第二十五 神代武器《アーティファクト》
鍛冶屋に着き、神代武器を受け取る二人、、、
それは、耳飾りの形を模していた、、、
神代武器を受け取ったカーミスを見て、タリアは、、、
カーミスと魔獣は、、、
そして、鍛冶屋に向かっている間、カーミスが口を開く、、、
「そう言えば、、、タリアは、どうして、武器を持たないの?」
「、、ん?武器は持たないわけじゃないよ、、、もう、持ってるけど使わないだけ、、、実際、私は技を使えるしね、、、」
「え!?み、見たことない、、、けど、、、」
「それはそうだよ、、、武器を使う必要がないことばかりだし、、、」
「そうなんだ、、、いつか見てみたいな、、、タリアの武器、、」
「意外と、、、近いかもよ、、、」
「え、、、?」
「さぁ、そんなこと言っているうちに着いたよ。」
タリアがそう言うと、鍛冶屋に二人はついた。
そして、タリアが扉を開き入る。
「もらいに来たよ~!!できてるかな~!?」
「うるさいわ、、、こちとら、お前の持ってくる素材は加工が難しいものばかり、、、疲れてんだよ、、、」
「あははは!!あなたできるって言ったんじゃん、だから、最高峰の素材を渡したの、それで、武器はできたんだよね?」
「あぁ、とりあえずはな、、、ほら、、、」
鍛冶師がそう言い、羽の形をした耳飾りを渡した、、、
「、、、?耳飾り、、、?なんで、、、」
「へぇ~、耳飾りにしたんだね、、、」
「、、、?どういうこと?タリア、、」
「神代武器は、魔力を与えることによって形が変わるの、例えば、、、普段はブレスレットだけど魔力を与えると剣に変わったり、ネックレスから盾に変わったりね、、、それで、今回は耳飾りになってるってこと、これは、鍛冶師が気分で決めることだから、多少意見した方がいいけどね、、、」
「そうなんだ、、、」
「そう、でも、カーミスは耳飾りでよかったかもね、、、」
「え?どうして、、、?」
「耳飾りなら、パーティーや冒険でも外すことは少ないし、無くしにくいからね、、、さて、それじゃ、カーミス、魔力を与えてみようか、、、」
「え、、、?う、うん、、、でも、、、どうやって、、」
「耳飾りの羽を握って魔力を与えるだけ。」
タリアが説明をし、カーミスは羽を握って魔力を与える、、、
すると、羽は伸び、柄は骨を中心に周りを金属が覆い、先端には羽と牙が混同したような宝石が埋め込まれていた、、、
「、、、こ、これが、、、神代武器、、、」
「随分と凝ってるね~、、、」
「当たり前だ、あれだけの素材を渡せれたんだ、、、長く強く頑丈に、を基本に作ったからな、、、だから、魔術の執行に必要な時間を短くし、魔力耐性は素材が素材だからそれなりに高い、そして、周りの金属と宝石は魔力増幅を助けるものだ、、、」
「いい仕事するじゃん、、、よかったね、カーミス、、」
「う、うん、、、」
「どうしたの?」
「わ、私が、、、こんないいもの貰っていいのかなって、、、」
「そうだね、、、でも、カーミスならきっとうまく使えるよ、、、そうだ!!なんなら、、、今から腕試ししようよ!!カーミス!!」
そう言ったタリアの眼は、新しいものを見つけ、その未知を知ろうとするようなきらきらとした目であった、、、
「、、、怖いよ、、、タリア、、、」
「、、、え!?あ、、ご、ごめん、、、」
謝ったタリアは、誰から見ても落ち込んでいるのがわかる、、、
「、、、はぁ~、、いいよ、、腕試ししよか、、、」
「、、え!?い、いいの!?本当に!?」
「うん、、、たまには、タリアのわがままも聞いてあげる、、」
「、、、ん~!!鍛冶師!!鍛練場はどこ!!」
「、、、え!?あぁ、、ここから、、、まっすぐ行ったところだ、、、」
「わかった!!ありがと!!行こう!!カーミス!!」
「はいはい、、、」
すると、タリアとカーミスはすごい勢いで鍛冶屋を後にした、、、
~~~~~~~~~~~~~
今までにないほどの速さで、鍛練場に着いた二人、、、
「着いた~!!」
「、、はぁはぁ、、、は、、早すぎるよ、、、タリア、、、」
「え?あぁ、、、ごめんね、、、カーミス、、、さぁ!!出して出して!!」
「はいはい、、、」
カーミスが返事をし、羽に魔力を与え、変化する、、、
「おぉ!!本当に!!あいつに頼んでよかったよ!!さぁ!!撃って撃って!!」
「、、、え?で、でも、、誰に、、」
「そんなもの、腕試しなんだから私に決まってるでしょ?」
「え、、!?で、でも、、、」
「いいから!!さぁ!!さぁ!!」
「もう、、わかったわよ、、怪我、、しないでね、、?」
カーミスがそう言い、魔力を練る、、、
「おぉ!!今までにないほどに魔力が練られてるし、何より、それだけの魔力でも暴発してないのは腕がいい!!」
そして、魔力が練り終わり、カーミスが魔術を放つ。
「、、、炎豪魔術地獄より燃える炎、、、」
すると、カーミスの頭上に巨大な炎球が現れ、タリアに向かって落ちていく、、、
「あははは!!すごい!!すごいよ!!カーミス!!ここまでの魔術は今では祭壇魔術の域だよ!!」
「、、、ほら、、、タリア、、もうすぐ周りが燃えちゃうから消して、、、」
「、、、え?あぁ、、、うん!!」
返事をした、タリアは、炎球に向かって飛んでいき、腕を横に振り、かき消した、、、
「すごいよ!!カーミス!!神代武器を初めて持ってここまでの魔術を執行できるなんて、、、じゃあ、次は、小さき怪鳥と一緒に私に一撃を当ててみて、、、」
「、、で、でも、、私はまだ、、、」
「それじゃ、行くよ~、、、」
すると、タリアの姿が消え、瞬きをした瞬間、目の前に現れ、腕を振るう、、、
間一髪のところで、カーミスは回避する、、、そして、後ろに目をやると、石でできた床は風圧によって壊れていた、、、
「、、、!?ふ、風圧だけでこれって、、、タリア、本気なの!?」
「もちろん!!私は嘘をつかないよ、、、ほら、次行くよ、、、」
「、、、!!小さき怪鳥!!霧の世界を!!」
「ぎぃーーーーーー!!!」
「、、、、あはは、、これは、霧の世界、、、確かに、見えないけれど、、、」
そう言いながら、タリアは何の迷いもなく、カーミスへ向かって行き、腕を振るう、、、
「、、、!!み、見えてるの、、、!?」
「、、いいや!!何も見えないよ!!でも、情報は眼だけでとらえるものじゃない!!耳でも、肌でも!!感じ取れるからね!!」
「、、、!!小さき怪鳥!!」
カーミスが呼びかける、、、しかし、怪鳥は、興味をまるで持たないかのように無視をする、、、
「、、おい!!聞け!!」
それでも、、、怪鳥は何もしない、、、すると、カーミスが怒りを表す、、、
「、、、聞けって言ってんのよ!!怪鳥!!今!!ここで死なすわよ!?」
そう言ったカーミスは、今までの優しいものではなく、飢えた獣ような荒々しさと勇ましさがあった、、、それを感じ取った怪鳥は、カーミスのもとへと飛んでいく、、、
「、、、!!まったく、、、遅いのよ、、、小さき怪鳥、、、いや、、、カスミス!!」
「ぎぃえーーーー!!」
カーミスはその瞬間、名を与えた、、、召喚によって呼ばれた魔獣に名を与えることは、生涯の魔獣として認めること、、、信頼の証なのである、、、そして、名を与えられた魔獣は、主の魔力によって新たな能力が発現する、、、
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