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第六話

林 賢一です。

皆さん、おはようございます。

今、ここでは朝です。

いや、今、目覚ましが鳴ってるんですが

目を開ける5秒前みたいな?

いや、やっぱり10秒にしようかな?

このまま起きないと言うのもいい手だが

目覚ましがやかましいな

面倒くさいけど、起きるか・・



さて皆さん、この状況が理解できるだろうか?

目を今開けたんですが・・

どうして私の布団の中に麻子がいるのだろうか?

あれ、私が間違えたのか?

いゃたしか、麻子がベットで私が下で寝るはずだったが?

しかもまた、あの服装かよ!!

いや、なんかレベルアップしてね?(ご想像にお任せします)

な,なんで?

もう兄弟じゃなってわかっただろ?

こんな所を美輝さんとかに見られたら大変だろ

まぁ、いるわけがないか・・



「きゃぁぁ!!賢一さん何やってるんですか?

 いくらなんでもそれはないでしょ!!」


どうして、美輝さんがいるんだよ・・

「み,美輝さんこれは誤解です」

「なにが、誤解ですか?犯罪ですよ、犯罪」

「ちょっ、だから違うって」

「なに〜朝からうるさいよお兄ちゃん・・

 えぇ?なんでお兄ちゃん私の布団の中にいるの?」

「だから、違うって麻子が間違えたんだろ」

「賢一さん、麻子ちゃんから離れなさい!!」


「美輝さんだから違うって

 ってなんで美輝さんがここにいるんですか?」

「なに言ってるんですか?

 今日、賢二さん探しの方法見つけたから

 賢一さんの部屋に集合

 って言ったの賢一さんじゃないですか?」

そうだっけ?・・


「お兄ちゃんいくら 私がかわいいからって

 それは、やっちゃいけないでしょ!!」


「麻子、違うって

 昨日お前がベットで寝たいって言ったんだろ」

「ベットで寝たい!? 賢一さんあなたって人は!!」

「だから、違うってなんでそっちの方向に行くの?」

「お兄ちゃんの馬鹿〜お嫁に行けない〜」

「麻子!!昨日の事をよく思い出せ」

「あっ、賢一さん麻子ちゃんに触らないで!!」

「え?ちょっと、なんで美輝さんまで来るの?」

「やだ、お兄ちゃん変態!!」

「おぃ、誰が変態だ

 とりあえず落ち着いて・・」

「こんな状態でよく落ち着いてられますね、賢一さん」

「だから、誤解です

 麻子、どさくさにまぎれてどこ触ってやがる」

(ご想像にお任せします)


「やだっ、ちょっと賢一さん、

 麻子ちゃんになんてことを・・あなたって人は!!」

「違うって、麻子!!お前わざとやってるだろ?」




・・なんとか落ち着いたか

賢三さんがいなくてよかったよ、

これ以上こんがらかったらやばかった・・

「で?なんで美輝さんは部屋に入れたんですか?

 どちらかと言うとそっちの方が犯罪ですよ」

「それは、扉が壊れてたんで入ってもいいかなって?」

え?まだ直ってなかったの?くそっ作者め

腕は簡単に治しておきながら扉は直さないってか?

あの、ハゲ親父め・・

『注意』

ハゲて無いからね本当だよ・・


「でも私これから仕事なんですけど・・」

「え?じゃぁ今日はやらないんですか?」

「今日やるだなんて言いましたっけ?」

「たしか言っていたと思いますが?」

「とりあえず、私は仕事なんで

 失礼します」



さて、話は 賢三さんに出会ってから

しばらく経ちました。

今までは街を手分けして行く先も分からず

賢二さんを探していましたが

彼が引きこもりだと美輝さんから

聞き、「外を探す意味なくね?」

と言う結論になり

今、何をすべきか困っています。


と言いたいところですが、

今はそんな事で困ってる暇はありません

仕事中だよ&アイデアが浮かばない

「林〜どうだ?なんかいいアイデア浮かんだか?」

部長も結構やつれてきている

「部長、これ以上は無理ですよ

 上にアクション系のゲームを造らせて下さいって

 言って下さいよ・・」

「それは、無理だ 上の奴等は本当に俺たちを

 潰そうとしているんだから」


「だったらなんでこの会社を吸収したんですか?」

「そんなこと知るか 早く完成させてくれ」

「はい、わかりましたよ

 部長もなにかアイデア出して下さいよ」

「そんなもの俺が知るか」

「それ、職務放棄ですよ!!」

「やかましい、頼むょ〜、また奇跡を起こしてくれ」

「アイデア探しに行ってきま〜す」




再び公園です。

ここでいいアイデア浮かばないかな?

そうだ、賢三さんに聞いてみるか?

「もしもし、賢三さん?」

「賢一〜、今何してる?」

「え?仕事中ですけど・・」

「井上さんが来ないんだがどうしてだと思う」

「美輝さんなら今朝、私の部屋に来ましたよ」

「なんで?」

「いゃ、なんでも私が賢二さん探しの

 いい方法を見つけたから来てくれって言ったらしくて」


「なるほど、道理で俺のところに来ないわけだ

 それ言ったの俺だよ・・」

「え?そうだったんですか?」

「井上さんもいい加減、俺達の違いを

 見極めてほしいよな」

「それ確かに思いますね」


「で?井上さんは今どうしてる?」

「それはわからないですね

 賢三さん電話してみたらどうです?」

「そうだな、俺が彼女に電話をしてから

 どれだけここで 待ってるか教えてやるか」


「ところで、どうやって調べるんですか?」

「簡単なことだ市役所に行けばいいんだよ」

「市役所?」

「いくら、引きこもりでも住所変更はしてるだろ

 だから俺が賢二になって住所を調べる」

「ちょっと、それ犯罪ですよ」

「いいんだよ、ちょっとぐらい

 別に悪さをするわけじゃないし」

「そうなのかな?」

「じゃぁ、とりあえず電話切るぞ」

「あっちょっと待って下さい聞きたいことが・・」

「なんだよ、早くしろよ」

「なんかいいゲームのアイデアないですか?」

「無い!!」


切れた、ちょっとぐらい考えてくれても・・

そうだ、麻子に連絡してみるか


「何?お兄ちゃん」

そう言って後ろから肩を叩かれた

「おぃ、麻子それ電話の意味ないじゃん」

「うん、そうだね」

「どうして、ここにいるんだ?

 美輝さんと一緒じゃなかったのか?」

「美輝さんは大学に行ったよ」

「なぁ麻子?学校に行かなくていいのか?」

「大丈夫、もう出席数は足りてるから」

おぃ、そんなんでいいのか?

「ところでさ、ゲームのアイデア浮かばないんだが

 いいアイデアないか?」

「あの柔道の続編がいい」


「いや、今回は謎解きなんだよ」

「そうなんだ、なら人探しにすれば?」

「どんな?」

「今、やってる奴、お兄ちゃん探し」

「おぉ、なかなかいいアイデアだ」

「でしょ?さすが私」

「でも、まだクリアしてないよな」

「まぁね、お兄ちゃんならクリアできるよ」

「よし、なら早くクリアするぞ」

「うん」

「ちょっと会社に戻るからここで待っててくれ」

「うん、わかった」



再び会社です。

「部長!!いいアイデアが浮かびましたよ」

「何?本当か?」

「はい、でもまだクリアしてないので

 ちょっとクリアしに行ってきます」

「はぁっ?おぃ、林?どういう意味?」

「それじゃ、失礼します」

「林、盗作はいかんぞ違法だぞ」



麻子と合流して現在は街中です。

「さてと、メインストーリーだけじゃ

 つまらないからなサブストーリーも造らなきゃ

 麻子、何がしたい?」

「え〜、お兄ちゃんと二人っきりで?

 やだな〜

 今朝は美輝さんが来なかったら私どうなっていたのやら・・」

「麻子、人の傷口掘り返してそんなに楽しいか?」


「だから、償いとして買い物に付き合って」

「償いってなんだよ、俺なんもしてないぞ

 むしろ被害者でしょ?」

「いいでしょどうせ暇なんだし」

「いや、賢二さん探しもあるからな

 ・・そうだ賢三さんが市役所に行くんだった」

「市役所?」

「そう、賢二さんの住所を調べるんだよ」

「そんなことできるの?」

「いや〜わからない とにかく行ってみよう」




どうも林 健三です。

今、俺は市役所の前にいます。

そして、井上さんは大学に行っていて

来れないそうです。

まぁ、賢二の住所調べ一人でやっておくか


そしたら後ろの方で

「あぁ、いた賢三さ〜ん」

ん?賢一か・・

「仕事じゃなかったのか?」

「ゲームのアイデア探しです」

「じゃあさ、アイデア探しで

 賢一おまえが市役所に入ってくれ」

「え?なんでですか」

「俺、市役所って行ったことないんだよ」

「そうなんですか?」

「とにかく、中に入るか」

「えぇっ、ちょっと」


まぁ、中に入ったまではいいが

何をすればいいのかさっぱりわからん

「何やってるんですか賢三さん

 こっちですよ」

え?どこ?

「こっちですって本当に来たことないんですね」

「そうだよ」

「あの、なんで顔を隠してるんですか?」

「馬鹿、同じ顔の奴が二人もいたらどうする

 パニックになるぞ」

「なりませんよ、双子かな?で終わりですよ

 逆に怪しまれますよ て言うか恥ずかしい

 それより、どうやって調べるんですか?」

「それは・・きっとここに賢二が来るから

 それまで待つ」

「冗談でしょ?」

「冗談じゃないぞ 本気マジ

 ところで、麻子ちゃんは?」

「大学の学食を食べに行きましたよ

 なんでも大食い大会があるとか・・」


「それで、俺達だけなのか花が無いぞ花が」

「そんなの、しょうがないじゃないですか」




どうも、お久しぶりです。

林 賢二です。

どうして、今日登場したかって?

もちろん僕はレギュラーだからさ

何の話かは知らないけど僕がいなければ

話が進まないからね


でも今回はただ住所変更しに来ただけだよ

住所変更って面倒なんだよね

でも、やらないと郵便物が届かないからね

市役所ってどうして24時間営業じゃないんだろう

なるべく人がいない時に住所変更やりたいよ

インターネットで簡単にできればいいんだけどね


「あの、住所変更したいんですけど」

「はぃ、わかりました」


なんか、後ろの方が騒がしいな、

「花が無いぞ花が」

「そんなの、しょうがないじゃないですか

 そもそも賢二さん本当に来るんですか?」

えっ?僕?

「俺達二人がいるんだ必ず来るだろ」

何の話だろ?

「あ、あれ賢三さん、あの人・・」

「ん?なんだよ・・あれ?」

ん・・?なんかこっち見てる?

あれ?なんかあの二人僕に似てる?

なんか片方の人こっちに来てない?

て言うか、なんか叫んでない?


「賢二〜!!」

え?僕に何の用?

とにかく逃げないと・・

「待て〜逃げるな」

え?なんで僕が僕二人に追われなきゃいけないの?

そしてなんで僕逃げてるの?

「こら〜市役所の中で走るな」

「ヤバい賢二さんが外に出た」

「逃がすか、賢二待て」



どうも、林 賢一です。

さて皆さん、こんな呑気に話してる

暇はありません賢二さんを発見しました。

この話もいよいよクライマックス?

って賢二さん脚速すぎ!!

なんか、捕まえる方法ないかな?

「賢三さん、あなた昔、族やってたんでしょ?

 なんかバイクとかないんですか?」

「バイクだと、ある訳ないだろ免許もないんだから」

「え?じゃぁ、昔は無免許運転ですか?

 駄目じゃないですか違法ですよ」

「馬鹿、族をやってる時点でアウトだろ!!

 そんなことよりもなんで引きこもりの

 あいつがあんなに脚が速いんだよ」


「そんなの私が知りたいですよ

 あ゛ヤベっ、右足がった」

「賢一しっかりしろ見失ってしまうぞ」

「賢三さん、先に行ってください」

「わかった、まかせとけ」



まぁ、結局、見失ってしまうのだが

まわりから見たらどうなるのだろう

同じ顔の人間が街中を走りまわる

実際に目撃したら気味が悪い

例えばエスカレーターを逆走する大人を

見た時ほど気味が悪い

「うわ〜大の大人がなんて恥ずかしい」

とか、思ってしまうぐらい

気味が悪い



「くそ、見失ったどこに行ったんだ?」

「すみません、私が足手まといになってしまいました」

「いゃ、賢一のせいじゃないよ

 賢二の脚が速すぎるんだ 賢一がいなくても見失っていた

 だが、あの走り方どこかで・・?」

「でも、本当に住所変更しに賢二さん来ましたね」

「そうだな俺ってすごくね?」

「そうですね」


その頃、麻子は大食い大会で

二位に大差をつけて優勝し

まだ足りないと大会が終わってあと

優勝賞品の一年間無料券を使い果たし

残りの食材を食べつくすと言う

大学に新たな伝説を残したらしい


まぁ、我々もこの街で

同じ顔の背のデカく坊主の三人が

街中を徘徊するのを見たら死ぬと言う

都市伝説ができたのだから

まぁ、伝説を残したと言えるだろう



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