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第八話

尾行つけられてるって?

 バカな何を根拠に・・」

「気づきましたか?

 後ろ多分、結構いますよ」

「賢一、いつから気づいてた」

「ニ、三日前です。」

「どうする?倒すか?」

「いやいや、あいつら何者か分からない

 逆に返り討ちにあうかもしれないし、逃げましょう」

「わかった。でもあいつら何者だ?」

「賢三さん、まさかまた

 何かやらかしたんじゃないですか?」

「馬鹿言え!!まだしてないぞ」

まだって何だよ、まだって

なにかやる予定でもあったか?

「とりあえず、向こうも何もする気が無いみたいだし

 美輝さんの所に行きますか?」

「それじゃ井上さんも危険になるだろうが」


「じゃあ、私の部屋にしましょう

 先に美輝さんが私の部屋に入れてしばらくしてから

 私たちが入れば、向こうは帰宅しただけだと思うでしょ」

「おぉ、いいアイデアだ」

「まぁ美輝さんにも尾行が付けられてたらおしまいですけど」

「大丈夫だろうな?」

「多分、大丈夫でしょ

 私に尾行が付けられてから美輝さんには会っていませんから」

「なら、俺は帰るぞ。歩たちが心配だ」

「じゃぁ、麻子も頼みます

 家から出さない方がいいでしょ」

「わかった、任せとけ

 それじゃぁな気をつけろよ」


さてと、私は美輝さんに電話しなくては・・



≪電話だぞさっさと出ろよ 電話だぞさっさ・・≫

どうして、私こんな着信音にしたんだっけ?

「はぃ、井上です」

「あぁ、美輝さん?申し訳ないいんですけど

 場所を私の部屋にしてくれませんか?」

「え?別にいいですけど」

「それじゃ、扉まだ壊れてるんで先に入って

 待っていてください」

「はぃ、わかりました」



と言う訳で、ここは賢一さんのマンション

結構立派なのよね

扉さえ壊れてなければいい部屋なのに

って、扉直ってるし・・

え?なんでいつの間に?

部屋間違えたのかな・・

部屋番号はあってるんだけど

まぁ麻子ちゃんがきっと中にいるでしょ


ピンポーン

「麻子ちゃ〜ん?開けて〜美輝だよ」

っていないのかな?

もしかして寝てるかも

だって夜だし、とりあえず電話でもしてみるか


≪お電話です お電話です≫

「はぃ、麻子ですけど」

「麻子ちゃん、部屋のドア開けて欲しいんだけど」

「え?どこのですか?」

「賢一さんの部屋よ」

「私、いま友達の家にいるんですけど」

「え〜そうなの?」

「本当ですよ、でも部屋の鍵なら

 かかってないと思いますよ」

「本当?わかった、ありがとう」

「美輝さん、気を付けてね

 二人っきりで、賢一お兄ちゃんに襲われないようにね」

「賢一さんはそんな事しないでしょ」

「わかりませんよ〜

 まぁそんな時は助けてあげますよ」

「賢一さん、麻子ちゃんには勝てないからね」

「それじゃ、友達待ってるから、そろそろ切りますね」

「うん、わかった」



相変わらず、部屋は奇麗ね

どちらかと言うと部屋に何もないと言うか

殺風景なのかな?

日常生活に必要最低限の物しか置いてないからね

でもパソコンの数は尋常じゃないわね

「うわっ、扉が直ってる」

賢一さんが帰ってきたみたい

「お帰りなさい、賢一さん」

「あぁ、どうもただいま」

なんか、夫婦みたい、

お風呂にします?それともご飯にします?

なんちゃって


「扉直したんですね」

「私も今知りましたよ」

「え?そうなんですか?」

「えぇ、朝出た時はまだ直ってませんでしたから」

「でも麻子ちゃんは知ってましたよ?」


「そうなんですか?

作者は一体何を考えているんだ?

 ・・って、そんな事よりも美輝さん」

え?何?突然肩なんかつかんで

「実はお聞きしたいことが・・」

えっちょっと、いくらなんでも・・

《お兄ちゃんに襲われないようにね・・》

嘘?本当に?え?でもさ、いゃ、なんで?

「ここんとこ ニ、三日誰かに後を付けられては

 いませんでしたか?」

・・・・え?

「実は私と賢三さん誰かに付けられてるんですよ」


賢一さん、一瞬でもあなたを疑った

私を許して下さい

「それで、美輝さんにも誰かに付けられてるか

 聞いてみたかったんですが」

「いえ、私そんな事はないと思いますけど」

「そうですか・・」

「どうして、賢一さん付けられてるんですか?」

「そんなの私が知りたいですよ」

「もしかしてなんかやらかしたんですか?」

「ちょっと、賢三さんならともかく

 何で私がまた犯罪を起こさなきゃいけないんですか?」

えぇ?またって何?もしかして賢一さんは前科持ち?

知らなかった・・

「賢二さんの探す方法って一体なんですか?」

「あぁ、友達が教えてくれたんですけど

 ネットですよ」

「ネット?」

「いま、ネットで話題になってるんですよ」

「なにがですか?」

「賢一さんたちですよ」

「どうして?」

「それは、街中をあんな白昼堂々と走りまわってたら

 いやでも気づきますよ。ドッペルゲンガーだ

 って話題になってるんですよ

 それで、思いついたんですけど

 そのネットの人に賢二さんを探してもらうんですよ」

「あぁ、なるほど」

「ね、いいアイデアでしょ?」

「確かにいいですね

 で?そのサイトってどこにあるんですか?」

「でもこのサイトは作った人の日記みたいな感じで

 この頃は何にも更新もしてないんですよ」

「そうなんですか・・」

「そうなんですよ」

「とりあえず私はそう言うサイトを探してみますよ」

「わかりました。じゃぁ私はこれで」

「まだ外に出ない方がいいですよ」

え?なんで?

「外に私に付いている尾行の人が

 美輝さんに付いていってしまう可能性がありますよ」

そうだった・・

「でも、どうしたらいいんですか?」

「さぁ、どうしましょ」

そう言いながらパソコンいじってるし

でも、何やってるのかしらなんか

すごいセキュリティー解除とかしてるけど・・

「見て下さいここのマンションの入口の防犯カメラです」

え?なに?この人?何者?

て言うかそれ犯罪じゃないの?

「外に何人かまだいますね」

「でもいつか帰ってくれるんじゃ」

「どうでしょうかね?今もう三時ですよ

 多分、帰らないんじゃないですか?」

えぇ〜どうしよう・・

「今日は泊まっていけばいいんじゃないですか?」

え?

ってまた違うパソコンいじってるし、よくそんな事を

パソコンいじりながら言えるわね

無神経なのかしら?

あれっ?今何か防犯カメラを横切った

「賢一さん、いま何か映りました」

「何がですか?」

「わからないです でも、こんな時間に

 帰って来る人なんて

 なかなかいませんよね」

「まさか、部屋の場所がばれたのか?」

「え?うそ?ここ危ないんですか?」

「わからないです カメラの場所を変えてみます」



「そこのカメラの場所はどこですか?」

「エレベーターです」

「でも誰もいませんよ」

「いや、誰かは乗ってます」

「どうしてわかるんですか?」

「動いてるのがこれしかないからですよ」

「でも映ってないじゃないですか」

「カメラの死角ににいるんですよ

 これちょうどボタンを押すところが死角になってるんですよ」

「あっ止まったそこ何階ですか?」

「ここの階です。美輝さんどこかに隠れて下さい

 あぁ、寝室がいいでしょ」

なんで私がこんな目にあわなきゃいけないのよ・・

でも寝室のどこに隠れればいいのよ?

とりあえず布団の中にでも

うわ、この布団フカフカで気持ちぃ・・




どうも、賢一です。

現在ピンチです。

なぜなら部屋の鍵を閉めてないからです

いや、いつもの癖でさ

だって鍵閉めるの大変だったんだもん

(わからない方は第二話を読みましょう)

でも、扉が新しくなったんだし

スムーズに閉まるだろ


あれっ?・・・くそっ・・おかしいな

閉まらね〜、なぜか前より手ごわくなってるし

え?なんで?新しくなったんでしょ?

なんで?どうなってるの?

ヤバいってこれ

すぐそこまで足音来てるんだよ


例えるならどっかのホラー映画で

車に乗って逃げる時

うまくエンジンがかからないみたいな?


いや,いや,いや

この小説にそんなスリルいらないから

これ一応コメディのはずだよ・・

あれっ?そうだっけ?

とりあえず、チェーンだけでも・・

ヤバいって足音ここで止まったよ

やっぱり尾行してた人なのか?

とりあえず覗き穴で・・



「お兄ちゃ〜んただいま〜」

そう言って勢いよく扉開けやがって

チェーンした意味ないじゃん

顔面強打だよ!!って痛っ!!

あれ?これ鼻血出てる?

あぁっチェーンちぎれてるじゃん

「麻子、頼むからゆっくり開けてくれ」

「あれ〜お兄ちゃん何してんの〜

 美輝さんはまだ襲ってないのかい〜」

「そんなことするわけないだろ」

なんだか麻子の様子がおかしいな?

やけにフラフラしてるし

まさか・・

「麻子、お前まさか、酒飲んだのか?」

「え〜、何?お酒?飲むわけないじゃん

 賢三さんが飲んでたジュースを飲んだだけだよ」

「どんな味した?」

「え〜っとね、ちょっと苦かったかな〜?」

間違いないな・・

『注意』

未成年の方はお酒は飲まないように・・



≪お電話です お電話です≫

「はぃ、賢一です」

「すまん、賢一 俺だ、賢三だ」

「賢三さん!!あなたねどうして麻子に酒なんて

 飲ませたんですか?」

「いや、あれはちょっと俺が目を離したすきに

 歩と麻子ちゃんが飲んでしまったんだ」

「一体、何を飲ませればこんなにフラフラになるんですか?」

「・・いや、鬼殺しをちょっと・・」

「あんたバカ?」

と言うか賢三さんはそんなの飲んでるのか?

「だってあんなに飲むとは思わなくてよ」

「あんなに?」

「俺も少しは飲んでたけどよ

 ほぼワンカップ・・しかもロック・・」

「うそでしょ・・」

「まじ・・歩はなんとか寝かせたが

 麻子ちゃんが行方不明で・・」


「まぁ、無事に帰って来たからよしとしますか」

「いや、マジで許してくれ」

「まぁ、別にいいですけど

 こっちは尾行の人かと思いましたからね」

「あぁ、誰だかわかったか?」

「調査中です」

「そうか・・」

「とりあえず、害はないと思うので大丈夫でしょ」

「わかった」

「それじゃ切りますねこれから

 麻子の世話をしないといけないから」

「おぅ、頑張れよ」




「お兄ちゃん誰から〜?」

「え?賢三さんからだよ」

「え〜?麻子もお話したい」

「ダメ、もう切れちゃった

 それより麻子早く寝なさい」

「うん、わかった〜」

「っておぃ!!何で服脱いでるんだよ」

「え〜寝るからでしょ」

「ちょっと待てダメだって私まだいるんだから」

「いいじゃん兄弟なんだし」

「だから違うって・・

 ちょっダメ,ダメまだそこ脱いだらダメ」

(ご想像にお任せします)

「美輝さん、助けて下さい

 これヤバイって絵柄的にヤバいよ!!」

(ご想像にお任せします)


あれ?返事がないぞ?

「お兄ちゃんちょっと寝室まで連れてってよ

 おんぶで」

「え?あぁわかった・・っておぃ服を着ろ!!」

なんとか、麻子を寝室まで連れてきたが

なんで美輝さんも寝てるんだよ・・

美輝さんって無神経なのかな?

あれっ?麻子すでに寝てるし


とりあえず、サイトでも調べるか

・・ん?待てよ、どうやって麻子を下せばいいんだ?

って離れないし、どんだけ力強くしがみついてるのよ

チンパンジーの赤子かお前は・・ってコノ・・離れろ・・

くそっ離れない

・・ダメだ諦めよ

無理に離そうとして逆に締め付けられたら困るからな

でもどうしようかな?

あれ?離れた・・やったラッキー

いや、ただ単に作者のアイデア切れか・・


まぁ、どっちでもいいや

サイトでも調べるか・・

ついでに尾行してる奴等の事も




どうもおはようございます。

井上 美輝です

何か知らないうちに寝てしまいました

朝起きると目の前に麻子ちゃんがいた時は

驚きました。


「あれ、起きましたか?美輝さん」

「おはようございます」

「美輝さん、よくあんな状況で寝れましたね」

「なんか布団に入ったらなんだか

 突然眠気が来たんですよ」

「あぁ、そうなんですか・・」

「それより、何かわかりましたか?」

「えぇ、結構わかりましたよ

 なんで私たちが尾行されてるかとか」

「え?そんな事も分かったんですか?」

「えぇ、まぁ・・」

「じゃぁ、賢二さんの事も」

「いゃ、そこまではまだわかっていません」

「そうですか・・」

「まぁとりあえず賢三さんも呼びましょう」

「えぇ〜その前に教えて下さいよ」

「ダメです」

「どうしてですか?」

「このまま次回に持って行くためです」

「あっなるほど・・」



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