第八 龍人について
自由時間を与えられ、カーミスがタリアに教えを乞う。
そして、庭に着き、魔法と魔術について語る。
タリアが、魔法を見本としてカーミスに見せる。
そして、どうして、龍人が竜魔の森に住むか、話す、、、
「お疲れ様、カーミス。」
「えぇ、でも、王国、、、自分が生まれた国のことを知るのは楽しかったよ。」
「そう、それはよかったわね。」
「そうだ!!タリア!!今、自由でしょ?」
「えぇ、そうね、二時間はね。」
「じゃあ!!少し庭に行って、魔術の練習をしよ!!」
「え?ま、まぁ、いいけど、、、」
「やった!!なら!!行こ!!」
カーミスが嬉しそうに言いながら、タリアの手を引き、庭に走っていく。
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そして、数分後、庭に着いた二人。
「着いた!!まずは、何からやろうかな!!」
「なら、最初は、カーミスが得意な魔術を見せて。」
「え?う、うん、わかった!!」
カーミスが返事をし、目を閉じて、詠唱を始める。
「、、、ふぅ~、生命を運ぶ風、生物を癒す揺りかご、我が手に集まり、我を浮かせたまえ 飛翔魔術見えざる風の翼」
そう唱えた、カーミスの体は浮いた。
「見てみて!!タリア!!まだ、高くは飛べないけど、、、浮遊程度ならできるんだよ!!」
「おぉ、才能もあるし魔力もある、てことは、あいつが言っていた、才能の部分はあってんのか、、、」
「え?タリア、なんか言った?」
「いや!!何もないよ!!降りておいで!!」
「うん!!」
カーミスがそう返事をし、ゆっくりとタリアの前に降りてきた。
「どうだった!?」
「すごいと思うよ、カーミスの年だと、そこまでできるやつは少ないんじゃないの?」
「うん、だから、教えてくれる人がいなくて、、、」
「そう、じゃあ、カーミス、魔術は全部でいくつある?」
「え?魔術は、火、土、水、風、雷、光、闇、空虚の八種類でしょ?」
「そう、じゃあ、その中で、原初に分類されるのは?」
「原初?何それ?」
「あれま、教えられてないか、なら、ここで教えちゃおうか、いい?カーミス、原初に分類されるのは、火、水、雷、空虚の四つ、この四つは、魔法から魔術に、他の四つは魔術から魔法に。」
「魔法から魔術?魔術から魔法?どういうこと?」
「原初は、元々魔法と呼ばれていたものを指す、火魔法、水魔法、雷魔法、空虚魔法、そして、それ以外は、土魔術、風魔術、光魔術、闇魔術、そして、魔術から魔法は、私たちがこれまで生きてきた中で、常に感じ、使うことができた物、魔法から魔術は、元々自然にあったもの、私たちが自力じゃどうしようもないもの。」
「、、、じゃあ、なんで、全部魔術って言うの?」
「ん?それはね、魔法は、まずもって、人類に扱えるものじゃない、扱えたとしても、命と引き換え、もしくは、文明の放棄が求められる代物、だから、魔術にして、人類にも扱えるようにしたの。」
「へ~、じゃあ、タリアは使えるの?魔法。」
「ん?まぁ、使えるわよ。」
「じゃあ、使ってみて!!」
「、、、わかったは、、、じゃあ、水魔法空中漂う水龍」
タリアがそう唱えると、空中に水が溜まっていき、水龍の形になり、空中を漂う。
「、、、!!わぁ!!すごい!!すごい!!水が!!ドラゴンに!!」
「う~ん、ドラゴンじゃないんだよね、、、」
「え?ドラゴンじゃないって?」
「実はね、ドラゴンは龍とは別の上位種、世界の調停者と呼ばれるのがドラゴン、神の使い、宇宙の調停者と呼ばれるのが龍。」
「てことは、今上を漂ってるのは?」
「あれは、龍、今は姿を消しちゃったけど、水の神様の使いの水龍、水や津波を起こすことができる龍だよ。」
「へ~、すごかったんだね!!」
「うん、、、そうだね、、、」
「ねぇ、タリアは、龍人様じゃない?」
「うん、そうだよ。」
「なら、龍人様は、なんで、竜魔の森にいるの?」
「ん~?まぁ、カーミスなら話してもいいか、、、でも、他言無用だよ、闇魔術音を消す暗き幕」
タリアが、闇魔術を唱え、カーミスとタリアの周囲に薄暗い幕が下りた。
「なに?これ?」
「これは、中で話している人の話を外の人に聞かせないようにする魔術。」
「そんなに、聞かれたらダメなの?」
「うん、こればっかりはね、、、」
「そっか、わかった!!」
「ふふ、やっぱり、カーミスはいい子だね、じゃあ、なんで、私たち、龍人が竜魔の森に住んでいるのかって話だね、あの森の奥は、神龍の森林って呼ばれるところがあるの。」
「神龍の森林?何それ?聞いたことない?」
「それはそうよ、だってこれは、私たち一族にしか伝わっていない口伝の話なんだもの、それで、その、神龍の森林は、いわゆる最初の土地、何人たりとも立ち入りを禁止し、その門番として、私たち、龍人が竜魔の森に住んでいるっていうこと。」
「どうして、立ち入り禁止?」
「、、、神秘的であり神域なの、不要な死を出さないようによ。」
「なるほどね~。」
「まぁ、この話はここまで、さぁ、練習としましょ?まずは、風魔術からね、手のひらに風の球を作って、それを三分間維持。」
「う、うん!!」
カーミスがそう返事をし、手のひらに風の球を作り、維持を始めたが、一分もたたないうちに風の球は消え去った。
「え!?ど、どうして、、、」
「それはね、魔力が一定じゃないから、魔力を一定に、集中力を切らさず、風の球を維持し続ける、さぁ、もう一回。」
「う、うん!!」
カーミスが返事をし、もう一度風の球を作る。
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