アイツのカノジョはカフンショウ。
「オレのさ」
「おう」
「カノジョいるじゃん? 苦節19年、やっとできたマイラブ、初カノが
いや、最初で最後のカノジョで、嫁なんだけども、嫁にするんだけども」
「嫁よりも今は空気を読め、講義中なんだから筆談かせめて小声にしろ」
「アイサー心友!」
「てめぇ、だ・ま・れ・よっ」
「いででででででっ、せめてアイアンクロー前には爪切ってくれよ伸びすぎっ!!」
『煩いよ君たち、講義の邪魔をするなら退席したまえ!』
「はい、すいません以後気をつけます(何で俺が謝ってんだよ)」
……。
「でさ、カノジョにプレゼントをあげたわけよ
そしたらもー、カノジョ喜んじゃってさ! ずっと着けてるねって!
オレ、チョーシアワセモノじゃん?! この愛は永遠なわけよ!!」
「そうか、そりゃ良かったな」
「え? 何をプレゼントしたのかって?」
「聞いてねーよ」
「やっぱさ、最初のうちはあんまり値の張るもの渡してプレッシャーとか与えたくないじゃん?
でも、オレとしてはちゃんとしたものあげたかったワケよ
しかも、実用的でずっとつけててもらえるもの!」
「お前にしては考えてるな……実用的?」
「おう、カノジョさー、カフンショウなんだよね、けっこう辛そうだからさ
マスクあげたんだよ、そのまんまじゃ味気ないからちょっとイラスト描いてさ」
「へぇーマスク、でもあれって使い捨てだろ?」
「いや、何回でも使えてエコなヤツ、だから絵描いてもいいかなって」
「いいんじゃねーの? お前、イラスト結構上手いし」
「あ、そう思う? そう思う?
今日もこの後約束してんだよね、いつも着けててくれると思うとプレゼントして良かったなって!
あ! ほら来た!! 着けてる! 着けてくれてる!!
手ぇ振っちゃって小走りに駆けて来てくれちゃったりしてかーわいい!!」
こいつの言うとおり、こいつの彼女がマスクを着けて手を振って小走りに駆けてきた
ゴーパー…
こいつの言った通りイラストも描いてある、ハートやらうさぎやら
ゴーパー…
マスクは
ゴーパー…
マスクは…
ゴーパー…
……ガスマスク、いや、防毒マスクだった
「なるほど、空気以外のあらゆるものを防御しそうだな」
「だろ? オレってばチョー気が利いてるゥ!!」
友達の縁を切ろう、そう硬く決意した19の春
がりがり書いてますがなかなか進まず、苦し紛れに朝の花粉ニュースを見て書きました
マスクは某SF映画の父さんを想像してもOKです、普通の防毒マスクでも問題ないです<普通?
でも防毒マスクがあれば、かなりの花粉をブロックできると思うんですがどうでしょう?
使い捨てでないので何回でも使えますし、大人になってからは頭の大きさとか変わらないのでメンテナンスさえしっかりしていれば何年でも使えそうな気がします
通勤などの車と電車の関係と一緒で、長い事電車賃を払うことを考えたら車を買う方が安上がり、みたいな公式が成り立つと思うんですよね、どうですか?
あ、でも視界が悪いかな?<そういう問題じゃない




