて表示させられるようにするにはどうしたら良いんだろうか。魔法付与(エンチャント)だろうか。とりあえず物は試し。試してみよう。


魔法付与(エンチャント),マップ!」


 出来たのか分からないが変化はしない。前世の漫画だと手をかざしたりすれば出来ると思うが。試してみる。


 かざすだけじゃ意味ないみたいだ。じゃあ手をかざしながら魔力を流し込んで見れば?それも失敗だ。だったら使用する対象が分からないからなのか?じゃあ手をかざしながら魔力を流し込んでマップと唱えてみようか。


「マップ――」


 よし。成功した!壁に向かって手をかざしながら(略)やったから壁に向かって大画面でマップが出ている。というか魔力消費はせずに周りの魔力を消費するみたいだ。止めるまではずっと使用されるみたいだ。と言うことでマップを観察する。


 西側には人間の町が多い。名前も認識出来る。小さな村々にも一応名前はついているようで細かいが存在を確認することは出来た。


 というか名前って自分にはないのかな。未定になっているが多分これは名前がない。名無しの魔王様って事かな。


 ちょっぴりガロアが羨ましいがそんなこと考えるのであれば名前を付けなくても良かったかな。まぁ流石にどう呼べば良いか分からないからやはり名前は付けるが。






 さて。やはり魔王城中心に半径1kmくらいの円が出来ている。赤いマーカーで示される、敵が。とりあえずどうすれば良いか。ガロアを待って倒してきて貰うか。長い間考えた結論はそうだ。







 ガロアが仲間を集めに行ってから1カ月間弱と言ったところだろうか。マップを見ていると緑色のマーカーが突然近くに現れた。

名前が付いていた。ガロアだった。というか訳で1分ほど待っていたら魔王城に着いたようだ。だが何故かこの辺りでうろちょろしていたので迎えに行ったところ、


「魔王様!この辺りに魔王城が有ったはずなのですがそれはどうされたのですか?」


「結界魔法を覚えたから試しに魔王城に隠蔽の魔法をかけてみたんだが………効果が強すぎたか?」


「そうですね、私ですら発見すらできなかったです。非常に申し訳ありません。」


「いやいや謝らなくて良いって。そうだ。仲間はどうした?」


「そこに待たせてあります。連れてきましょうか?」


「頼むぞ。その間に隠蔽を一時的に解除しておくぞ。」


「承知しました!」


 そう言うと目の前から一瞬で消えた。そして数秒待つと向こうから悪魔(デビル)の群れがやって来た。マップで同時確認するとガロア以外はオレンジ色で表示されていた。オレンジ色が何なのかはよく分からないが多分味方と言うことだろう。名前もないので多分全員連れてきたのだろう。


「魔王様、連れて参りました!」


「ありがとな。」


同時にマップで確認するとガロア以外で約1000と言ったところだろう。

大すぎだ。

これで一つ小規模軍隊になり得るじゃないか。


「1000か。多過ぎじゃないか?」


「いえいえ、これからもっと増えますし、これでは足りないくらいですよ。」


「そうか。じゃあ軍隊名を考えよう。あとあの中から良いと思う者をお前の副官にしよう。連れてきてくれたら名前を付けて副官としよう。」


「ははっ!有り難き幸せ!」


そう言うと目の前にガロアともう一人、強そうな者がいた。


「連れて参りました!この者が適任かと思われました。」


「分かった。では名前を付けてやろう。文句はないな?」


そう言うともう一人の悪魔(デビル)は言った。


「ええ、問題ありません。魔王様、有り難き幸せで御座います。」


「よかろう。貴様の名前はヒリーだ。」


「ははっ。有り難き幸せ。魔王様に尽くさせていただきます。」


「そうだ。ガロアの副官とするのでガロアの言うことは聞くようにな。」


「了解です。」


「魔王様?とりあえず魔王城は飾りではないので入りませんか?」


 ガロアの言うとおりだ。軍隊は待たせておく物だろうが個人個人は入れよう。だが魔王城を色々といじっていたら無駄に広くなったので軍隊毎入れよう。


「そうだな。軍隊ごと入れよう。皆の者!魔王城に入るが良い!」


 そう言ってドアを開けたがやはり魔王城が色々と試したお陰で広くなりすぎた。まぁ良いだろう。このままなら100万ぐらいは入るだろう。


「魔王様、いつのまにか広くなっていませんか?」


「ああ、改築したら広くなってしまった。」


「そうなのですか。というか前より温度が丁度良いですね。」


「そういえばそうだな。温度管理と湿度管理、光量管理の魔法をかけたからな。常に丁度良い温度、湿度、光量に設定される。」


「いつそんな魔法を?」


「結界魔法を試しているときについでに発見したのだ。なのですが寒すぎないか暑すぎないか気になったので魔法をかけておいたぞ。」


「流石魔王様ですね。」


「とりあえず謁見の間にこい。ヒリーもな。」


「「承知しました。」」


 そうして階段を登っていく。ちなみに15階には階段が続いていたが不用心だと思い、転移陣を作成しておいた。ちなみに我の登録した者か、我の付き添いでなければ通れない。なのでついでにヒリーも登録しておいたのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ