第二十一 「岩城」
聖国を後にして、岩国に向かって行く二人、、、
その国は、自然要塞と採掘が盛んである、、、
そして、二人が岩国に着くと、いきなり襲ってきたものは、、、
それから、二日が経った、、、
「さぁ、カーミス、今日の夕方にここを出るよ。」
「え~、もうちょっと居たかったな~、、、:
「そんなこと言っても、次に行く国が決まっちゃったんだから仕方ないでしょ?」
「ぶ~、それで、次の国は、岩国だっけ?」
「そうそう、岩国、様々な岩石によって自然要塞と化してる国だよ。」
「へぇ~、そこにいるのが、十将 第八将「岩城」がいるんだっけ?」
「うん、そうだよ、十将最高硬度で、「異名」は、「不落なる鎧」って呼ばれてるよ。」
「不落、、、それは随分と、、、堅そうだね、、、」
「実際硬いよ、多分、あいつが防御に徹すれば、倒せるのは、上位三人と憤怒によって力を増す、第九将「憤獄」が倒せるかなって感じ。」
「、、、タリアは?」
「ん?」
「、、、タリアは、「岩城」さんに勝てるの?」
「、、、どっちだと思う?」
「、、、多分勝てると思うけど、、、」
「ふふふ、、、じゃあ、岩国に行ったら戦おうかな?」
「、、え!?戦うの!?タリア!!」
「、、、まぁ、岩国に着いてからのお楽しみってことで、、、」
「ぶ~、、、」
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それから、数時間が経ち、夕方になった。
「タリア、時間になったし、岩国に行こうか。」
「は~い、じゃあね~、「雅楽」さん~、、、!!」
「うん!!また来てね~!!オースタリア、カーミス、、、!!」
そして、手を振りながら聖国を後にした、、、
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馬車に乗りながら、カーミスが口を開く。
「ねぇ、、、タリア、、、岩国は、何か祭りなんかやってるの?」
「ん?、、、祭りね~、あんまりしてないかな~?それよりも、採掘なんかが盛んだよ。」
「そうなんだ、、、岩国にしかない宝石はどんなのがあるの?」
「岩国にしかない宝石か、、、あ!!薄命石「スローガロット」が有名だよ。」
「薄命石?聞いたことないな~、、、」
「それはそうだよ、市場に流通することなんてほとんどないし、何だったら採取してから三日間しか持たない石だし。」
「三日!?な、なんで、、、そんな短いの、、、?」
「あぁ~、それはね、魔力が多いところでは、非常に明るい光を発してるんだけど、衝撃に弱くて、手で持っただけで割れるくらい衝撃に弱いの、しかも、割れちゃうと魔力が一気に抜けて、色も光も一気に消えちゃうの、、、だから、三日間がタイムリミットってこと。」
「、、、へぇ~、でも、今の話だと三日も持たなくない?」
「そうだね、割れたら売り物にもならない、三日なのは割れずに採取されたもので、魔力供給ができないから三日しか持たないってこと。」
「、、なるほど、、、それは気になるね、、、」
それから、二人は世間話をしながら、岩国に向かって行く、、、
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そして、二人は岩国に着いた、、、
「着いた~、、、」
「疲れた、、、タリア、ここが岩国?」
「そう、ここが岩国だよ、、、」
そう言った二人の眼前に広がっていたのは、鋭い岩石と形が歪な岩が連なっていた、、、
「なんか、、、歪な形だね、、、」
「まぁ、自然が作ったものだしね、、、歪なもののあるよ。」
「、、、誰だ?」
そんな声が、歪な岩の一つから聞こえてくる、、、
「、、、先にそちらが名乗ったら?第八将「岩将」さん、、、」
「、、、よく、私が「岩城」だと分かったな、、、」
答えが返ってくると、二人の前に現れた、、、
「、、、あ、あなたが、、、十将 第八将「岩城」さん、、、ですか、、、?」
「えぇ、そうですよ、あなた達は?」
「わ、私たちは、、、聖国にいる、「雅楽」さんに勧められ、こ、ここに来ました、、、」
「そうですか、、「雅楽」がですか、、、わかりました、では、そちらのお嬢さんはお入りください。」
「、、、え~、、、お嬢さんって私のこと~、、、?」
「、、、はぁ~、、、」
「岩城」がため息をつき、カーミスでは目で追えないほどの速さでタリアに向かってきた、、、
それを見た、タリアは口角を上げながら正面から受ける。
「ははは!!その体でよくそこまで早く動けるね!!「岩城」!!」
「そうですか、、、」
冷たく返した、「岩城」であったが、次の瞬間、その顔が驚きに変わる。
「、、、!!な、、、わ、私の突進を正面から受けて、、、」
「倒れてな~い?って、それはそうでしょ、あなたの突進は確かに強力でも、それはその鎧の重量と速度に比例する、普通なら受けられないけど、私からしてみればそれは、ただの突進、相手が私じゃなかったら勝ってたね。」
「さてと、次は私の番だね~。」
タリアがそう言うと、「岩城」は防御に徹する。
「私が、防御をすれば、倒せるものはなし、この不落、なめるな!!」
「あっそ、、、」
タリアが冷たく返し、軽く蹴りを放つ、、、
すると、防御に徹していた「岩城」の鎧をへこまし、のたうち回らせた、、、
「がはっ、、、!!っ、、、、!!」
「声も出ない?意外と脆かったね、その鎧。」
「、、、っ!!も、、脆いって、、、これは、、、豪連と、、、蛇楽で作った、、、特製の鎧だぞ、、、それを、、、たった、蹴りの一回で、、、がは、、、!!」
「ふ~ん、豪連と蛇楽ね~、、、」
「豪連?蛇楽?何それ、、、」
「あぁ、、、説明はあとでするね、カーミス、今は待ってて。」
「は~い。」
「それで、どう?そろそろ動けそう?」
「、、、もうちょっと待ってください、、、」
「岩城」がそう返事をし、数分待つ、、、
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「すみません、だいぶ良くなったので、もう大丈夫です。」
「そう、、、それで?どうして、私に向かってきたの?」
「、、、あ、あなたの魔力と闘気が危険でしたので、、、」
「え?あぁ、、、そういえば、私、特に隠してもなかったね、まぁ、そしたら理由は分かったよ。」
「、、、でも、私の不落を壊すほどの力を持っていたとは、、、本当にすみませんでした。」
「まぁ、不落って言っても、君がドワーフである限り、自分の武器や鎧を作ってその強度の分、強さや防御力を上げるのは分かるけど、限度がある限り私は壊せるよ。」
「、、、あなた、、、人族では?」
「、、、?私は、龍人だよ、、、、」
「、、、!?り、龍人、、、道理で、、、はぁ、ここまで力の差があったのですか、、、」
「まぁ、うぬぼれはだめってことだね、、、」
「はぁ、、、勉強になりました、、、」
「岩城」がそう言い、案内をする。
「では、改めて、ようこそ、岩国へ、、、」
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