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最終話

世界には三人同じ顔をした人間がいる

そんな三人が同じ街にいると言う

ありえない話を題材にしてやってきた

今回の物語

ついに賢二さんの部屋の場所もわかり

二人がそこに向かっている最中です


こんな事を説明してるのは

賢一か賢三だと思うでしょ

残念ながら違います

この街に三人同じ顔をした人がいて

賢二と言う人を探していることを知っていながら

全く協力しなかったコンビニの店員です。

本名は山田 太郎です。

忘れてたとかないよね?

作者は本当に忘れてたらしい・・

泣いていいかな俺・・




どうも、林 賢一です

世界には三人同じ顔をした人間がいる

それは統計学上の問題で、日本人のそっくりさんは主に

中国、モンゴルにいると言われています。

・・まぁそんな事はどうでもいいと

ついにこの話も最終章・・

え?まじで??最後なのこれ

まじか〜どうしよ

また賢二さん逃がそうかな?

そしたらまたしばらく続くだろうし

いや〜でもな・・

「おぃ、賢一なにをぶつくさ言ってやがる」

あぁ、忘れるところでした。

今、賢二さんの部屋に向かってる最中です。

「賢三さん、知ってましたか?今回この話で終わりらしいですよ」

「え?まじで?」

「はいマジです」

「まぁいいんじゃね?」

「結構あっさりですね」

「いいんだよ、とにかく賢二の部屋に行くぞ」

「は、はぃ」



≪お電話です お電話です≫

「はぃ、賢一です」

「もしもし、美輝です」

「どうしましたか?」

「なんか、賢二さんまた出かけたみたいですよ」

「え?なんで?」

「知りませんよ、そんなの」

「で?ネットの人たちは?」

「それが、また見失ったみたいです・・」

「そうですか・・わかりました

 じゃぁ切りますね」

「あぁ、それから賢一さんたちも彼らに発見されましたよ」

「え?そうなんですか?」

「えぇ、気を付けて下さいね」

「わかりました」

「あぁそう言えば、そろそろ

 あれ書き込んでもいいですか?」

「あぁ〜じゃぁお願いします」

「は〜い、あのさっき最終回が何だとか・・」

「ごめんなさい、急いでるんで失礼しま〜す」




「賢一、だれからだ?」

「美輝さんです。賢二さんまた出かけたみたいです」

「はぁっ?まじで?」

「はぃ、しかもネットの人たちまた見失ったみたいです」

「ネットの奴等使えないな〜」

「まったくですね」

「ところで、ネットの奴等はどうするの?」

「え?どうするって言うのは?」

「だから、ずっと尾行されるつもりかよ」

「あぁ、それならそろそろ彼ら解散すると思いますよ」

「え?なんで?」

「美輝さんに頼んでおいたんですよ」

「何を?」

「彼らは今度うちの会社で発売になるゲームの宣伝をしてもらった

 三つ子の方です。

 けしてクローンとかじゃないので

 これ以上、尾行はしないでください。

 あと、ゲーム買ってね。って書くように頼んどきました」

「そんなんで、納得するのか?」

「わかりませんよ、そんなのでも発売するのは事実だし」

「・・と言うか、俺らは三つ子じゃないし」

「それは、仕方がない」

「これでネットの奴等が

 いなくなってくれればいいんだけどな」

「まぁいい宣伝効果にはなったと思いますよ」


≪お電話です お電話です≫

「今日はやけに電話がくるな〜」

「どうせ井上さんだろ」

「いや、なんか違いますね

 この電話番号誰だっけかな〜?」

「いいから早く出てやれよ」

「わかりました

 もしもし、林です」

「賢一、今どこにいる?」

「はぃ?あのどちら様でしょうか?」

「貴様、俺を忘れたと言うのか・・」

「えぇっ、あの・・わからないんですけど」

「賢一、今月減給な」

「え?もしかして部長ですか?」

「そうだ馬鹿野郎!!」

「どうしたんですか?突然電話なんてかけてきて」

「突然電話がかかってきたのはこっちの方だよ」

「はぃ?」

「なぁ、いったいどんなゲームを作ってるんだ?」

「どういう意味ですか?」

「うちの会社に問い合わせが来てるんだよ

 どんなゲームを作っているのか

 発売日はいつか?って

 うちの会社、電話回線がパンクするぞこのままだと」

「本当ですか?良かったじゃないですか」

「よくないだろうが、馬鹿!!」

「え?」

「貴様がどんなゲームを作っているのか

 いつ発売になるのか

 俺等は知らないんだよ、

 だから問い合わせが来ても対応ができないんだ

 どうにかしろ」

「あぁ、忘れてた・・」

「なにが忘れてただ!!」

「すみません、あとでデータをそっちに送ります」

「わかった。待ってるからな」

「はぃ、すみませんでした」

「賢一」

「なんですか?」

「よくやってくれた、この調子だと

 まだ会社が潰れないですむ」

「はぃ、来月から給料アップしてくださいね」

「無理」


切れた・・

う〜んまぁうまくいったのかな?

「会社の奴らか?」

「えぇ、部長からです」

「解雇通告か?」

「んな訳ないでしょ」

「どうかな〜?

 ってあれ?」

「なんですか、そんな固まっちゃって

 後ろにお化けとかでもいるんですか」

とまぁ、そんな事言って私も後ろを振り返るんですけどね

そしたら、偶然にも賢二さんがいるんですよ

「賢二〜!!」

そう言って賢三さん猛ダッシュ

「賢三さん待って・・」

まぁ遅いに決まってるけどね

なんか賢二さんすごい叫んで逃げてるんですけど・・

ちょっと出遅れちゃいました

・・てか、見失いました。



どうも、賢二です。

僕、今逃げてます。

「待てや〜、賢二とまれ〜」

そんな事、言って立ち止まる人なんて

いるわけがない

「い〜や〜だ〜助けて〜」

「賢二〜!!」

僕、なんで外に出てるんだっけ?

そうだ、カップラーメン買ったのはいいけど

割りばしがついてこなかったんだ。

だから、買いに外に出たんだ・・

何とか尾行の人たちからは逃げれたのに

なんで今度は僕に似た人なんだ

「賢二〜お願いだからとまれ〜」

「無理無理無理無理無理・・・」



・・なんとか逃げれた

怖かった・・

もぅやだ、割りばしなんてどうでもいい

帰る

「おぃ、賢二」

また誰か僕になんか用なの?

「久しぶりだな、誰だかわかるか?」

誰だかって

なるべく関わりたくない

高校の陸上部の先輩だ。

この人怖いんだよ

怖いと言うか、危ないと言うか

ぼ、僕に何の用なんだろ?

「お、お久しぶりです。先輩」

「いや〜賢二ちょっとついてこい」

「い、いや先輩、ちょっと僕これから用事が・・」

「はぁ?何?なんだって?」

「いえ、なんでもないです

 ついていきます」

やな予感がする・・

僕、帰っていい?

どうせ無理なんだけどさ

僕ってそう言うやつだから・・




どうも、賢三です。

賢二って脚早いんだけど・・

てか疲れた。

≪着信ダァ― 着信ダァ―≫

「おぅ、なんだ賢一」

「今どこにいますか?」

「どこって、河川敷の近くだ」

「そうですか、ならちょうどいいです」

「あぁ?なにが」

「河川敷にいつもいるおじさんいるでしょ?」

「ホームレスのおっさんか?」

「はいそうです。」

「が、どうかしたか?」

「その人に賢二さんどこに行ったか聞いて下さい

 知ってると思うんで」

「はぁ?なんで?」

「ごめんなさい、ちょっと手が離せないんで

 失礼します」


・・意味がわからん

まぁいいや、ちょっと休憩だ・・

もう日が暮れるな・・




どうも、賢一です。

ちょっと時間は戻って

賢三さんを見失ってからです。



うわ〜見失っちゃった・・

どこ行けばいいんだろう

多分、賢三さんも賢二さんを見失うと思うし

とりあえず、美輝さんに電話してみるか


「もしもし、井上です」

「あぁ、美輝さん?賢一です」

「賢一さん?どうしたんですか?

 賢二さん見つけましたか?」

「いや〜、それが発見はしたんですけど

 賢二さんも賢三さんも見失っちゃって・・」

「そうなんですか、賢三さんに連絡してみたらどうです?」

「多分、まだ追っかけてると思うんですよね」

「そうですかね?賢二さんって脚早いんですよ」

「えぇ、知ってますけど」

「賢二さん最近知ったんですけど

 実は私と同じ大学に通ってるんですよ

 ここしばらくは来てないみたいですけど」

「え?社会人じゃないんですか?」

「違いますよ。しかも、陸上で全国大会にも

 出てたみたいですよ」

「そうなんですか・・」

麻子からそんな事は聞いてないけどな

「そういえば、麻子は起きましたか?」

「まだ起きそうにないですね

 よっぽどお酒がキツかったんじゃないですか?」

「まぁ起きたら連絡ください」

「はぃ、わかりました」

「じゃ、そろそろ賢三さんに連絡してみるんで切りますね」


さてと、賢二さんはどうやって探そうかな?

あぁ、そうだ。あそこに行けばいいんだった

なんかこの前もこんなことがあったような?

とりあえず賢三さんに連絡するか

「賢三〜!!」

ん?あれ?あの方々はいつぞやの・・

刺客さん?もう退院しちゃったの?

あ〜でもこの前よりは人数少ないかな?

五人ぐらい?あぁ六人か・・

ちょ、ちょっとまって、今電話中ですから

おっ、かかった。

「おぅ、なんだ賢一」

「今どこにいますか?」

「どこって、河川敷の近くだ」

「そうですか、ならちょうどいいです」

あれ?もうちょっと待っててくれないかな?

「あぁ?なにが」

「河川敷にいつもいるおじさんいるでしょ?」

「ホームレスのおっさんか?」

「はいそうです。」

あぁ〜、ちょっと近づいて来たよ

「が、どうかしたか?」

「その人に賢二さんどこに行ったか聞いて下さい

 知ってると思うんで」

「はぁ?なんで?」

「ごめんなさい、ちょっと手が離せないんで

 失礼します」


そんなに長く待ってくれるわけないよね

「死ねゃ〜賢三〜!!」

うっわ何その武器、なんか警棒みたい

当たったら痛いよな〜

まぁ当たんなきゃいいんだけど


ドゴッ(効果音)


はぃ、一人終わり

やだな〜平和主義者で通ってるのにさ・・


あごががら空きですよ〜

二人目〜


はい、次〜

あと四人か・・




休憩が終わった。賢三です

そろそろ、動くか

もぅ暗いな・・

日が落ちるの速すぎ

とにかく、ホームレス探せばいいんだろ

まぁ、探すって言っても

いつも同じ場所にいるんだけどな


「ん?よう、あんちゃん

 この空き缶に」

「唾ならあるぞ〜おっさん」

「なんだ、機嫌の悪いあんちゃんか」

まぁ、いつも道りのやり取りだな

「あのさ、おっさん」

「賢二君とやらの場所か?」

え?

「知ってるのか?」

「あぁ、知ってるよ」

「なんで、知ってるんだ?」

「なんだ、賢一君から聞いてないのか?」

「何を?」

「いや、なんでもない」

「おっさん何者?」

「ただのホームレスだよ」

「思ったんだけど

 ただのホームレスがいつも同じ場所にいるかよ」

「そんな事よりもいいのか?

 賢二君の場所を聞かなくても」

「俺はそれよりおっさんが何者かを知りたい」

「それは、別料金だ」

意味がわからん

「その人、いわゆる情報屋さんなんですよ」

「賢一?」

「よう、あんちゃんこの空き缶に小銭を

 めぐんでくれ」

「ごめん、小銭はない」

「え?賢一、このおっさん情報屋なのか?」

「うん、そうだよ

 それより、賢三さんあの悪連中はしつこいですよ

 どうにかしてくださいよ」

「いつから、知ってたんだよ?」

「あぁ、無視ですか・・

 最初からです。私はこの人から

 情報の調べ方教わったんですよ

 それより、あいつらの事なんですけど」

「けどよ〜納得いかないな〜」

「賢三さ〜ん無視しないでください」

「まぁ、お前さんのように賢一君にそっくりさんが

 何人もいただなんてのは

 最近知ったけどな」

「いつ知ったんですか?」

「いや〜、君が弁当を渡してくれた時だよ」

なんか、そう言って俺の方指さしてるんだけど

「あぁ、賢一はそっちだよ」

「あっごめんごめん」

「それより、賢二さんはどこに向かったんですか?」

「賢二君なら、さっき強盗してた人達

 と歩いてる所を目撃されてるよ」

「ほら見ろ、賢一やっぱり

 あいつ強盗してたんだよ」

「いや、賢二君はしてないぞ」

「おじさん、そうじゃなくって

 どこに行ったんですか?」

「この時間だからおそらく

 大学内だろあそこなら夜になると人いないからな」

「なら、行くぞ賢一」

「わかりました

 あぁ、ありがとうおじさん今度お金払うから」

「いいよ、この前、弁当もらったからな

 それで十分だ」

「本当?ありがとうおじさん

 また今度」

「頑張れよ、優しいあんちゃん」




おはようございます。

林 麻子です。

あぁ頭痛い・・

なんかぐらぐらするもん

私、なんでお兄ちゃんの部屋にいるんだっけ?

う〜ん、昨日私何やってたっけ?

思い出せない

隣の部屋から美輝さんの声がする

「おはよ〜う美輝さん」

「あぁ、起きたの?」

「なんで、美輝さんがお兄ちゃんの部屋にいるの?」

「今、お兄ちゃん探ししてるからだよ」

「お兄ちゃん見つかったの?」

「うん、それで今連絡待ちなの」

「やった〜ようやく会えるの」

「そうみたいだね」

「うん楽しみ」

「とりあえず、早く着替えてきなさい」

「わかった〜」


はぃ、どうも井上 美輝です

今さっき麻子ちゃんが起きてきました

それにしても麻子ちゃんの

あの服装はヤバいんじゃないかな

女同士ならいいけど

賢一さんとひとつ屋根の下に暮らしてるのに

あれはちょっと・・


そうだ賢一さんに連絡しないと


「はい、賢一です」

「井上です」

「あぁ、美輝さん?どうしましたか」

「あの麻子ちゃんが起きたので連絡を」

「起きましたか?じゃあいまから大学に

 来て下さい

 今、私たちも向かってるんで」

「わかりました」

「じゃあ、切りますよ」

「はい」


それにしても麻子ちゃん

着替え遅いな・・

様子でも見てみるか

「麻子ちゃん?着替えまだ〜?

 入るよ〜」

あれ?なんか大の字で倒れてるんだけど

「麻子ちゃん?大丈夫」

「う〜ん、気分悪い〜」

これは、少し時間かかるかな?




どうも、賢一です。

今、賢三さんと

賢二さんのいる大学に向かってる最中です。

まぁ、これ以上、賢二さんが

どこかに移動する前に捕まえようと

してるので、急ぎ足です。


「なぁ、賢一?」

「なんですか?」

「俺、思ったんだけどさ・・

 いや、別に大した疑問じゃないけどさ」

「途中でやめないでくださいよ

 気になるじゃないですか」

「俺達ってさ、どうして今まで

 この街で会わなかったのかな?」

「え?」

「いや・・だからさ」

「それ言ったら、このお話おしまいでしょ」

「だから、言ったろ大した疑問じゃないって」

「まぁ、あえて言うなら

 活動する時間が違ったんじゃないですか?」

「はぁ?」

「私は、朝早く起きて会社に向かうんですけど

 その時、賢三さんは何してます?」

「多分、寝てるかバイト中だな」

「で、私は夜の八時か九時ぐらいに

 帰るんですけどその時は?」

「バイト中だわ」

「ほら、外で会う可能性はないじゃないですか」

「昼は何してる?」

「私は、公園にいますね」

「公園ってあのやけに椅子の多い?」

「ええ、そこでご飯食べてますね」

「あぁ、俺はそこいかないな」

「ほら、納得じゃないですか」

「賢二はどうなる?」

「彼は第一に引きこもりです」

「あぁ、なるほど・・」

そんなこんなで大学到着

「うっわ大学って広いですね〜」

「どこにいるんだ?」

「どうします?二手に別れますか?」

「そうするか

 なら、先に捕まえた方が負けた奴を

 一日服従させる権利が与えられるのな」

「何ですかそれ?」

「炊事、洗濯、家事もろもろやってもらう」

「それただ単に賢三さんが

 やりたくないだけじゃないですか」

「はぃ、よ〜いスタート」

「えっ、ちょっと・・」

行ってしまった。

賢三さんより早く見つけないと・・





林 賢二です。

僕、何故か複数の人たちに

囲まれてる。

囲んでる人たちの中に先輩も含まれてるけど・・

なんで、僕?

僕何かした?

「あ、あの先輩?これなんですか?」

「自分の心に聞いてみな」

理解ができない・・

なんで?

「お前、この前よくも邪魔してくれたな」

ん?なんのことだ?

「お前のお陰でなあそこら辺で

 できなくなったんだよ!!」

????文脈から推測できません

「とりあえず、くたばれ」

えぇぇ?なんで?

なに今の発言?

僕の聞き間違い?

・・・じゃ、ないみたい

え?先輩?何?その武器

なんか、警棒みたい

当たったらなんか痛そう・・

って痛っ!!これ痛

ヤバいってこれ逃げれないし

なんで?蹴られるの?

えっ?ちょっと本当マジで待って

またその警棒くらったらやばいって

「死ねや〜」


その時、横から何かが飛び出してきた

てか、先輩に飛びひざ蹴りやってます

・・ってそっくりさんじゃん

「大丈夫か?」

「あ、ありがとうございます」

なんだこの人?

僕をどうする気なんだ?

「いや〜悪いな賢二

 多分、あいつ等の邪魔したのって俺だ」

なに笑いながら言ってるの

この状況理解できないの?

ヤバいよこれ

「ほれ、立てるか?」

なんか、そんな事言って手のばしてるけど

危ない後ろ後ろ!!

「ダメですよそんなことしたら」

なんかそう言ってまた一人倒した

と言うか、またそっくりさんが増えたんだけど

「おぃ、賢一この勝負

 俺の勝ちな」

「そんことないです

 まだ賢二を捕まえてないじゃないですか」

「けど、見つけたのは俺だぜ」

「勝利条件は捕まえたらです」

なに言ってんだ?この人たち?

何しゃべりながら不良の人たち倒してるの?

と言うか、この人たち強すぎ

あと一人になっちゃった

って逃げた・・

「ヤバい、あと追っかけなくちゃ」

「ほっとけよ、賢二は無事なんだし」

「いえ、そうじゃなくって

 麻子と美輝さんもこの大学に来るんですよ」

え?美輝さんってあの・・?

「なんで、そのこと早く言わないんだよ

 追うぞ」





賢一です。

ピンチです。

今、逃げてる人を追ってるんですが

麻子たちが

大学に向かってます

最悪の場合すでに着いてるか

こう言うときって大体逃げてる人と

か弱い女性って会っちゃうんですよね〜

いゃ、一人か弱くはない女性がいるか・・

まぁ、案のじょう巡り合いそうですよ

「やばい、間に合わないですよ

 美輝さん、逃げて下さい」

なんか、美輝さんはオロオロしてるし

麻子に関しては放心状態?なんか様子がおかしいな?

もしかして二日酔いか?

ヤバい間に合わない

あれ?誰か今横通り過ぎたんだけど

おぉ賢二さんだ

さすが不良君捕まえてくれたじゃん

やっぱり脚は速いな

「なんだ、賢二やればできるじゃないか」

「そうですね」

「あぁ、まだどっちも捕まえてないよな」

「そうだった!!」

「おら〜賢二〜」


勝敗は美輝さんが勝ちました。

何故かって?

倒れている賢二さんに手を差し出して

それで賢二さんが手を取ったからですよ

「なぁ、賢一」

「なんですか?」

「この勝負無かった事にしようぜ」

「そうですね」




「いや〜ようやく捕まえましたね」

「なんか捕まえてみるとあっけないな」

「あの、あなた達は僕に何の用ですか?」

「うん、用ならありますよ」

「そうだ!!大ありだ」

「麻子ちゃん、思いっきりしがみついてやりなさい」

「うん、わかった」

そう言って、飛びかかろうとしている時に

私は妙な言葉を聞いてしまいます。


「何ですか?このポニーテールの子は?」


そのあと、賢二さんから悲鳴が聞こえるのだが

「け、賢一、今の聞いたか?」

「そ、空耳ですよね?」

「空耳って二人揃って聞くものなのか?」

「美輝さん、今賢二さんなんて言ってましたか?」

「もしかして賢一さんも聞きましたか」

「嘘だろ・・きっと嘘ついてるんだよ

 賢二の野郎」

「多分そうですよ

 だって、あのホームレスおじさんだって

 そんな事言ってなかったし」

「ん?待てよ

 俺はおっさんに機嫌の悪いあんちゃんって呼ばれてる」

「突然、何言い出すんですか?」

「賢一は優しいあんちゃん」

「それがどうかしたんですか?」

「昔のこと思い出したんだけど

 気前のいいあんちゃんって誰だ?(第一話参照)」

「賢二さん?・・・ではないですよね・・」

「うん、ありえないな」

「な、なぁ、麻子そろそろいいんじゃないか

 放してやっても」

「うん、わかった」

・・・生きてるかな?

「賢二さん聞きたいことがあるんですけど」

「な、なんですか?」

「林 賢二さんですよね?」

「は、はい」

「麻子の本物のお兄ちゃん?」

「ぼ、僕は妹はいません

 姉ならいますけど、末っ子です」

「嘘だろ?」

「ほ、本当です信じて下さい」

「なぁ麻子?」

「なに?」

「探してほしい人って

 林 賢二さんだよな?」

「そうだよ」

「賢二さん、身分を証明できるもの持ってますか?」

「が、学生証なら」


林 賢二

本校の学生である事を証明します。


「麻子?これで合ってるよな?」

「えぇっと・・あれ?なんか違うよ」

「はぁっ?」

「私のお兄ちゃんけんじの『じ』は

 『ニ』じゃなくて『治』のほうだよ」

・・・・



世界には三人同じ顔をした人間がいる

それは統計学上の問題であり

日本人のそっくりさんは主に中国とモンゴルに

いるとされています。


そぅ、所詮は統計学

そっくりさんが一人もいない人がいるかもしれない

それにに対し

そっくりさんが三人以上いたっておかしくはない

それが、全員同じ街に住んでいても

そう、今回は

そんな奇妙なお話



    完・・?

最後まで読んでいただき

本当にありがとうございます。

続きを書くかはまだ決めていません

どちらかと言うと

誰か続き書いてと言いたいくらいです(笑)

まぁ誰か書きたい方がいたら書いても構いません

それも面白いと思うので

これからもよろしくお願いします。

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