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【感想のすすめ】感想は、投稿するまでが感想です【お勉強エッセイ?】

今回は長めです。


あと、完全に深夜テンションで書きなぐってます。

乱文お許し下さいませ


でも、共感してくれる人が多いといいな……

本日の投稿タイトルは【感想のすすめ】です。

しかし私自身、書いた感想を投稿することは稀と云っていいでしょう。

それは何故なのか。

『私が感想を投稿しない理由』を晒していこうかと思います。




私ことカナメ・カノリは、一般に云う『読み専』です。


今こうして『文章/恥』を晒しているのは、まぁ奇妙な事の運びがあったからでしょうか。

(ノリと勢いに任せたとも云う。)


さて、そんな『読み専』の私ですが、作品を読んだあとは、

よほどひどい作品でない限りは感想フォームを開きます。


「最後まで読んだ、と云うことはどこか感じうるものがあったからだ。」

と直感しているからです。


しかしながら、実際に投稿された感想と云うのは、

およそ両手で数え切れる程度のものです。

(2進数的に運用すれば512件まで行けるね! と云うツッコミは無しで)


端から感想を書く気がないけれど、なんとなく開いている


と云うわけでは、もちろんありません。


数十秒から数分かけて書いては消しを繰り返し、結局バックスペースで

「だーーーーーーーーーーーーーーー」

っとやってしまうわけです。



なぜ書ききらないのでしょうか。

そしてなぜ、投稿しないのでしょうか。

理由を考えてみたところ、こんなものが浮かんできます。



1.面倒



書ききらずに終わるのはコレかもしれません。

感想を考えるのがだんだん面倒くさくなった、と云うパターンですかね。


読み進めていたときには

「よし、ここを評価しよう」

「ここを突っ込んでやろう」

「あそこの流れが素晴らしかった」

なんて書き込もうと思っていても、書いている最中に熱が冷めてしまうヤツです。



だけれども、本当にそうでしょうか。

理由の一端ではある気がしますが、私の中では大きくないような気がします。

なので次。



2.自分の感想が衆目に晒されるのが、なんとなく、イヤだ



苦心して理由をこね出しましたけれど、いい線行ってる気がします。

実は感想を投稿した数と、メッセージボックスからコメントした数はそこまで差がありません。

メッセージボックスだと、何を書こうが基本的に作者にしか分かりません。

なので変なアンチに絡まれたり、信者に突っ込まれることもなく「お茶を濁せる」わけです。

ある種の自己保身に走るわけですね。



自己保身



いい言葉ですね。

大好きです。

周囲に自分のスタンスを明かさないでいる。

理想的な動きです。



でもなー

違うんだよなー


正直書いてる端から

「ないわーこれはないわー」

と思いながらカタカタカチャカチャしてました。



なぜって?


だってさ、

「心を動かされるものを読んだから感想書こうとしてる」んだよ?

自己保身なんて、ちゃっちいこと、考えてるわけがないじゃん。

そんなん考えてたら、どこかの偉大な魂たちを保有する王様にも「ちっちぇえな」って云われちゃいますよ。


「面白い」でも「気に食わない」でも

そこからすぐに感想を書く人ってのは、

多かれ少なかれ『興奮状態』にあると思うのよ。


ライブでフィーバーしてるようなもんだって。

フィーバーだよ? 熱狂だよ? 熱病とも云う。


狂ってんだよ。

病気なんだよ。



どっかに冷静さが欠けてるんだよ。



だから知ってる。

理由なんか最初からわかってた。


コレだって人は、多いと信じてる。


はい、コレ



3.この感想、なんか、違う……



ああっ!

ってなったかな?


伝わってるかな。

コレなんじゃないかな。


私は絶対的にコレです。


自分が思ってること、

読んでて感じたこと、


書き上げた感想が、それを十全に、十分に、十二分に、

表現できていない気がする。


こんな感想、作者に見せられないわ。

この胸のうちに抱いた感情、こんな陳腐な言葉じゃ表しきれてないわ。



と、心にクルものがありますよね。


畢竟、完璧主義者であるからだ、と自己分析しています。

引いては、不完全な、未完成な感想を許容できない自尊心のせいだと思ってます。

プラトンの『イデア論』みたいなやつですかね。

私なんかはこの『イデアの影』ですらない感想ガラクタを許せないことが殆どで、

結局投稿しないまま、持て余した感情と一緒に情報分解されてしまうのでした。





びーくーる。

びーくーる。


はふー


おちついた?

落ち着いた。



まぁ突っ込んでやるなら、


語彙力のなさと文章構成能力の低さが、

そして『どの文章のどのようなところに何を感じたか』を把握しきれていない、

認識能力と分析能力の低さが招いた事象と云えるでしょうか。


だけれども、

「じゃぁ、2周目読むか」

となったときに、初見で抱いたはずの感想は生じ得なかったりします。

作品から受けたはずの衝撃が、2度目であるが故に薄れてしまったり、

或いは新たな発見に紛れてしまったりするわけです。


もう最終的には何がなんだかわからなくなって、


感想「とても面白かったです。次の投稿も期待していますねー」


はいバックバックバック


ネットスラングに

『小並感/(コナミカン)』

と云うのがありますけれども、まさにこれです。



子供かな? 小学生並みの感想だよ コナミカン (5・7・5)ウソ



今日日、幼稚園児だってもっと中身のある感想云えるんじゃないかな。


そんなこんなで

「感想を書いたけど投稿しない」

ことが多いのですけれど


投稿しなかった感想は、およそ認識の中で『無かったこと』になっている気がします。

だって、もうこの世の何処にも残ってないんだから。




さてはて、ここらへんから(ようやっと)本題ですが…


文章能力ってのは、筋トレに近しいと云われています。

やればやるだけ、書けば書くだけ身につくものであると。


その成長能力は微々たるものかもしれませんが、やらないよりはやったほうが断然良いものであることに疑いはありません。


野球で言うと打撃練習。

ボールが打てないからと素振りを止めてしまったら、ずっと打てやしないでしょう。

(いや、俺なら打てる! と云う主張は本旨に沿わないのでお呼びじゃありません)


なので、

「こんな感想じゃダメじゃないかな」

と投稿しないのではなく、

「こんな拙い感想でも伝えたい」

と投稿してみて下さい。



「投稿しなくても、書きさえすれば良いんじゃないの?」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、


『残る』と『残らない』では雲泥の差があります。


もちろん、

「投稿はしなかったけど、書いた感想はメモ帳に貼ってあとから眺めてるよ!」

と云うのであれば話は別ですが、

大抵は跡形もなく消えているでしょう。



さっきの素振りの例で言えば、イメージトレーニングの状態です。

或いは、ランニングの計画を立てただけ、みたいな状態です。

実行することに重きが置かれるわけです。

実存することに重みがあるわけです。



実際に投稿した場合、

「こんな感想を書いて投稿した」

とどこか頭に残りますし、あとから目にする機会もあるかと思います。


ですので

「これも感想能力向上のためだ。許せ、サスケ」とばかりに投稿ボタンをつついてやりましょう。


それが続けばゆくゆくは感想能力が、ひいては文章作成能力が向上しているのではないでしょうか。




ってなわけで、

気に入った作品には「面白かった」の一言だけでも投稿してみましょう。

私自身、感想を頂くととても嬉しくなります。


単に

「面白かった」


に対しては

「ありがとうございました」


と短く事務的な挨拶しか返せていませんが、

とてもうれしく思っています。


一言のコメントでも、まさに米のごとく作品を想像するエネルギーになります。



ですので、

「はよ、次の投稿、はよ(意訳:とても面白いので早く早く、次の作品を拝見したいです)」

と云う純粋無垢な打算を込めまして

ついでに自己研鑽を行うためにも

感想を投稿されてはいかがでしょうか。


と云う提案でした。



非常に長くなりましたが、今日はここまで。



最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

そしてお疲れ様でした。

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